歓びのトスカーナ|MOVIE WALKER PRESS
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歓びのトスカーナ

2017年7月8日公開,116分
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パオロ・ヴィルズィ監督が「人間の値打ち」に続き、再びヴァレリア・ブルー二・テデスキとタッグを組んだヒューマンドラマ。虚言癖のあるベアトリーチェと自分の殻に閉じこもる全身タトゥーの女ドナテッラ。二人は診療施設から脱走を図り、逃避行を繰り広げる。共演は「ハートの問題」のミカエラ・ラマッツォッティ、「ココ・シャネル(2008)」のヴァレンティーナ・カルネルッティ、「孤独な天使たち」のトンマーゾ・ラーニョ、「セントアンナの奇跡」のセルジョ・アルベッリ。一般公開に先駆け、2017年5月『イタリア映画祭2017』にて上映。

予告編・関連動画

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

イタリア・トスカーナ地方の緑豊かな丘の上にある診療施設。ここでは心に様々な問題を抱えた女性たちが、広大な庭で寛いだり農作業に勤しんだりしながら、社会に復帰するための治療を受けている。大声を張り上げて意気揚々と闊歩する自称・伯爵夫人のベアトリーチェ(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)は、この施設の女王様のような存在だ。ある日、ベアトリーチェはやせ細った身体のあちこちにタトゥーが刻まれた若く美しい新参者ドナテッラ(ミカエラ・ラマッツォッティ)を目にする。虚言癖でおしゃべりなベアトリーチェと、自分の殻に閉じこもるドナテッラ。ルームメイトになった正反対の二人は、施設をひょっこり抜け出し、行き当たりばったりの破天荒な旅を繰り広げる。そんな逃避行の中で徐々に絆を深めていく二人。だが心に傷を負ったドナテッラの脳裏にある痛切な記憶が甦り、ベアトリーチェは施設に引き戻された彼女を救い出そうとするのだが……。

作品データ

原題
LA PAZZA GIOIA
映倫区分
G
製作年
2016年
製作国
イタリア=フランス
配給
ミッドシップ
上映時間
116分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.6
  • ひゃん

    3
    2018/3/9

    精神病治療施設ときけば「カッコーの巣の上で」が
    天衣無縫な女の二人旅なら「テルマ&ルイーズ」が
    ふと浮かんでしまう本作。両方の持ち味を活かした
    女の大冒険が繰り広げられる後半はロードムービー、
    目的を果たすドナテッラと息子の再会に涙が溢れる。

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  • 4
    2017/8/19

    ベアトリーチェの虚言は、根に有る設定は真実なのよね。そこは凄いんですけど、話を大きく空想で作り上げなければいけなかった環境を思うと、切ない。
    大きなお屋敷で独りぼっちだったのかな・・
    世話をやくのは必要とされたいからよね。

    ドナテッラの過去はね、我が子が絡むと女は強くもなるし弱くもなる。
    傷付けたい訳ない。ただ今の息子に触れて、何が楽しくて、何が悲しくて、ほんのちょっと、彼の人生を見守っている自分が居る事を示したいだけ・・
    そんな彼女の喜びと動揺が凄く良く伝わって来た。
    そしてそれを阻止しようとしたり、ハラハラしながら見守る善良な養父と養母。
    凄く良い家庭で育っている。それが分かって。
    やっと前に進める。

    イカレていて、痛々しい、タイプも年齢も正反対の女性二人の友情が良いです。

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    ネタバレあり
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  • 梨剥く侍

    3
    2017/8/3

    この1年ほどの間に、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキの出ている映画を見るのは、3本目だ。生年月日を調べてみたら現在52歳とのことなので、いやぁテデスキさん今回も攻めてるなぁと思った。
    普通の映画だと、暴走する悪人とかに主人公らがどう対処するかということでプロットが生じるのだが、この映画の場合主人公自らが暴走する。しかも少しく精神を病んでいるためにほぼ無自覚なので、もう野放しである。それはやりすぎだろとは思いつつ、あれよあれよという間に物語は転がっていく。
    最初はテデスキさん扮するベアトリーチェ中心に話は進んでいくが、ラスト近くの海浜のシーンで相方のドナテッラが全部さらっていく。胸に沁みるいいシーンだ。

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