矢島晶子
しんのすけ
5歳の幼稚園児、しんのすけが巻き起こす騒動を描き、幅広い層から支持を受ける臼井儀人のコミックを基にした人気アニメの劇場版第25作。突然襲来した宇宙人によって子供の姿にされてしまったひろしとみさえを助けようとする、しんのすけの冒険が描かれる。同作の大ファンだという志田未来が本人役で出演する。
※結末の記載を含むものもあります。
ある日、野原家に宇宙人が襲来する。シリリと名乗る彼の謎のビームでひろしとみさえは25歳若返って、子供の姿になってしまう。大人に戻るためには日本のどこかにいるというシリリの父親の元へ行かなければならなかった。しんのすけはパニックになるのを避けるためにシリリを自身の尻に隠し、日本縦断の旅に出かける。
[c]臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2017 [c]キネマ旬報社
2017年4月22日、MOVIX川口にて鑑賞。
このシリーズ、一時期(「ヤキニクロード」の後ぐらいから数年)クオリティ下がっていた頃もあったが、近年はなかなかの高いクオリティの映画になっている。
この映画も素晴らしい。
春日部の野原家の屋根に小さな宇宙船が飛び込み、その宇宙船に乗っていた宇宙人シリリとシリリの父親が居る場所まで旅するロードムービーになっている。
「暴力、差別、無関心は大人が悪いので、『人類バブバブ化計画』で全地球人を子供にしてしまう」というシリリの父親の発言は、現代社会への批判も感じられる。
しんちゃんとシリリの友情にもホロリとさせられる感動あり。
素晴らしいエンターテインメント映画である。
<映倫No.120959>
隣で見ていた年配のご夫婦もところどころで「面白い!!」と声を上げて笑う場面があったり、ちびっ子は少し飽きてる子もいたけど、しんちゃんは、映画館で見ると雰囲気ごとたのしめるので、大人こそテレビで見るより映画館で見るのがお勧め。