アーロン・エッカート
ペニー
『ファースト・キル』のスティーヴン・C・ミラー監督がメガホンをとり、リアルタイムで事件の様子が配信される誘拐事件を描くサスペンス。誘拐された少女の救出に奮闘する警察官を『ダークナイト』のアーロン・エッカートが、捜査に協力するネット配信リポーターを『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のコートニー・イートンが演じる。
※結末の記載を含むものもあります。
透明の箱に閉じ込められ泣き叫ぶ少女の映像が警察のもとへ届く。誘拐されたその少女の命が残り64分しかないことを知った警察官ペニーは、ネット配信リポーターのエイヴァとタッグを組んで捜査を開始。SNSを駆使して事件の映像を拡散し、視聴者に情報提供を呼びかける。だが、真偽不確かな情報が飛び交い捜査は難航。少女の危機が刻一刻と迫るなか、ペニーが過去に起こしたある事件の存在が明らかになる。
ペニー
エイヴァ
Dean Keller
Clover
Ruth Carter
Volk
監督
脚本
製作
音楽
撮影
美術監督
衣裳デザイン
キャスティング
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
編集
字幕翻訳
[c]2019 LIVE MOVIE LLC gaga.ne.jp/livereport [c]キネマ旬報社
【賛否両論チェック】
賛:成り行きで共に戦うことになった熱血警官と駆け出しリポーターが、立場や世代の壁を越え、次第にお互いを信頼し合えるようになっていく様子に、観ていて胸が熱くなる。次から次へと襲いくる、怒涛のアクションも必見。
否:“事件のライブ配信”というものへのフォーカスは、実際にはあまりないか。トントン拍子に進む都合がよすぎる展開や、常に後手後手に回る警察、主人公のありえない暴走等、現実味のない演出も多いので、その辺の好みも分かれそうなところ。
ひょんなことから行動を共にすることになった、正義感が強すぎる熱血警察官・ペニーと、こちらも真実の報道に燃える駆け出しリポーター・エイヴァ。最初はまさに水と油だった2人が、凶悪な犯人との戦いを共にしていくうち、次第に立場を越えた不思議な絆を育んでいくのが印象的です。
ただ“誘拐事件捜査の生中継”というテーマ自体は、それほどスポットライトを浴びていないといいますか、それそのものの必然性というのは、あまり感じられないかも知れないのが難点でもあります。
しかしそうはいっても、アクションは段違いのド迫力です。展開がかなりご都合主義だったり、警察が常に主人公や犯人の後手に回ってばかりだったり、主人公が現実だと大問題になること必至の暴走劇を繰り広げたりと、ストーリーはやや現実離れしている感はありますが、意外にもコミカルなシーンもあったりするので、その辺りにもご注目を。基本的にはサスペンスやアクションが好きな方向けの作品といえそうです。