エセルとアーネスト ふたりの物語|MOVIE WALKER PRESS
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エセルとアーネスト ふたりの物語

2019年9月28日公開,94分
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「風が吹くとき」の原作者レイモンド・ブリッグスが両親を題材に描いたグラフィック・ノベルをアニメーション映画化。1928年、ロンドン。牛乳配達のアーネストとメイドのエセルは恋に落ちて結婚。2人は寄り添いながら、数々の苦難を乗り越えていく。声の出演は「秘密と嘘」でカンヌ国際映画祭女優賞に輝いたブレンダ・ブレシン、「パディントン2」のジム・ブロードベント。

予告編・関連動画

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1928年、ロンドン。牛乳配達のアーネストとメイドのエセルは恋に落ちて結婚。間もなくウィンブルドンに小さな家を構える。やがて、最愛の息子レイモンドが誕生。第二次世界大戦下の苦難の日々にも、2人は寄り添い、笑いあうことを忘れなかった。やがて息子も成長し、戦後の経済発展が進む中、静かに忍び寄る老い……。しかし、エセルの横にはいつもアーネストがいた……。激動の20世紀を生きた平凡な夫婦の40年に渡る温かな物語。

作品データ

原題
ETHEL & ERNEST
映倫区分
G
製作年
2016年
製作国
イギリス=ルクセンブルク
配給
チャイルド・フィルム=ムヴィオラ
上映時間
94分

[c]Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A.,The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.4
  • コージィ

    5
    2019/11/7

    1928年から1971年までのロンドンで、カップルが夫婦となり、子どもを育てて、亡くなるまでの「普通の暮らし」を描くアニメーション。

    家財・照明・調理器具が時代とともに変わっていく有り様や、第二次世界大戦における戦争の対応(防空壕・ガスマスク)、朝鮮戦争での徴兵、歳をとり若者と価値観が乖離していく姿など、細やかな描写が実に素晴らしい。

    『この世界の片隅に』『幸福路のチー』、冒頭数分だけの『カールじいさんの空飛ぶ家』にも似た、「時代」と「生きていくこと」「愛すること」を見事に描ききった作品でした。
    おすすめです。

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  • ひろ

    4
    2019/10/2

    作り手の愛情を強く感じました。
    絵本のタッチに近づけるために新しい技術を開発する意気込み、原作への愛が深い人たちが大切に作った作品で、それだけでもいとおしいです。

    日本人が憧れる上流階級の英国ではなく、ごく一般大多数の労働者階級の夫婦がすごすその時代のごく普通日常を丁寧に描いているのをはじめてみました。
    使っているもの、言葉、所作、普段目にする映画では描かれない様子が新鮮で。『物語は細部に宿る』とはこのことかと思いました。

    そして物語はやさしくて愛しくて。
    悲しいけれど最後の時に夫を忘れても初恋の思い出に戻るお母さんに愛情の深さを感じて泣いてしまいました。
    事件性も派手さも奇抜さもない、昔の上質な文学に触れた気分です。
    そして見終わった後、親に友人に連絡取りたくなりました。

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  • 杉ちゃん

    4
    2019/9/28

     「スノーマン」や「風が吹くとき」で知られる英国の絵本作家レイモンド・ブルッグズが自身の両親の人生を描いた絵本が原作のイギリスのアニメーションです。

     公開初日、初回で鑑賞したのですが、劇場の岩波ホールの支配人、岩波律子氏の上映前の挨拶で、岩波ホールの長い歴史の中で、本格的アニメーション作品の上映は、今作が初めてだと聞いて正直驚きました!
     また、今回もアニメーションにこだわったのではなく、上映したいと思った映画が、たまたまアニメーションだったとも言っておられました。

     その支配人のおススメどおり、イギリスの階級社会が明確だった1920年代から第二次世界大戦、戦後の経済発展や若者文化の到来、そして、月面着陸など激動の時代を生き抜いた「自然体」の夫婦の姿が感動的に描かれていました。

     その生き方は、激動の時代によってドラマティックになることはなく、あくまでも自然体であるため、1971年に二人が亡くなるときに、そこで初めて、静かな感動と人生のすばらしさを痛感することになります。
     
     そして、鑑賞した誰もが、なんとなく「やさしい」気持ちなれるのではないでしょうか?

     ちなみに画もとても暖かいタッチで物語に合っていました。
     
     

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