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投稿レビュー(17件)SUNNY 強い気持ち・強い愛は星4つ

世紀末の陽気な狂騒。日本版アメリカン・グラフティ (投稿日:2018年11月3日)

一見、“感動”の安易な再生産に見えながら、出しゃばらず狂言回しに徹した篠原涼子の善良ぶりと、オーバーアクトでケレンに徹する広瀬すずのウブという時空を超えた奈美の「生真面目」の軸が、客観的で冷静な視点となって過剰な“感動”のぜい肉を上手く削いでいる。

そもそも、おばさんたちの話は本家韓国版『サニー 永遠の仲間たち』(2011)から大きく改変するのは難しく、その部分に仕込まれた“感動”のレベルはすでに織り込み済み。あの摩訶不思議なの女子高生の90年代の狂騒にスポットを当て、青春映画としての華やぎと、躍動と、非理性を戯画化したところに「日本版アメリカン・グラフティ」とでも言いたくなるクロニクル的意義を感じる。

1990年代、特に後半の5年間は大人たちにとって決して良い時代ではなかった。少し前に「日本のどの時代に行ってみたいですか?」というアンケートを見かけた。1位は高度経済成長期(1955~73年)。2位は僅差でバブル期(1987~91年)。20位まで挙げられたリストには幕末やら奈良時代や旧石器時代まであるのに、1990年代は影も形もなかった。

バブル経済崩壊で抱え込んだ多額の不良債権に、日本社会全体が身動きがとれず、戦後の成長神話を支えてきた大手金融機関が成すすべなく破たんした。神戸の震災。松本、地下鉄サリン事件。酒鬼薔薇事件。東電OL殺人事件。和歌山カレー殺人。池袋通り魔や桶川ストーカー殺人。そんな不穏きわまりない事件がこの時代の年表に並ぶ。映画ファンなら記憶にあるだろう『もののけ姫』の大ヒットや『HANA-BI』のヴェネツィア受賞と渥美清や黒澤明の死去なんていう新旧交代もあった、あの世紀末だ。

そんな時代、確かに女子高生たちは異常にはしゃいでいた。茶髪、ルーズソックス、超ミニスカート、プリクラ、ガングロ。彼女たちの「風俗」をメディアはさかんに煽った。煽られた彼女たちもタガが外れたように、頭に乗った。ブルセラショップだ、援助交際だと始めは興味本位に取り上げられた(たぶんほんの一部の)彼女たちの不道徳を、社会学者や宗教家がしたり顔で論じ合っていた。いったい、あれは何だったのだろう。

世紀末の気配に無意識に反応した10代の少女たちの陽性の集団ヒステリー。町の住民に裏切られた笛吹き男の笛の音に、100数十人の少年少女たちが夢遊病者のように導かれ姿を消してしまったという、ハメルーンの笛吹き男の話しを思い出した。

あの女子高校生たちも、時代の節目の見えない不穏な気配に導かれ、思わず踊りだしたのかもしれない。不穏な気配から逃避、あるいは反発する少女たち。そんな不穏な気配は、大人たちが作りだし、右往左往し、増幅させたのだが・・・。そういえば「ええじゃないか」の騒動が発生したのも江戸時代が幕を閉じようとする時期だった。そんなことを考えた。

あと、大根監督、とりあえず淡路島の人たちには謝っておいた方がいいと思う。 »ガイドライン違反報告

投稿:ぱぴぷぺぽんしゅう

評価:4
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世代を問わず楽しめる。感動の90'sムービー!! (投稿日:2018年10月9日)

【賛否両論チェック】
賛:当時を知る世代は勿論、知らない世代でも楽しめる楽曲の数々が魅力的。豪華なキャストを通して紡がれる、時代を越えた友情にも、思わず感動させられる。
否:暴力やドラッグ等、社会の重たい部分も描かれているので、デートや家族で観るのは不向き。

 アムラーやコギャル、ルーズソックスにプリクラと、90年代に青春を過ごした方々ならとっても懐かしい物が次から次へと登場します。それに加えて何といっても外せないのは、作品を彩る名曲の数々です。世代の方は勿論のこと、当時を知らない若い世代の方でも、思わず心が踊り出しそうな沢山の楽曲が印象に残ります。
 そんな古き良き時代と、現代との対比が象徴的に描かれているのも、深いなと感じました。
「今の子供達は、裏で何をしているか分からない。昔は分かりやすかった。」
「今の子は皆静か。ずっとスマホをいじってる。私達はうるさかった。」
そんなセリフの端々に、時代の変遷とその賛否について考えさせられます。
 余命わずかな芹香のために、果たしてSUNNYを再結成させることが出来るのか。ストーリーも感動的で、ラストはとても心が温かくなります。
 豪華なキャストを堪能するもよし、楽曲にハマるのもよし、ストーリーに涙するもよしの、非常にいろんな見方が出来る作品といえそうです。 »ガイドライン違反報告

投稿:門倉カド

評価:4
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不思議な映画 (投稿日:2018年9月23日)

観てる最中はやたらと泣かされた

女子校どころかあらゆる女子グループに所属したことがないので、何がそんなに琴線に触れたのか不明

さらに、もう一回観たいかっていうと、そんなこと全くないので大変不思議

篠原涼子、脚細い! »ガイドライン違反報告

投稿:M.W.Johnny

評価:3
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楽しめました (投稿日:2018年9月19日)

年代は全然違いますが、おばちゃんにも学生時代は有ったので楽しめました。
高校生の頃もそれなりに悩みもあり、凹んだこともありました。
でも、映画の様に笑っていたなぁ~。
大人になってからはあの頃の様に笑えることばかりではありません。
親友を亡くしているので感情移入して泣きました。 »ガイドライン違反報告

投稿:hyakkuriko

評価:4
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青春! (投稿日:2018年9月19日)

コギャル、アムラー、私が生まれる前のことで全く知らない世代ですが青春✖️音楽という個人的にストライクなジャンルなので案の定ハマりました。
学生時代のパートは共感できる話が数多くあり笑いあり涙ありでストーリーも十分満足できる内容でした。
広瀬すずさんのほぼ変顔のシーンは普通に爆笑でした。
本編中池田エライザさんの大人役誰がやるのかなと思ってたらまさかの…
あれほど美人で40代ぐらいのハーフの人って芸能界にもなかなかいませんよね。
映画とは直接関係ありませんが鑑賞した日がちょうど安室奈美恵さんの引退日で彼女の曲が流れるたびに泣いてしまいました。
大音量で聞けるチャンスはもうなかなかないと思うので是非劇場で! »ガイドライン違反報告

投稿:rugby19970918

評価:4
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アラフォー世代のための作品 (投稿日:2018年9月18日)

リメイク元となった韓国映画は、政治的翻弄も物語の構成要素でしたが、それを日本のアムラーやコギャル世代に翻案した手法に演出など、映画として上手いし楽しいものの、上手く入り込めず。
自分の10歳近く下、アラフォー世代のための作品だな、と。

作中の曲は、実に「聴いたことある」歌ばかりではあるものの、正直アラフィフの私には、1990年代は仕事に没頭していた時期に、車の中のラジオで聴いたりCMソングで知ったりといった曲ばかりで、同時代を過ごしたといった思い入れがなく。

コギャルが騒いでる姿に、「ウザっ」って思ってしまう自分の狭量さを確認してしまったりして。(その世代の方々には申し訳ない)

さらに人生に失敗したメンバーの転落状況が、1970年代によくあったテレビドラマのステレオタイプ、まんますぎてねぇ。

なんてあたりから、自分が感情面で拒否しちゃったのかもしれません。 »ガイドライン違反報告

投稿:コージィ

評価:3
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輝いていたころ (投稿日:2018年9月15日)

ベタで、意外なくらい正攻法な映画で、笑いあり笑いあり。世代は違うので共感できるか懸念して見に行ったのですが、私は大泣きしました。
「輝いていたころの私」というのはいろんな世代に共通する想いなのだと思いました »ガイドライン違反報告

投稿:パライバ

評価:5
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かみさんの付き合いだったけど、満足 (投稿日:2018年9月12日)

見たかった訳ではないけど、かみさんに付き合い、見に行ったが、大満足。ちょうど世代であるので、すんなりと共感させられました。懐かしの曲もたくさん流れ、昔のCDを引っ張り出して聞き漁りたい気分です。若いチームは、広瀬すずはもちろんかわいいけど、池田エライザが良かった。アダルトチームは、篠原涼子の可愛らしさが別格でした。 »ガイドライン違反報告

投稿:JET

評価:3
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「笑おう、あの頃みたいに・・・・。」 (投稿日:2018年9月10日)

▼ネタばれ(クリックして読む)

何でもないことが楽しかった時代から、今では問題を抱える大人にそれぞれがなってしまったSUNNYのメンバー、友人の病気をきっかけに、昔の仲間を探していく過程で、作り笑顔から心の底から笑えるようになっていくところに、非常に心打たれました。「笑おう、あの頃みたいに・・・。」というセリフの後は、もう涙腺崩壊でした。
渡辺直美さんのインスタにも、周りの人たちからの感想が大興奮状態で届くとありました。
最高に笑って泣ける映画は、SUNNY強い気持ち・強い愛が初めてです。 »ガイドライン違反報告

投稿:alpenrose

評価:5
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オリジナル版の感動にはほど遠く・・・ (投稿日:2018年9月8日)

 2012年に公開された韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」が大好きで、DVDでも繰り返し観てきまいた。

 そして、今年、篠原涼子と広瀬すず主演で日本版が公開されると聞き、うれしいやら不安やらで公開を待っていました。

 そして、ついに鑑賞!

 やはり、オリジナル版の80年代を90年代に変更したことで、感動が「一部の方」だけのものになってしまったように思えます。

 90年代の日本は、確かに「女子高校生」が日本を引っ張っているといっても過言ではないほど、何かと話題の中心にいました。その分、世間では理解できない女子高校生の実態があったのも事実です。

 オリジナル版が描いた80年代の韓国は、どこか、日本ともそれほど違いがない文化だったように思えましたし、音楽(特に洋楽)は同じようにヒットしていました。また、当時の女子高校生は、普通かワルかの二分で、90年代のように予測不能なことは殆どなく、皆が共感できました。

 つまり、日本版は90年当時、女子高校生だった人だけが、何となく共感できる出来なように思えました。
 また、仲間の絆を深めるエピソードや現代の奈美が皆と出会ったことで変わっていくエピソードなどがなく、逆にどうでもいい高校生の集団ダンスシーンがあったりと、う~んといった感じです。

 オリジナル版は韓国で6人に1人が観たほど(共感)の大ヒットだったようですが、今作は日本でどれだけのヒットとなりますやら!?
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投稿:杉ちゃん

評価:3
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