風をつかまえた少年|MOVIE WALKER PRESS
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風をつかまえた少年

2019年8月2日公開,113分
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2010年に出版されたノンフィクションを、俳優のキウェテル・イジョフォーが初監督作品として映画化。貧しいアフリカの国・マラウイ。大干ばつで学費が払えなくなり、中学校を退学した14歳のウィリアムは、独学で風車を使った自家発電を思いつくが……。出演は、オーディションで抜擢された演技初体験のマックスウェル・シンバ、「ムード・インディゴ うたかたの日々」のアイサ・マイガ。

予告編・関連動画

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

2001年。アフリカの最貧国のひとつ、マラウイを大干ばつが襲う。14歳のウィリアムは、飢饉による貧困で学費を払えなくなり、通学を断念。ところが、図書館で出会った一冊の本が、彼の運命を変える。風力発電する風車を作り、乾いた畑に水を引くことを独学で思いついたのだ。だが、いまだに祈りで雨を降らせようとする村では、最愛の父でさえウィリアムの言葉に耳を貸さない。それでも家族を助けたいという彼のまっすぐな想いは、次第に周囲を動かしてゆく……。

作品データ

原題
THE BOY WHO HARNESSED THE WIND
映倫区分
G
製作年
2019年
製作国
イギリス=マラウイ
配給
ロングライド
上映時間
113分

[c]2018 BOY WHO LTD / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE / PARTICIPANT MEDIA, LLC [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.8
  • 紙虫

    4
    2019/11/9

    【映画館】アフリカのマラウイ(場所を知らずに調べたらタンザニアやモザンビークに囲まれた内陸の小さな国)の貧しい農村の少年が、資金も資材もない状態で風力発電を起こし、干ばつに襲われる生活を変えていく。本人が書いたノンフィクションをイギリスの監督が丁寧に映画化。大ヒットとはいかないけれど、だれもが良作と認める作品となっています。不安定な政治、厳しい気候、環境破壊などのマイナス状態から、少年は知恵と人間の手で立ち上がっていく。空を飛べなくても、鋼鉄の刃をもたなくても。本当のヒーローとはこういう人物のことをいうのでしょうね。

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  • seapoint

    3
    2019/9/1

    アフリカの貧しい田舎の地域は自然と二人三脚で生きていかなくてならない。農業が収入であり食料であり生活そのもの。学校教育は一張羅的に立派な制服着用だが学費が未払いなら即退学だし、親も教育に関して背は腹に変えられる心情。

    ウィリアムは頭が良いからあそこまで出来たのだ。教師でさえサポートしていなかった。しかも限りある参考書だけでやってのけるなんて!
    結果的に水が供給できたから良かったが、自転車1台だって工面するのがいかに大変か。また一家の主が言うことは絶対であり従わないなら家族から追放である。
    風力で水が供給できたこと、彼の才能を父親が汲んでくれて良かった。子供にはもっと別の世界があると。事実奨学金を得てアメリカで学士まで習得して、彼の努力の賜物だ。
    独裁政治を覆し、才能ある若者がより良い生活に、より良い国へとする担い手になるのは希望である。

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  • 4
    2019/8/15

    見ていて辛い・・からからに乾いた土地を無言で耕し続けるお父さん。
    家族を養えない・・と言う事は許せないんだね‥自分は食事もしないで。

    貧しくて学校にも行けなくなった勤勉なウィリアムも、大学に行って輝く未来を望みながら、家族の為に・・と行く先を決める優秀な姉も。
    生まれた国が違うだけで、選択肢が少ない。生きる為に命懸け。食料を奪い合う。敗戦後の日本みたいだ。

    だけど、必要は発明の母なんですよ。本当に。
    新しい事を始めようとして、理解されなくて、悔しくて、涙をためて耐えるウィリアムが、本当にね、グッとくる。
    訴える瞳の強さ。演技初体験なんですって。

    そんな昔の話じゃないんですよ。
    飢餓は無い。って真実を捻じ曲げて行く。国民を守らない政府。
    民主主義は外国産の野菜と同じですぐ腐る。って明言も出る。
    発言の自由の無い民主主義なんてね。
    日本の政治は信頼に足る状況であって欲しいわ。

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    ネタバレあり
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