
パヴァロッティ 太陽のテノール
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評価・レビュー4.7
神の声を持つと称されるイタリアのオペラ歌手、ルチアーノ・パヴァロッティの生涯を収めたドキュメンタリー。故ダイアナ妃との交流やボランティア活動、家族とのプライベート映像からその人間性に迫る。「ラ・ボエーム」「トスカ」などのパフォーマンスや、3大テノール共演で「トゥーランドット」の名曲を披露した伝説のステージ、U2のボノなど23人におこなったインタビューも収録。
ストーリー
※結末の記載を含むものもあります。
イタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティの生涯を、名匠ロン・ハワードが初のドキュメンタリー映画化。「冷たい手を」(ラ・ボエーム)、「星は光りぬ」(トスカ)、「誰も寝てはならぬ」(トゥーランドット)など、パヴァロッティによる珠玉のパフォーマンス全20曲を収録する。また、U2のボノ、パヴァロッティのマネージャーや前妻、3人の娘らへのインタビューから、ショービジネスの裏側や彼の信念、魅力的な素顔が明かされる。
キャスト
アンドレア・グリミネッリ
プラシド・ドミンゴ
アンジェラ・ゲオルギュー
キャロル・ヴァネス
ヴィットリオ・グリゴーロ
マデリン・レニー
ズービン・メータ
アンヌ・ミジェット
ハーバート・ブレスリン
テリ・ロブソン
ユージン・コーン
ジョゼフ・ヴォルピ
ハーヴェイ・ゴールドスミス
マイケル・クーン
ランラン
ホセ・カレーラス
ディコン・スタイナー
ボノ
ニコレッタ・マントヴァーニ
アドゥア・ヴェローニ
ロレンツァ・パヴァロッティ
ジュリアーナ・パヴァロッティ
クリスティーナ・パヴァロッティ
スタッフ
ロン・ハワード
監督、製作
クリストファー・ジェンキンズ
録音
古田由紀子
字幕翻訳
堀内修
字幕監修
マーク・マッキューン
スーパーバイジング・プロデューサー
マリオ・ジャナーニ
共同製作総指揮
ロレンゾ・ミエリ
共同製作総指揮
ロレンゾ・ガンガロッサ
共同製作総指揮
デイビット・ブラックマン
製作総指揮
ディコン・ステイナー
製作総指揮
ガイ・イースト
製作総指揮
ニコラス・フェラル
製作総指揮
マーク・モンロー
脚本
ポール・クラウダー
編集
ナイジェル・シンクレア
製作
ブライアン・グレイザー
製作
マイケル・ローゼンバーグ
製作
ジャンヌ・エルファント・フェスタ
製作
作品データ
- 原題
- PAVAROTTI
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2019年
- 製作国
- イギリス=アメリカ
- 配給
- ギャガ
- 上映時間
- 115分
[c]2019 Polygram Entertainment, LLC ‒ All Rights Reserved. [c]キネマ旬報社
映画レビュー
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藤光
52020/9/12TOHOシネマズでパヴァロッティの映画を観た。ドルビーアトモスという最新の音響システムによる上映。通常より200円高い。とても自然な音で映画に没頭できた。制作サイドの口上はこちら。
https://gaga.ne.jp/pavarotti/notes/note-3.html
ドキュメンタリーだが、一人の稀有な男の人生を描いて、深い所で物語が成立しているのは、監督の力だと思う。全盛期のハイCはもちろん素晴らしいが、映画が進んで行くに連れて、これまでそんなに評価していなかった晩年の歌声の深みを感じ取る事ができたような気になった。人を愛し人に愛された人生の密度の濃さに羨望を憶える。
監督のロン・ハワードは、僕にとっては特別な映画であるルーカスの「アメリカン・グラフフィティ」で主役の一人スティーブを演じた俳優だが、監督としても「スプラッシュ」「ビューティフル・マインド」「ミッシング」「ダヴィンチ・コード三部作」など、好きな作品が沢山ある。今回も観る前と後で世界の見え方が変わるような、十分楽しめる一本だった。続きを読む閉じる
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