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晴耕雨読
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 上記した「ameblo」に主要投稿を移しました。HNは同じ「晴耕雨読」です。運動不足を反省し、今年の5月よりジムに入会しました。還暦前2年の年齢と5年ぶりのジムワークにへたり気味ですが、キックボクシングスクールにも参加して、老体に鞭打っています。3分間縄跳び×3回から始まり、シャドーを経て、パンチ&キックのキックミットやヘビーサンドバッグ、スパーリングの2時間の練習をプロのキックボクサーたちと週2回(他、週4回のトレーニング)行っているので、帰宅途中の下りのエスカレータでは足を踏み外すわ、自宅に到着するのは午前様だわになっています。詳細は私のブログ。
 高校~大学生時代にノートに書き込んでいた映画レビュー「映画徒然草」とその後社会人になってから鑑賞した映画と共にレビュー投稿しています。私が文学や映画へ興味を持ったのは、高校生時代の恩師で、現在は別府大学教授になられた、倉田紘文教授と衛藤賢史教授の薫陶のお陰です。また、いつも私のレビューに注目して頂いているユーザーの方に厚くお礼を申し上げます。

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by 晴耕雨読
  • 1955年4月(水)公開  
    バート・ランカスター、やはり只者ではない!
    タグ :
    • ロバート・アルドリッチ
    • 爽快
    • 興奮する

     イタリア製西部劇の巨匠セルジオ・レオーネ監督作品を彷彿とさせますが、こちらの方が元祖です。南北戦争が終了してしまったお陰で飯の食い扶持がなくなった男たちがメキシコ革命に乗じて一攫千金を狙い新天地メキシコで暴れまわる痛快娯楽西部劇です。邦題では「ベラクルス」と名付けられましたが、その後原題の「VERA CRUZ」を尊重して「ヴェラクルス」と改題された経緯がありますが、正式な発音では、劇中でも語られているように“ヴェラクルーズ”の方が正しいようです。最後の決闘シーンはその後の西部劇だけではなく、日本の「網走番外地・望郷篇」でも印象的に真似されている程にカッコいいのです。バート・ランカスターのジョー・エリンが銃をホルスターに収めるとき、握った銃のグリップの銃床側を一度裏側から正面に向けてから、再度回転させるように銃床を裏側にするのですが、この仕草がカッコいいのです。テレンス・ヤング監督の「レッド・サン」でもアラン・ドロンがサウスポーのガンマン役で、バート・ランカスターのような仕草を見せますが、こちらは最後の再度回転させるように銃床を裏側にすることがありませんでした。話が横道に外れてしまいましたが、バート・ランカスターは主人公のゲーリー・クーパーに花を持たせながら、一番美味しいところを自分で持って行ったような気がします。

     主人公の元・南軍将校のベン・トレーンを演じるのは、ご存知、正統派正義漢を演じさせたら右に出るものがいないゲーリー・クーパー。これに対抗するのが白い歯で含み笑いを連発する憎めないアウトローのジョー・エリンに扮するバート・ランカスター。一癖も二癖もある男くさい男の映画を撮らせたら天下一品のロバート・アルドリッチ監督は、主役級二人の脇にアーネスト・ボーグナイン、チャールズ・ブロンソン、ジャック・イーラム…を配役しているので、主役級の二人も喰われてしまう程です。しかし、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」や「家族の肖像」で格調高い貴族階級を演じたかと思うと、映画史上最も印象的な笑い顔を見せ、粗野で凶暴な片鱗を見せるバート・ランカスターの凄さは、「ヴェラクルス」の癖のある男たちを一発で消し去る程強烈でした。それは前編で書き込んだ決闘シーンのカッコよさにありますが、実はこれには続きがあります。ご存知のように西部劇で使用された拳銃はコルト・シングルアクション・アーミーリボルバー・キャバリーモデル(ピースメイカー)です。回転式の拳銃なので弾丸を発射した後には薬莢が回転式の薬室に残ります。ガンファイターたちは拳銃の重さから回転式の薬室に弾丸を装着した実弾が残っているか否かを判断出来る訳です。そうすれば決闘の勝利者が倒した相手の拳銃を手に取ったときの表情が理解出来ます。ゲーリー・クーパーも見事でしたが、バート・ランカスターって凄い俳優ですね。

     私自身の独断と偏見で判断すると、マリー・デュバル伯爵夫人を演じたデニーズ・ダーセルはゲーリー・クーパー程の男が心を動かされる筈がないと思いましたし、粗野で下品な役柄のバート・ランカスターでさえも不釣合いに見えましたが、これも男性映画を撮らせたら屈指の名監督アルドリッチだからこそなのでしょう。後年の「荒野の用心棒」、「夕陽のガンマン」、「続・夕陽のガンマン」のレオーネ三部作が参考にしたと思われる箇所が伺えるのも楽しかったです。

    【NHK・BSハイビジョン】鑑賞

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