シャイリーン・ウッドリー
タミー・オールダム
巨大ハリケーンによって乗っていたヨットが大破し、太平洋を漂流することになった婚約者カップルの実話を、『エベレスト 3D』のバルタザール・コルマウクル監督が映画化。3000km以上離れた陸地を目指す主人公タミーを「ダイバージェント」シリーズのシャイリーン・ウッドリーが、彼女の婚約者リチャードを『あと1センチの恋』のサム・クラフリンが演じる。
※結末の記載を含むものもあります。
1983年、婚約したばかりのリチャードとタミーは、新婚旅行としてタヒチからサンディエゴへヨットの旅に出る。しかし、出発から2週間後に巨大なハリケーンが2人を襲い、ヨットは津波に飲み込まれ大破。無線も壊れ、リチャードは大ケガを負い瀕死の状態に陥ってしまう。最悪な状況のなか、タミーは自身が持つセーリングの知識を駆使し、3200km離れた陸地を目指す。
タミー・オールダム
リチャード・シャープ
Deb
Peter Crompton
Christine Crompton
監督、製作
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作、脚本
製作、脚本
製作
脚本
原作
原作
撮影監督
音楽
編集
美術
視覚効果スーパーバイザー
字幕翻訳
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【賛否両論チェック】
賛:幸せだったヒロイン達の姿と、漂流中の過酷な姿とが交互に描かれる様子が、何ともいえない切なさを醸し出しているよう。大自然の脅威を前にした人間の無力さや、それでも最後まで戦い続けたヒロインの強さにも、思わず考えさせられる。
否:グロシーンが少しあるほか、思わず船酔いしてしまいそうな画も多い。
大海原で漂流してしまった、タミーとリチャード。本作では、幸せの絶頂だったタヒチでの2人の様子と、絶望に苛まれながらも、なんとか生き延びようと戦い続ける過酷な船上での様子とが、交互に描かれていくのが、得も言われぬ切なさを感じさせるようです。
そして何といっても驚かされるのが、ラスト10分で訪れる衝撃です。予告でも“胸をえぐるような衝撃”といっていましたが、本当にその通りで、なんとも哀しいというか、胸を締めつけられるような、そんな気持ちになりました。
ただ、どうしても漂流の映画なので、思わず船酔いしてしまいそうな映像が多かったり、ケガのシーンがあったりするのが、どうしても好みが分かれそうなところではあります。とはいうものの、壮絶な大自然の脅威と、希望を失わずに最後まで戦い続けたヒロインの姿を、是非ご覧になってみて下さい。
漂流ものって、助かるかどうかと、漂流中の(特に主人公)精神的葛藤が重要なポイント。
なのに邦題がネタバレ。
助かるのかどうか、という緊迫感がなくなり、台無し。
日数は違うけど、葛藤の内容からは、部分的に『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を思い出しもしました。