片平美那
行合なぎさ
湘南を舞台に女子高生たちの青春を描く、“声の力”をテーマにしたオリジナルアニメ。新世代声優を発掘する「キミコエ・オーディション」の合格者によるユニット、NOW ON AIRの6人と三森すずこが主要キャストの声を務める。『時をかける少女』などのマッドハウスがアニメーション製作を担当する。
※結末の記載を含むものもあります。
海辺の町、日ノ坂町に暮らす16歳の少女なぎさは将来の夢が見つからずに少し焦っていた。そんな彼女は“言葉には魂が宿っている”という小さい頃に祖母から聞いたコトダマの話を信じている。ある日、何年も使われていないミニFMステーションに迷い込み、出来心からDJの真似事をすると、偶然にも放送されたコトバが思いもかけない人に届く。
行合なぎさ
龍ノ口かえで
土橋雫
浜須賀夕
中原あやめ
琵琶小路乙葉
矢沢紫音
小動大悟
川袋将暉
なぎさの祖母
[c]2017「きみの声をとどけたい」製作委員会 [c]キネマ旬報社
『言霊』っていう言葉がキーワードになっているお話です。言葉には不思議な力があって、良いことでも悪いことでも口にすると現実に起こったりするから気をつけないといけないというアレです。
でもそれって本当ですよね、自分が言うことでも自分の耳で聞くことになるから、良くも悪くも自己暗示になりますよね。
映画は言霊をキーワードに、女子高生たちと地域FM局のひと夏の話でした。ありがちな話で、これからの声優さんの実地訓練に付き合わされたという感じでしょうか。
悪くはないけど、ジブリや細田守、新海誠などを知ってしまった今となっては、此の程度では満足できないということでしょうか。
ストーリーは王道であまり予想外なものではないけれど、丁寧な作りで、観た後の余韻の良さはこの夏の作品で一番でした。
この作品が近くで上映されているなら是非観てほしいと思います。
湘南のミニFM局を舞台にした女子高生の思い出話
言霊を信じるなぎさがふとしたことで廃局になっていたミニFM局で放送してしまったことがきっかけで知り合った紫音のお母さんに思いが届くかというお話
なぎさの一途さやミニFMの仲間たちそして旧リスナーたちの心遣いに感動します。
ラストは涙なくして見られません。最高に面白いです。
公開が楽しみです。