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投稿レビュー(7件)永遠の門 ゴッホの見た未来は星3つ

言葉ではなく映像で語る芸術論 (投稿日:2019年12月1日)

ゴッホの作品と生涯について、美術鑑賞が趣味と言える位の予備知識がある人向きの映画。

予備知識が少ないと、単に、エキセントリックな人を主人公にした、画像造りもちょっと変わったドラマ、にしか見えないかも? ゴッホ本人についてはもちろん、例えば、本作に登場する、ゴーギャンの作品やゴッホとの関係、生前の言動を、どの位知っているかで、映画の見え方が、随分違って来るだろうと思います。

60代の ウィレム・デフォーが、30代のゴッホを演じても違和感があまりないのは、私達の、ゴッホに対するビジュアルイメージが、ゴッホ自身の描いた自画像だからでしょう。本作でのゴッホの顔造り(メイクなど)は、自画像をかなり意識して作り込まれているように見えました。

その上で、60代で、顔に多くの皺が刻まれたウィレム・デフォーが、30代のゴッホを演じると、苦悩に苛まれ鬼気迫る、強烈な存在感が生まれるわけです。もちろん、役者の並外れた演技力があっての存在感ですが。

ゴッホの晩年は確かに、今の医学の目から見れば、精神疾患だったのかも知れません。けれど、その医学の基準で、正常な人にしか、居場所が与えられない社会から、世界各国の民族衣装や、装飾品に刻まれた絵柄や造形は、生まれたでしょうか?

(本作中で、ゴーギャンが、ゴッホの制作について、批判的に語っている内容が、そのまま、現代の目かラ見た、ゴッホの表現の斬新さの解説になっている脚本は見事)

ゴッホの絵画は結果的に、近代西欧芸術の流れを変えた発火点の一つになりました。けれどその精神は、古今東西文化を創ってきた先人達の中で、異常と言えるのか? ひょっとしたら王道なのかも?

そんなことをあれこれ考えさせる映画でしたが、終盤で「えー!!!」な展開。確かに映画を見た後ネットで調べたら、ゴッホの生涯については近年、通説をひっくり返しかねない研究成果も出ているようです。

ゴッホは確かに、近代社会の枠組みの中では「病んだ」人だったけれど、記録に残る言動や、作品に、自死を示唆する兆候は見られなかったという研究報告を、私も聞いたことがあります。 »ガイドライン違反報告

投稿:元電気メーカー社員

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不遇の天才画家 (投稿日:2019年11月15日)

まるでドキュメンタリーを観ているような説得力のある映像で、きっとこれが事実に近いのだろうなと感じました。
天才と狂人は紙一重。まさにゴッホはそういう人だったのだろうなと。

それにしても、弟テオがいなかったらとっくに野垂れ死んでるよね。 »ガイドライン違反報告

投稿:Sibyl

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ウィレム・デフォーの落ち着いた演技 (投稿日:2019年11月14日)

ゴッホのことを知っているようで
よく知らなかったことも多く。
有名な作品もよく知っているようで
描き方、画風、筆のタッチまでは
よく知らなかった。
どうしても孤高の芸術家として
生きざるを得なかったゴッホ。
ゴッホの生き様を肌で感じることが出来たのは、
ウィレム・デフォーがゴッホを落ち着いて静かに
演じ切ってくれたからでしょう。
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投稿:tom

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そっくり (投稿日:2019年11月9日)

ウィレム・デフォーが、自画像や、ゴーギャンの残した人物画にあるゴッホとイメージそっくりすぎ。
熱演しすぎて、本当に狂ったんじゃないかと思わせてくれました。

丁寧な作りではあるものの、引きつける演出すら抑えてしまっていて。

時々「ゴッホ自身の目でどう見えているか」のカメラワークが入るのですが、ソフトフォーカスや下半分すりガラス状エフェクトが入り、さらに手ブレ。
こんなん、酔うわ。

そして、自問自答の多さ…しかも普段は無口で、突然ぶつぶつ意味不明なことを独り言で呟くので、会話が成立するゴーギャンが登場するまで眠くて眠くて。
少し寝落ちたりもしましたわ。
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投稿:コージィ

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演技、映像、脚本、どれも素晴らしい! (投稿日:2019年11月1日)

ゴッホの自画像まんまのウィレムデフォーに驚き!
芸術家らしい何かに取り憑かれたようなオーラとその演技に鳥肌が立ちました。真摯に芸術に向き合う姿が良く描かれていて感動的。
他、ゴッホが見たであろう美しい風景とピアノ曲が印象的な、野外スケッチのシーンがとても良かったです。 »ガイドライン違反報告

投稿:Toyono2010

評価:4
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(投稿日:2019年10月27日)

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投稿:1978年から洋画

評価:3
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彼の未来である現在 (投稿日:2019年9月26日)

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この監督は、多方面で活躍する芸術家だそうで、映像が凄く独創的。
横に倒して居たり、人物のアップが見切れていたり、映像の下の方が潤んでいる。
それは、フィンセントの目で見ている世界そのものだからなんだな。
走れば揺れるし、ちょっと酔いそうになる。
その映像は彼らしい。
対照的に、木々や、空の映像はとても美しい。

Dafoeはカメレオンっぷりを発揮し、あそれはもう、壊れそうに不器用で繊細なフィンセント・ファン・ゴッホを演じている。
弟に抱きしめられて眠ったり、友を何とか引き留めようと画策したり。
人から言われたことに真剣に動揺したり。

それでも、何より、絵を描かずにはいられない。ただそれだけが望みで。絵に描きたい風景や人物を見つけた時の一直線な行動や、幸せそうな笑顔は、たまらない。

彼の人生は色々表現されてきていて、それらとすり合わされながら脳に入ってきた。
そのフィンセント・ファン・ゴッホも、愛おしい感じ。

彼のラストの解釈は監督の信じたラストなのかな・・
以前見た映画では、不確かながら、逆の説を支持している感じだった。

彼の未来である現在。画家として、不動のトップ陣の中に居るフィンセント・ファン・ゴッホ。
芸術家は生きている間は不遇が多いけど、彼は正しくそう言う人生で、それでも彼は不幸では無かった・・と言う事を描いて居ると監督は言っていた。
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