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「トパーズ(1933)」「夜間飛行」のジョン・バリモアが主演する映画で「犯罪都市(1931)」「国際盗賊ホテル」を合作したチャールズ・マッカーサーベン・ヘクトとがチャールズ・ミルホランドの協力を得て書卸した戯曲に基き、マクアーサー、ヘクトが映画用に脚色したものを「暗黒街の顔役(1932)」「今日限りの命」のハワード・ホークスが監督、「青空天国」「十三日の殺人」のジョー・オーガストが撮影した。バリモアの対手役は「ボレロ」「白い肉体」のキャロル・ロムバードを始めとして「青空天国」「或る夜の出来事」のウォルター・コノリー、「ある日曜日の午後」「或る夜の出来事」のロスコー・カーンス、「ケンネル殺人事件」のエチエンヌ・ジラルドオ、ラルフ・フォーブスデール・フラー、等である。

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オスカー・ジャフィは一種異った世間を超脱した人間で狂った天才ともいう可き劇場の演出者だった。彼は無名からリリー・ガーランドという女優を見出して、腹心のウェッブやオマレイの反対を無視して、これをスターに仕立てたところ、これが忽ち大当りをしめた。で以後三ケ年というものジャフィ、リリーのコンビは次々と劇壇にヒットを送っていたが、運悪いことにはジャフィともあろう大人物が女優のリリーに恋をしてしまった。それからというものはジャフィの専制と嫉妬とは事々にリリーを束縛し彼女から人間的な生活を奪ってしまったので、リリーはある日、彼には無断で映画出演を契約しハリウッドへ去ってしまう。リリーに去られると共にジャフィを去ったのは彼の霊感で、その後に彼がシカゴで興行した時には散々に失敗し小屋代すら払えなくなった。で、彼は高飛び的に同市を逃げ出し、折柄の二十世紀特急に乗ってニューヨークへと旗を巻いて引返す事になった。一敗地に塗れたジャフィがモスクワで破れたナポレオンもどきに、しかし意気と雄弁だけは益々盛んになって行くと、途中の駅でこの列車に乗り込んで来たものがある。これがリリーとその恋人のジョージとで、リリーはニューヨークにいる嘗てのジャフィの股肱ジェーコブスの招きに応じてジェーコブスの芝居に出る為めであった。ジャフィはこれを見て当時売出しのリリーに再び己れの芝居に出演して貰う事が出来れば彼も九死一生の今の窮地を切り抜ける事が出来ると考えついた。で、ウェッブとオマレイの二人を督励して先ずジョージに嫉妬を起させて彼とリリーとの仲を割く。それにウェッブが某大会社の社長でクラークという人間に出会い、彼を説いてジャフィの芝居に大金を投じさせる事に成功した。で、一同万歳々々と叫んでいる途端にこのクラークというのが実は狂人であると知れる。それと共に一度ジャフィの下で働く気になったリリーもまた、急ちジャフィの申出をハネつけた。ジャフィはもう万事休す、といって大時代的に自殺を計った。そこへクラークはまた現われてジャフィは擦り傷を負う。だがこの擦り傷を致命傷によそい、ジャフィは大芝居を打ち彼の死出の旅の贈物としてリリーに彼の芝居に出演の署名をさせた。斯くて、万事はジャフィにとって芽出度く納まり、再び彼はリリーを手足の如くに動かして舞台稽古に取りかかる様になった。

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作品データ

原題 20th Century
製作年 1934年
製作国 アメリカ
上映時間 0
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