伊藤淳史
佐久本勝
庭先に訪れる猫たちを眺めて楽しむスマートフォン向けゲーム『ねこあつめ』を「映画 ビリギャル」の伊藤淳史主演で映画化。スランプに陥った若き小説家・佐久本。心機一転、長閑な土地に移住するも調子は上がらず、縁側で庭を眺めていると1匹の猫がやってくる。監督は「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の蔵方政俊。共演は「女が眠る時」の忽那汐里、「TOO YOUNG TOO DIE! 若くして死ぬ」の田口トモロヲ、「金メダル男」の木村多江、「クリーピー 偽りの隣人」の戸田昌宏。
※結末の記載を含むものもあります。
小説家の佐久本勝(伊藤淳史)は、若くして新人賞を受賞、ベストセラー作家となるが現在は大スランプ中。ヒマに任せてエゴサーチをしては、さらにドツボにハマる毎日だ。担当編集者のミチル(忽那汐里)は、そんな佐久本を励ますが、若さあふれる熱血アドバイスは、佐久本には逆に苦しいだけであった。そんなある夜、不思議な占い師から予言を受け、おかしな不動産屋(大久保佳代子)の勧めで、佐久本は多古町という片田舎の古民家に逃げるように移り住むことを決める。しかし、場所は変われど暮らしは変わらず。小説が書けない状態が続き、生活は下降線をたどる一方だった。ミチルの先輩編集者・浅草(田口トモロヲ)にも見放され、自信を無くした佐久本が途方に暮れて縁側で庭を眺めていると、1匹の猫がふらりとやってくる。しばし見つめあう佐久本と猫。だがほどなくして、猫はぷいっと庭から出て行ってしまう。「猫にも見捨てられたよ」と落ち込む佐久本だったが、どうしても猫が気になり、ペットショップの店主・洋子(木村多江)からアドバイスを受けて庭作りを始める。こうして若き小説家の“ねこあつめ”の生活が始まった……。
監督
企画、脚本
製作総指揮
製作
製作
原作、原案
プロデューサー
ラインプロデューサー
撮影
照明
録音
美術
アニマルトレーナー
アニマルトレーナー
スタイリスト
ヘアメイク
持道具
助監督
制作担当
編集
音楽プロデュース
音楽
主題歌
スチール
メイキング
[c]2017 Hit-Point/『映画ねこあつめ』製作委員会 [c]キネマ旬報社
【賛否両論チェック】
賛:夢に挫折した主人公が、ネコ達に癒されながら、不思議と再び夢へと向かう気力を取り戻していく様が、ほんわかと描かれていく。
否:当然ながら、ネコ嫌いには向かない(笑)。展開も静かなので、眠くなるかも。
思うように執筆が進まず、追いつめられた小説家が心機一転辿り着いた、ネコが居つく古民家。彼を見捨てられない編集者も巻き込んで、なんとも言えないほんわかストーリーが繰り広げられます。
ネコが好みそうなものを設置していく辺り、アプリ感もあってイイですね(笑)。
夢や理想を追い求めすぎて、自分を見失いそうになった時、ふと立ち止まってみることの大切さを教えてくれるような、そんなステキな癒し系ムービーです。