トム・オブ・フィンランド|MOVIE WALKER PRESS
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トム・オブ・フィンランド

2019年8月2日公開,116分
R18+
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「トールキン 旅のはじまり」のドメ・カルコスキが、20世紀のゲイカルチャーに革命を起こしたアーティスト、トム・オブ・フィンランドの生涯を映画化。第二次大戦後のフィンランド。同性愛者のトウコは、密かに逞しい男たちの絵を描き続けていたが……。出演はフィンランド出身で「ファブリックの女王」などの映画のほか、舞台でも活躍するペッカ・ストラング。

予告編・関連動画

トム・オブ・フィンランド

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

第二次世界大戦後のフィンランド。帰還兵のトウコ・ラークソネン(ペッカ・ストラング)は日々、施錠した自室で密かに、戦場で出会った男たちの逞しい姿を描き続けていた。同性愛が法律で禁じられていた当時、警察の取り締まりに怯えながら夜の公園でセックスの相手を探すか、自分でファンタジーを作り出す以外、トウコには欲望を発散する方法がなかったのだ。そんなある日、妹のカイヤ(ジェシカ・グラボウスキー)から、広告の絵を描く仕事を紹介されたトウコは、たちまち才能を発揮。昼は広告、夜は作品作りに没頭する暮らしが始まる。当初からのモチーフである肉体労働者や兵士に加え、流行りのバイカーファッションなどを取り入れ、その作品はさらに進化。アンダーグラウンドの同性愛者コミュニティで支持されるようになる。その中には、後にトウコの生涯の恋人となるダンサーのヴェリ・マキネン(ラウリ・ティルカネン)もいた。そして1957年、転機が訪れる。アメリカのフィットネス雑誌に送ったトウコの絵が表紙を飾ったのだ。“トム・オブ・フィンランド”の作家名で掲載されたその絵は、社会がゲイの男性たちに押し付けてきた従来のひ弱なイメージと異なり、数多くの当事者が理想とするポジティブな男性像そのものだった。やがて、トム・オブ・フィンランドの絵に共鳴する人の輪は国境を越えて広がり、1978年、トウコは支持者の1人、ダグからアメリカに招待される。サンフランシスコとニューヨークで行われた展覧会はいずれも大成功。かつてないほどの解放感を味わったトウコは帰国後、自由に生きる権利についてヴェリに熱弁を振るう。だが、間もなくヴェリは病気で帰らぬ人に。数年後のアメリカ。エイズが流行し、同性愛者に対するバッシングが激化する中、ゲイカルチャーを先導する立場となったトム・オブ・フィンランドことトウコは、仲間の前に堂々と現れ、自由とプライドの意味を問いかける……。

作品データ

原題
TOM OF FINLAND
映倫区分
R18+
製作年
2017年
製作国
フィンランド=スウェーデン=デンマーク=ドイツ=アメリカ
配給
マジックアワー
上映時間
116分

[c]Helsinki-filmi Oy, 2017 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.0
  • 3
    2019/8/9

    この時代の彼らは辛かっただろうなぁ‥と思う。

    同性愛は罪だから皆が隠す中、パートナーを探すのはより大変だ。
    忌み嫌われる病気扱いだから、打ち明けるのも命懸け。

    だけど、恋心なんて隠せないじゃない。滲み出るじゃない。そう言う物だよね?

    何より、彼のお陰で、自分だけじゃない・・と思った人もいたと思う。同じように惹かれる人もいるのだ‥と。
    それは凄い救いだっただろうなぁ。

    この人も、この人の絵も知らなかったけど、中々繊細な線の絵を描く。広告の絵を描くプロでも有るからね。

    ・・で、妹兄カップル三人の関係が素敵だった。妹ちゃんが幸せだったかは解らないけど。

    今でも偏見は有る所には有るんだろうけど。公表していない人もいるけど。
    私にはゲイの友人たちが居るから、ゲイカップルの結婚に、Congratulations on your wedding! ってお祝いしたばかりだから。
    もしかしたら、彼等の今の自由にこの人の功績は大きいのかな・・と思うと感謝しかない。

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