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投稿レビュー(13件)天気の子は星4つ

「天気の子」に投稿されたレビューを
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「君の名は。」と対になる傑作 (投稿日:8月14日)

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確かに終盤の展開には賛否あるだろう。
主人公の自分勝手なふるまいと判断に忌避感を抱く方が多いこともうなずける。幼い登場人物に感情移入できないと消極的な意見があることもむべなるかな。
しかし、中盤のエピソードで語られるように、数多くの人身御供の結果、都市が発展してきたのだとすると、そうした非人間的な犠牲を強いる暴力がなかりせば、「もともとは海だった」状態に回帰したのみであって、主人公の判断は少数のいけにえの上に築かれた負の連鎖を断ち切ったものととらえることができる。
「君の名は。」は災害の犠牲を回避することで歴史を変える物語。「天気の子」は少女の犠牲を回避することで歴史を巻き戻す物語。
そうした意味でこの2つの傑作は対をなす。»ガイドライン違反報告

投稿:afternoonteabreak

評価:4
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愛する一人のために世界を引き換えにする覚悟 (投稿日:8月14日)

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この映画はジャンルで言えば青春ラブストーリーなのだろうが、それだけにとどまらない重いテーマを扱っているように思う。

古今東西を問わず、自己犠牲は美しいもの、尊いものとされてきた。あるコミュニティのより多くの人々の利益のために特定の個人が犠牲になることは仕方のないこととされ、その犠牲を受け入れた者は時に神と崇められた。しかしその当事者およびそれに近しい人間にとっては、たまったものではない。なぜその犠牲が自分なのか? 或いは自分の愛する人なのか? それについての答が与えられることはない。

主人公の少年は、愛する少女を救うことを何よりも優先した結果、世界(実際には東京近郊だけかも知れないが)に大いなる破壊と混乱がもたらされることとなった。通常、物語はこういう結末は迎えない。特別な一人の犠牲と引き換えに世界の平穏が保たれて終わるのが普通である。その意味で、はっきり言ってしまえば、世の中の大半の人間は特別な一人が犠牲となって死んでくれることを望んでいる。

日本の社会では伝統的に、空気を読むだとか忖度だとかの同調圧力が非常に強い。「みんな」が望んでいるのに、なぜお前はそれを阻止するのかという無言の圧力で、コミュニティ全体の利益のために特定の個人に犠牲を強いる。そういう全体主義的な空気は、昨今一層強まっているような気さえする。そう考えると、この映画の結末はそういったものに対する新海監督なりの警鐘なのではないかとも思えてくる。自分や自分の愛する人を犠牲にしてまで救わなければならない世界などない。たとえ世界中を敵に回してもそれを貫く覚悟こそ、新海監督がこの映画で描きたかったものなのではないだろうか。»ガイドライン違反報告

投稿:G1

評価:4
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ファンタジーなストーリーと、現実的な描写。珠玉の音楽と共に描かれる、青春物語。 (投稿日:8月12日)

【賛否両論チェック】
賛:家出少年と天気を変えられる少女の、切なくて心温まる物語に、観ている側も心揺さぶられるよう。RADWIMPSの音楽の数々も魅力。
否:内容がファンタジーな割には、拳銃や風俗のスカウト等現実的な物が多数出てくるので、意外にも子供向けではない印象を受けてしまう。

 居場所を失くした家出少年と、天気を晴れに出来る不思議な少女との出逢い。そんな2人の関係性によって紡がれていくファンタジーな物語に、観ていて心躍らされたり、切なくなったりと、まるで天気のように様々な感情を体感することが出来る、ステキな作品です。
 ただ少し残念というか、違和感ともいえるのが、そんなストーリーの割には、登場するのが風俗店だったりラブホテルだったり、スカウトマンが暴力を振るったり拳銃が出てきたりと、嫌に現実的な描写が多いところでしょうか。その辺りは、親子で観るのには意外と向かないのかも知れません。
 そして何といっても特筆すべきは、RADWIMPSが担当した珠玉の音楽の数々。中でも主題歌の「愛にできることはまだあるかい」は、この曲だけのために映画を観てもイイくらい、本当に圧巻の世界観です。
 賛否両論はあっても話題作であることは間違いありませんので、是非ご覧になってみて下さい。»ガイドライン違反報告

投稿:門倉カド

評価:3
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優れた映画の要素を全てもっている (投稿日:8月11日)

アニメ映画「天気の子」を見学。物語へのプロローグがよく出来ていて感心した。背景の画像も良く、特に都会の風景が入念に描かれていて好感度が上がる。挿入曲も場面を盛り上げる魅力的なものばかりだ。ストーリーもよく練られており、優れた映画の要素を全て持っている。新海誠 監督、アニメ界の巨匠と言っても誰も異論はないだろう。秀作だ»ガイドライン違反報告

投稿:Iwata Hiroyasu

評価:4
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ストレートなラブストーリー (投稿日:7月31日)

いつもの新海誠作品ではあるが、いつもよりもベタベタのラブストーリー & ファンタジー。
中高生女子向き。
こういう、背中が痒くなるほど幼い、純愛系の少女漫画っぽい展開は好き。
私としては『君の名は。』より好き。

ただ、ベタベタさから、『君の名は。』より男の支持率は落ちるかも。
特に最後の展開は、好き嫌いはっきり分かれるような気もします (いまどき、まさかのセカイ系ネタとは……)。

新海さんらしく、『君の名は。』からカメオ的なゲストキャラ登場もあり。

登場する街は代々木、新宿、渋谷、田端あたり、山手線圏内。
特に舞台になった池袋のラブホが聖地化したら面白いな、と思ったり。

音楽とモノローグが、映画を見慣れたおっさんにはうるさ過ぎると感じたが、見慣れてない人たちには必要なのかな、とも。

タイアップはリアリティを超えて、少しやりすぎに思えた。
看板など、さりげない範囲で済ませばいいのに。»ガイドライン違反報告

投稿:コージィ

評価:4
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私は新海映画の少年のモノローグが大好物なのですっ(キリッ) (投稿日:7月28日)

総じての感想は「ちっちゃなきょぅじん」さんにこれでもか、と言うほど共感できるものをいただけたので私は今回は短く偏愛的に。初めて新海監督の映画と出逢ったのは渋谷パルコの上の小さめ映画館で、既にいろんな賞を獲っている割にそこそこの人々と独りで観た「秒速5センチメール」でした。映像の美しさ、選曲、はもちろん、そして切ないエンディングで真っ昼間から号泣。こんなに真正面に恥ずかしげもなく(失敬!)おセンチな映画を観せられて泣いちゃったりなんかして、自分の中に小さな宝石を見つけたような気がしました。ということで総じて素晴らしい新海映画ですが私の大好物は主人公のモノローグなのですよ!初期の宮部みゆきの本の少年のような(最近本読んでないので最近のわからんくてすません)ピュアでまだ世の中のこと知らない事の方が多い、持ってるものが少ないが故の明日も自分もカンタンに捨てちゃう純度の高い行動を強力に引っ張るモノローグ。今作も特にクライマックスでのそれは号泣したいくらい甘露、甘露でありましたヽ(;▽;)あ、今回も少年声合ってる、いい!
前作からのスケールの大きな制作費による映像と音楽の素晴らしさを堪能するべく、ぜひともIMAXでご覧ください。
そいえば…観てすっかりココロがゴシゴシ洗われて…って昔◯ムウェイの勧誘に遭った時誘ってくれた人が「あそこに行くと汚れた雑巾みたいになってた心が洗われてまっさらになったような気持ちになるのよ!」と熱く語られてましたが大丈夫、鍋を買わなくても新海監督の映画を見ればリーズナブルに同じかそれ以上のココロ持ちになれます。
と、最後に。どんどん商業的におおごとになっていくことで人生の修行感甚だしい新海監督に心寄せておきます。»ガイドライン違反報告

投稿:ファーファ

評価:5
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最高純度の純愛映画。クライマックスの演出にノックアウト (投稿日:7月22日)

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素晴らしかった。
許されるなら、立ち上がって、拍手したかった。
初見の爽快感は「君の名は。」を超えました。
これ以上の感想は、長くなりそうなので、4つのポイントに分けます。
①クライマックスの演出力
②森七菜の魅力
③彼女をとるか、世界をとるか?
④銃の登場は必要だったか?

①ジブリやピクサーの名作ばかり観てると、映画にクライマックスがあるのは当たり前と思いがち。
でも、実際はそうでもない。
ジブリ作品でも「ゲド戦記」や「アリエッティ」は、いつの間にか終わってしまい、何処かクライマックスだったん?とキョトンとしました。
その点「天気の子」はパーフェクト。
自分が勧めた活動で、大事な人を喪った絶望。
取り戻せるかもしれないと、難関を振り払い、一途に走る。
遂に彼女と再開できたら、世界を救うのではなく、彼女を選び取る。
このクライマックスの演出が素晴らしい。
特に、「愛にできることはまだあるかい」「グランドエスケープ」の使い方が秀逸。
地表に落下しながら、二人が手を取る瞬間にテンションが集中し、疑うことのないピークを迎える。
自分は、帆高が線路を走ってるあたりから、涙がとまりませんでした。
愛する人を失った経験がある人は、彼の一途さに、文句なしに共感するでしょう。

②ヒロインの陽菜は、とにかく魅力的でした。
その魅力の大部分は、森七菜の声にあるのかもしれません。
ヒロインのキャスティングと演技指導に関しては、監督の腕はたしか。
プロの声優を起用しても、同様の魅力は得られたかもしれないけそど、知名度があるキャストはどうしても何らかのイメージがついているので、新人の起用のメリットは大きい。
その上で、あれだけの演技を引き出せるのなら、森七菜さんで大正解でしょ。
夏美を演じた本田翼には異論がある人がいるかもしれないけど、個人的には8割型正解だったと思います。
演技そのものは、プロっぽくなく、キャラに合っててよかったですが、時々本田翼が喋ってるという雑念が入っちゃったので、無名キャストならなお良かったかもしれません。

③東京を救わず、陽菜を救ったことにモヤっとするという感想もみうけましたが、この問は完全な愚問です。
だって、そもそも陽菜が消えれば、晴れ続けるだなんて保証は、どこにもないからです。
そういう設定でしょと思い込んでる人もいるようですが、噂話がちょろちょろ出てくるだけで、確定的な法則は何も語られてません。
それに対し、陽菜が今まさに消えてしまいそうなのは、ほぼ確実。
陽菜自身が、自分は消えてしまってもいいと諦めてたのも事実。
そうであれば、止めるために、もう晴れ女の役割はどうでもいい、自分のそばにい続けてくれって、願うのは当然。
それに、そうしたからって雨が何年も振り続けて、東京が沈んでしまうと、予測できる確証は何もなかったはずです。
不確定な世界を救えるかもという可能性より、目の前の確実な愛を優先して、何が悪い。

④一方で、都合よく登場する銃の存在は、必要なかったかもとちょっと思いました。
確かに、銃は陽菜を救うキッカケにも、彼女と親交を深めるキッカケにもなってはいる。
ただ、その後すぐビルで投げ捨てて、かなり長い間退場する。
と思いきや、終盤そのビルに戻ってきたところで、たまたま銃の近くに投げ飛ばされて、再登場する。
しかし、威嚇射撃であっても、あからさまな違法行為を警察の前ですることで、保護観察処分を受ける。
正直、後半に銃が再登場しなくても陽菜を救えたし、盛り上がりは演出可能。
前半に、陽菜を救う時も、最終的には走って逃げ切れてるので、銃はどうしても使わなきゃいけないアイテムではなかった。
ともすると、帆高に違法行為をさせることありきで、銃を拾わせたのかと思うくらい、無理に銃を登場させてる気にさえなる。

といっても④は些細な不満で、総合的にみたら本作品は、最近みた映画の中では、飛び抜けて出色の映画でした。»ガイドライン違反報告

投稿:ちっちゃなきょぅじん

評価:5
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もっと長い時間使えば (投稿日:7月21日)

時間が足りなくて、あれはなんだったんだろー?って思いながら終わるところも多々あると思います。
少ない情報から読み解くのが好きな人には好きな映画です。私は好きでした。

内容や絵はとても綺麗でした。

新海さんが得意な切ない終わりをするのか、ハッピーエンドなのかドキドキしながら見れました。

ただ一つ、とても感動した考え方がありました。
1番最後に出てきます。
是非観に行ってください。»ガイドライン違反報告

投稿:wa_time

評価:4
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「君の名は。」同様にファンタスティックなラブストーリー! (投稿日:7月20日)

 まず、率直な感想として「面白かったです!!」

 あの大ヒットした「君の名は。」の次回作として、もの凄いプレッシャーだったと思いますが、よくぞ、これだけの作品を作れたものと、そのことにもある意味感動しました。

 今回の題名「天気の子」から想像できるように、天気を操ることができる少女を中心としたストーリーで、現実的な部分とファンタステックな場面が、とても精密に交わっていて、感動的に描かれています。

 相変わらず画はきれいだし、絶妙なタイミングで挿入歌が流れるし、危機になればなるほど主人公たちの気持ちのつながりは強まっていくし、感動の方程式は「君の名は。」から引き継がれていました。

 偶然なんでしょうが、今年は梅雨明けが長引いていて、雨天と気温の低さが記録的に続いているため、この映画がより身近に、そして、リアルに感じられたのも事実です。そのため、ロマンティックな気分が倍増され、感動も倍増です!

 劇場を後にするときに、私もそうでしたが、殆どの人がRADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」を心の中で口ずさむのでしょうね!

 それにしても、「君の名は。」の二人がちょこっとだけ出てくるのだが、皆気づくだろうか・・・?
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投稿:杉ちゃん

評価:5
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梅雨が明けぬ間に・・・ (投稿日:7月20日)

今度は、○○水没・・と批判を受けそうですが、面白い発想のストーリーでした。
最先端の透き通るような映像と人気の音楽・・・
そして、今年のこの曇りに曇った夏が、ストーリーの現実感をアップしてくれるでしょう。
是非、夏らしくならない内に、見てみたい一本でした。»ガイドライン違反報告

投稿:Movie Walkerユーザー

評価:4
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