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投稿レビュー(2件)ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラは星2つ

格好良い (投稿日:2017年10月24日)

▼ネタばれ(クリックして読む)

毅然として格好良いアイリーン・グレイと比べて、男性陣の幼稚でお粗末な事。
どんなに高名で有能でもね。

一度決裂し、友人に戻れたのは、戦争があったから。
あの狂気の前では、誰の無事も良いニュースだものね。

男たちの嫉妬とプライドとズル賢さに翻弄されたけど、本物の才能を持って胸を張って生きていた。
格好良い。 »ガイドライン違反報告

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えらくレベルの高い「妬み」 (投稿日:2017年10月18日)

コルビジェの業績だけでなく、欧州の芸術、デザイン、建築全般に渡る「モダニズム」について、相当予備知識が無いと、何の話か分からない部分も多い映画ですが、物語が、アイリーンと、その恋人のジャン・バドヴィッチとの関係を軸に進んで行くので、予備知識の無い人にも、ヒューマンドラマとして楽しめる内容になっています。

1920年代はじめ、家具のデザイナーとして注目を集めていたアイリーンが、野心溢れる、というか野心しかないジャン・バドヴィッチに口説き落とされ、利用されたことで、結果的に、後世建築史に残る作品も手がけ、彼女の名をモダンデザインの創始者の一人として、歴史に残すことになったけれど、その半生は彼女自身にとっては、必ずしも幸せではなかったという皮肉。

原題は"The price of desire"(欲望の値段)となっていますが、欲望にまみれていたのはアイリーンではなく、バドヴィッチや、後世アイリーンの作品を法外な価格で競り落としていった金持ちなど、アイリーン(作品)を取り巻く人達。

本作では、内省的なアイリーンの苦悩と、彼女を踏み台にして野心のままに人生を歩んだ男共(コルビジェとバドヴォッチ)の生き様とが、対照的に描かれています。

とりわけコルビジェについては、よく言えば無邪気、悪く言えば無神経な人間として描かれていますが、そのコルビジェが、口ではあれこれ批判していた、アイリーン作品・ヴィラ<E.1027>を、実は嫌っていたどころか、その壁に絵を書いたり、ヴィラの周囲に小屋を立てるのを心底楽しんでいたという解釈が本作のミソ。

アイリーン・グレイと、ル・コルビジェとの、美学の確執は、今の世の中でも、家づくりから街づくりまで、事業のスケールを問わずにしばしば対立として顕在化する、けっこう根の深い問題。

この二人の愛憎というのは、そういう次元の話。モダンデザインの母は、実は誰よりも身体感覚に敏感で、頭の中の概念や思想ではなく、身体感覚からの着想を大切にしていたそうで、そういう部分も、勉強になりました。 »ガイドライン違反報告

投稿:元電気メーカー社員

評価:4
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