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by fuuichi
  • 11月30日公開  
    簡潔で力強い演出。人の世の実態を正確に描くシェイクスピアのえらさを再認識
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    英国での舞台上演を収録して映画館で上映するという演劇好きにはありがたいシリーズの1本。ニコラス・ハイトナー演出。座席を取り払い平らにした1階席の中央に舞台(箱状の物の組合せで出来ていて自在に形を変えることが可能)。観客はその周りを取囲んで立見。1階席を逆U字形に囲む、通常通り座席のある客席2層が向こうに見えている。
    いわゆる現代服演出だが、不自然さはまったくない。現代服であることをことさら強調することもない。本来男性である登場人物数人を女優が演じるが、これも違和感がない。女性政治家も多い現代ではこちらの方がむしろ自然ではないかとむしろ思ったほどだ。正味2時間あまりの上演なので、科白のカットは相当にあるが、本当に大事なところだけを残して舞台で語らせたという印象がある。シェイクスピア劇にありがちなせかせかと速すぎる台詞回しも皆無。着実明晰に、しかも情感を込めて語る。とにかく総じて演技の水準が高い。
    それにしても、敗者側の人々が友情に篤い真面目な人々ばかりなのに、勝者側は傲慢で人を見下す、権力欲だけでできているような人物ばかりというのは、まことにやるせない。
    ところで、鑑賞前にネットで見た感想では、観客をローマ市民(ポピュリズム政治家に意のままに操られて、ころころと態度を変える、つまりは衆愚である)に見立てた演出がスゴイ!と興奮気味に語る人が何人もいらしたが、「そうでもないんじゃないか」というのが私の正直な感想だ。たしかに冒頭のロックバンドが演奏している部分では、彼らはノリノリになっていたが、芝居本体の部分になると、彼らは観客として神妙に見ていただけではなかったろうか(演説に掛け声をかける役目は当然俳優である)。これはもう一度見て、確かめたい気がする。

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