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晴耕雨読
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 上記した「ameblo」に主要投稿を移しました。HNは同じ「晴耕雨読」です。運動不足を反省し、今年の5月よりジムに入会しました。還暦前2年の年齢と5年ぶりのジムワークにへたり気味ですが、キックボクシングスクールにも参加して、老体に鞭打っています。3分間縄跳び×3回から始まり、シャドーを経て、パンチ&キックのキックミットやヘビーサンドバッグ、スパーリングの2時間の練習をプロのキックボクサーたちと週2回(他、週4回のトレーニング)行っているので、帰宅途中の下りのエスカレータでは足を踏み外すわ、自宅に到着するのは午前様だわになっています。詳細は私のブログ。
 高校~大学生時代にノートに書き込んでいた映画レビュー「映画徒然草」とその後社会人になってから鑑賞した映画と共にレビュー投稿しています。私が文学や映画へ興味を持ったのは、高校生時代の恩師で、現在は別府大学教授になられた、倉田紘文教授と衛藤賢史教授の薫陶のお陰です。また、いつも私のレビューに注目して頂いているユーザーの方に厚くお礼を申し上げます。

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by 晴耕雨読
  • 1988年1月公開  
    映画叙事詩の歴史における“ラストエンペラー”
    タグ :
    • ベルナルド・ベルトルッチ
    • 感覚的
    • 悲しい

     清朝最後の皇帝、宣統帝溥儀は正常な生活を求めてナチズムに屈服する「暗殺の森」の主人公を豪華版バージョンアップされた映画だと思います。ベルナルド・ベルトリッチ監督は自分自身のマルキシズムとデカダンスの感性の矛盾にいつも引き裂かれていますが、またもや革命前夜の華やかさに心奪われたのです。

     豊饒なオレンジ色の幼少期から牢獄につながれた荒涼たる青灰色の時代へと、色褪せてゆく虹のスペクトルのように溥儀の一生を描いた撮影は「地獄の黙示録」のヴィットリオ・ストラーロであり、色が飽和して、光を遮断する紫禁城を描写しているところに彼の才能が最も生かされているのです。ストラーロは色彩が充満した華麗なる紫禁城を感覚が萎える場所として表現。戦犯として逮捕された溥儀が全てを自白することによって更生するというエピソードはシアンを基調とした暗い映像で造形していますが、それが本当の自由とは違っていることを暗示していて秀逸でした。

     半世紀以上の歴史を一本の映画に収めきることは大変な作業です。ベルトリッチ監督の自分勝手な解釈や省略を有識者たちは批難するでしょうが、ベルトリッチ監督は歴史学の教授ではありません。観客は溥儀のプリズナーとしての、世間から隔絶された目を通して、激動の時代の目撃者となるのです。紫禁城の人気のない玉座で、コオロギだけが生きていたラストシーン。ベルナルド・ベルトリッチ監督こそが、映画叙事詩の歴史における“ラストエンペラー”なのかもしれません。

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