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函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞2013年度函館市長賞受賞作をオール函館ロケで映画化。古いアパート翡翠館のオーナー萩原時子は部屋をアトリエ兼住居として若者たちに貸していた。そんなある日、翡翠館で古本屋を開きたいという男が東京からやってくる。監督は「ソウル・フラワー・トレイン」の西尾孔志。出演は「女子―ズ」の黄川田将也、「まほろ駅前多田便利軒」の片岡礼子、「映画 ビリギャル」のあがた森魚、「あいときぼうのまち」の夏樹陽子。

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函館の街の中にひっそりと佇む古い西洋風アパート翡翠館。オーナーの荻原時子(夏樹陽子)は、夢を追う若者たちにアトリエ兼住居として部屋を貸し出している。翡翠館の住人になる条件はただひとつ。それは時子が“翡翠館にふさわしい人”と思うかどうかであった。101号には装飾ガラス職人の堀池一子(片岡礼子)、102号にはテディベア作家の相澤幸太郎(中島トニー)、104号にはピンホールカメラ専門写真家の藤村佐和(Azumi)。それぞれが人生に欠かせないものを探し求め、もどかしい孤独の中にいた。夏のある日、翡翠館に来るはずであった家具職人・藪下に代わり、後輩の桧山英二(黄川田将也)がやってくる。ここ翡翠館で古本屋を開くのだという彼もまた孤独を抱えていた。だが、桧山が仕事の合間に淹れるコーヒーには人の心に届く柔らかい香りがあった。子供に会えない寂しさを一子は美しいとんぼ玉の中に閉じ込め、相澤は遠い故郷を思い孤独と戦う勇気をテディベアに託す。対人恐怖症の佐和は、ピンホールカメラを通して時間を切り取っていく。そして桧山は、若き日に自身が描いた小説『不完全な月』以降、思うような作品が書けず苦悩していた。何も生み出さない自分への怒りと焦り。そして家具職人の夢半ばで他界した藪下への想いが桧山の心を突き動かしていくのだった。桧山は蔵の隅に置かれた時子の亡き夫の愛車であった古いオートバイの修理をはじめる。やがて、バイクのエンジン音が翡翠館に轟く朝、桧山はここを去る決意を固め時子を訪ねる……。

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作品データ

製作年 2016年
製作国 日本
配給 太秦
上映時間 90
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スタッフ

監督 西尾孔志
プロデューサー 大日方教史小林三四郎
アソシエイトプロデューサー 前田紘孝竹森昌弘
脚本 いとう菜のは
撮影 上野彰吾
音楽 クスミヒデオ
主題歌 Azumi
美術 小澤秀高長寿恵
録音 松野泉
スチール 渡邉俊夫
ヘアメイク 河野幸希
助監督 高橋明大
照明 赤津淳一
整音 松野泉
制作 後藤聡
衣装 宮本まさ江

キャスト

桧山英二 黄川田将也
堀池一子 片岡礼子
藤村佐和 Azumi
相澤幸太郎 中島トニー
マスター あがた森魚
荻原時子 夏樹陽子
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