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投稿レビュー(4件)希望のかなたは星4つ

「希望のかなた」に投稿されたレビューを
ユーザーが投稿した5段階評価を基準に、「良い」(星3つ以上)と「残念」(星2つ以下)に分けて表示しています。

移民讃歌。 (投稿日:3月11日)

カウリスマキ流不法移民への讃歌。第二弾も独特の
間合いと笑いが醸し出す台詞不要のユーモアが光る。
どことなく山田孝之に見えるシリア人俳優が演じる
主人公カーリドを支えるのは決して裕福な国族では
なくある意味不運を纏った人々なのに、なぜか心が
温かく満たされる。まさかの日本寿司ネタに苦笑い
しつつ、簡素に描かれた希望のゆくえを見守りたい。»ガイドライン違反報告

投稿:ひゃん

評価:5
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希望 (投稿日:1月15日)

▼ネタばれ(クリックして読む)

映画好きの日本人にとって、フィンランドのヘルシンキと言えば、思い浮かぶのはかもめ食堂ではないかな?
景気は良くなく、人々は堅苦しく、凄く感情が読みにくい。
でも、悪い人な訳ではないのだと言う事は変わった。
堅実なのかと思えば、そうでもない。
少なくとも、料理は試食してから出すべきだと思うわ、私。
まぁ、あの日本食がジョークとして用意できるくらいに日本の事はリサーチしてあるのでしょうけど。

そして街に音楽が溢れている。
そこが素敵。
制作者の音楽への愛も感じられる。演奏シーンのギターの弦のアップとか、故郷の楽器と故郷の歌とか。

果たして希望は有ったのか。
彼に希望を与えたのは、国でも政府でも無く、出会った人たちね。
報酬じゃない。心意気で動ける人たちが居て。仲間意識が有って。

取りあえず、早く店に行って。きっと何とかなるから。って思うの。
現状は悲惨だけど、だからこそ、何とかなっちゃう。そんなお気楽な希望が有って良いと思うのです。»ガイドライン違反報告

投稿:

評価:4
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観る者にかそけき希望を感じさせる秀作 (投稿日:1月8日)

『希望のかなた』を鑑賞。周知の通り、アキ・カウリスマキ監督作品の特徴の一つは、登場人物たちが皆一様に無表情かつ無口であることだ。同時に、劇中で何が起ころうとも基本的に淡々と物語を進行させる彼の演出スタイルもまた、ある種「無表情」なものだと形容できるかもしれない。本作『希望のかなた』でその作風、スタイルが大きく変わったわけではないが、所々に変化が見られるのも事実である。たとえば、シリアのアレッポを逃れた難民である主人公のひとりカーリドが入国管理局で面接を受けるシーン。この場面で彼は、寡黙な登場人物が大半であるアキ・カウリスマキ作品では例外的とも言えるほど多くの台詞を発する。あるいはカーリドに対して強制退去処分が下された直後に挿入される、シリアの悲劇的な状況を伝えるテレビのニュース映像もカウリスマキの映画では異質なものだ。また、同じ無表情と言ってもカーリドら難民たちと、官僚的で冷たい移民局や警察連中のそれが観客に与える印象は明らかに異なる(カウリスマキはその点を意識し、ライティングやカメラアングルなどを工夫しながら双方の顔をキャメラに収めている)。これらのシーンから感じ取れるのは、端的に言うと、欧州の移民問題に対するカウリスマキの怒りである。だがそれはあくまでも静かな(だが強い)怒りであって、テーマばかりを前面に押し出す悪しき意味での「社会派映画」には決してなっていない。過去の彼の監督作品同様に、街頭やライブハウスでご機嫌な音楽が演奏されると画面から漂う空気は一変するし、あるいは全体の構成からもそのことが見て取れるだろう。本作はカーリドが軸となるストーリーと、ポーカーで大勝ちしてレストランを始めた初老の男ヴィクストロムが中心のストーリーが交互に描かれる。2人が出会うのは映画が終盤に差し掛かってからのことだ。妻と仕事を捨てたヴィクストロムは、どこか胡散臭くぶっきらぼうだが人情味があるという、いわばカウリスマキ映画の典型のような人物(レストランにはジミ・ヘンドリックスの肖像画が飾ってある)。彼と従業員らが織りなす、とぼけたユーモアあふれる日常の描写(僕が観た回では観客から何度も笑いが起きた)と、前述したカーリドを巡る少なからずシリアスなパートの按配が絶妙であり、共にデラシネである2人(それぞれ意味するものは違うが)がレストランのゴミ捨て場で出会う場面は強く印象に残る(冒頭で彼らは一度顔をあわせており、その際に描かれた視線の交換がこの場面で利いている)。更に素晴らしいのはラストシーンである。それまでの場面ではきまって屋内、もしくは夜の戸外に身を置いていたカーリドは、難民申請のため警察に向かう妹のミリアムを見送った後、初めて太陽の光を浴びることになる。その時、腹を刺されて重傷を負っている彼の横には同じく居場所を失った子犬がおり、カーリドは子犬に向けてなのか、あるいは目の前にいない誰かに向けてなのかは定かではないが、本作の中で何度目かの微笑を浮かべるのだ(その前は、生き別れたミリアムと再会した後、2人で入った「ガンジー」という名前のインド料理屋で)。その笑顔は、彼に暴行を加えた排外主義者たちが見せたニヒルな笑みとは対照的に、観客に絶望ではなく幽き希望を感じさせるものである。»ガイドライン違反報告

投稿:ブルーインブルー

評価:4
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学生が見るべき1本! (投稿日:2017年12月31日)

A.カリウスマキstyle。全くぶれない
この時事問題をシュールに責める。
口の脇からプスっと空気がもれるような冗談。だって皆目が笑ってない。しっかし日本をどうとらえているのかね。すごいステレオタイプっていうか。寿司ネタ。シュールストレミングを代用って、これらを全く知らない人が見たらひどい誤解が生じる。

亡命者の受け入れか否か。移民が増加し差別に治安、雇用問題など問題が膨れる。本国その国でなんとかしなくてはならんでしょう。昔のcubaのような革命といった…今やそれは風化した伝説にすぎないのだろうか。

こういった映画は学生におススメ。スッと入っていけるし時事を知るにはもってこい。好みの問題はあるけれど。»ガイドライン違反報告

投稿:seapoint

評価:4
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