萩原みのり
水野はづき
「ディアーディアー」の菊地健雄監督が、思春期の少女たちの揺れ動く思いを掬い取った青春ドラマ。万引きを繰り返す優等生の葵と、妊娠したのではと一人悩むはづき。クラスの中で交わることのなかった二人が、認知症のおばあさんを手助けすることになり……。人には言えない問題を抱える主人公二人を「人狼ゲーム クレイジーフォックス」の萩原みのりとNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』の久保田紗友が、二人をつなぐおばあさんを「モヒカン故郷に帰る」のもたいまさこが演じる。また、インストゥルメンタルバンドSchroeder-Headzはじめ多方面で活躍するキーボーディスト、渡辺シュンスケが音楽を担当した。劇場公開に先駆け、第29回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門にて上映(上映日:2016年10月27日、30日)。
※結末の記載を含むものもあります。
高校のクラスで委員長と呼ばれるような優等生の葵は、両親が仕事で忙しくしており、寂しさを紛らわせるため密かに万引きを繰り返していた。一方、クラスでも目立つ存在のはづきは、元彼との間に子供ができたのではないかと一人で悩みを抱え込んでいた。同じ教室にいながら交わることのない二人だったが、ある日認知症のおばあさんと出会い、思いを伝えられなかった初恋の人にラブレターを渡したいという彼女に協力しようと決める。
水野はづき
今村葵
茅野耕介/茅野幸二郎
小林早紀
尊
瞳
果鈴
桃子
店長
小林敦彦
警官
冨田和枝
小林悦子
監督
脚本
企画、プロデュース
プロデューサー
撮影監督
録音
音楽(主題曲/劇中曲)
照明
美術
装飾
スタイリスト
ヘアメイク
助監督
制作担当
編集
[c]2016 Sony Music Artists Inc. [c]キネマ旬報社
今まで接点のなかったクラスメイトと突然友情が芽生えたり、
今まで親友だったのにある事情を機に付き合いが途絶えたり、
女同士の友情ほど嫉妬や感情に左右されて面倒なものはない。
認知症の老婆役(もたいまさこ)にはとてもそうは見えないが、
主演二人(萩原みのりと久保田紗友)の演技がとにかく上手い。
本当の自分と向き合う時間を持つことはいかに重要か分かる。