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晴耕雨読
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 上記した「ameblo」に主要投稿を移しました。HNは同じ「晴耕雨読」です。運動不足を反省し、今年の5月よりジムに入会しました。還暦前2年の年齢と5年ぶりのジムワークにへたり気味ですが、キックボクシングスクールにも参加して、老体に鞭打っています。3分間縄跳び×3回から始まり、シャドーを経て、パンチ&キックのキックミットやヘビーサンドバッグ、スパーリングの2時間の練習をプロのキックボクサーたちと週2回(他、週4回のトレーニング)行っているので、帰宅途中の下りのエスカレータでは足を踏み外すわ、自宅に到着するのは午前様だわになっています。詳細は私のブログ。
 高校~大学生時代にノートに書き込んでいた映画レビュー「映画徒然草」とその後社会人になってから鑑賞した映画と共にレビュー投稿しています。私が文学や映画へ興味を持ったのは、高校生時代の恩師で、現在は別府大学教授になられた、倉田紘文教授と衛藤賢史教授の薫陶のお陰です。また、いつも私のレビューに注目して頂いているユーザーの方に厚くお礼を申し上げます。

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by 晴耕雨読
  • 1964年1月公開  
    イタリア貴族の栄華と没落を描いた一大オペラ
    タグ :
    • ルキノ・ヴィスコンティ
    • 切ない
    • 知的

     ルキノ・ヴィスコンティ監督の壮麗な作品をイタリア語版の3時間5分の完全版で鑑賞出来たのは、21世紀になってリバイバル公開されたときでした。新宿の映画館で鑑賞しましたが、ミドルエイジ以上のおばさまたちが観客席を埋めていたことを記しておきます。予測しておいたことですが、アラン・ドロンが画面に登場するやいなや、一斉に溜息があちこちでもれていました。ドロンの端正なマスクは最上級の美術品のようであり、これがオペレッタならば、軽快な色男として見栄えがしたでしょうが、役柄のタンクレディの行動に備わっていなければならない重みを感じさせるだけの迫力が足りないのです。

     但し、映画の主人公はシチリアのドン・ファブリツィオ・サリーナ侯爵を演じた、バート・ランカスターであり、彼の名演によって「山猫」は一つの文化全体を呼び起こす程の迫力と感動を観客に与えるのです。物語はイタリア貴族の栄華と没落を描いた一大オペラに仕上がっており、この映画が投げかけるのは知的で陶酔に満ちた魔力と形容していいでしょう。また、クラウディア・カルディナーレの新興成金貴族は見事にマッチングしたのか演出の良さなのか、美しいのだけれど、粗野で無教養な雰囲気は唇を舐めたり、ハスキーボイスで甲高く喋るシーンで見事に表現されています。

     クライマックスのポンテレオーネ家の舞踏会シーンには本物の貴族が大動員され重厚な画面を創造しています。これは、紛れもなくヴィスコンティ作品の中でも至福の1時間です。舞踏会が原作での侯爵の独白と同様の機能を果たしているところに、ヴィスコンティの勝利があります。公爵が自分の生涯を再び生き、悔恨を体験し、彼の階級と彼自身の死を受け入れるこのシークエンスを通じて、観客は人生に別れを告げる山猫の心境に入り込んでいくのです。聴きなれたニーノ・ロータの旋律に感動は一気に盛り上がるのですが、このシーンでのアラン・ドロンとクラウディア・カディナーレの若さと狡猾さは山猫の老を対照的に描いており、息を呑むほどに美しいのです。

     夜のとばりに包まれた道に佇むサリーナ公爵(バート・ランカスター)の姿に、マルクス主義者の伯爵・ルキノ・ヴィスコンティ監督がダブりました。

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