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投稿レビュー(8件)花戦さは星3つ

花の戦さの真髄。命を懸けて訴えた、“それぞれの良さ”。 (投稿日:2017年7月13日)

【賛否両論チェック】
賛:殺伐とした時代にあって、〝花”をもって人々の心に訴えかけていった主人公・専好の人となりが、微笑ましくも感動を誘う。
否:展開はかなり淡々としているので、観ていて眠くなってしまいそう。

 戦国時代という殺伐とした時代にあって、“生け花”で平安を願った僧侶達。その中でも異彩を放っていた主人公・専好の姿が、四季折々の様々な花の彩と共に描かれていくのが印象的です。個人的には、口をきこうとしない少女・れんに、専好が蓮の花を使って心を開いたシーンがステキでした。
 そしてそんな専好が、暴君と化した秀吉に対し、生け花を通して訴えかける“人間それぞれが持つ良さ”というテーマも、また感動を誘います。ラストの専好の鬼気迫る迫力には、思わず圧倒されてしまいます。
 想像に違わず、時代劇の中ではかなり静かで淡々と進む物語なので、下手をすると眠くなってしまうかも知れませんが、権力に花で立ち向かった勇気ある花僧の生き様を、是非ご覧になってみて下さい。 »ガイドライン違反報告

投稿:門倉カド

評価:3
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拘って悪いか。 (投稿日:2017年7月2日)

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生け花に疎い自分ですらあれほどの木花の美には心を奪われる。
暴君と化した秀吉の粛清が後半かなり残酷度を増すまで、前半
はほのぼののんびりとした味わいが若干長く感じられるものの、
池坊専好のお人柄が野村萬斎にピッタリで楽しめる。そんなに
物忘れが酷くて(またこういう話か)大丈夫なの?と思うほどの
重要ポストに座らされるものの、持ち前の明るさと人の良さで
次々と町民をも虜にするのだが…。利休が拘った黒い茶碗だが
人には拘りたいものが一つ位ある。他人から見れば何だそんな
と思うような趣向や習慣が当人にとっては大切な選択だったり、
何を言われようと曲げたくない頑固さを持つ。そんな拘りに対
して「あぁそれもアリだね」と認められない傲慢な性格を持った
現代人もたまに見受けられるが、さらに異常に攻撃する狂人の
悍ましさを見た思い。〇〇には〇〇の、✖✖には✖✖の…という
専好の台詞にその通り!と心で拍手。それぞれに美、それぞれ
に心、それぞれに趣があって、芸術って生まれるんじゃないの。 »ガイドライン違反報告

投稿:ひゃん

評価:4
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同じ生け花を親しむ者のひとりとして (投稿日:2017年6月16日)

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安土桃山時代を舞台に権力に立ち向かった
刀ではなく、生け花で戦った華道家の姿を描いた
「花戦さ」が公開になり

近隣の福知山シネマでは池坊福知山支部による
生け花の作品展示も併設され注目を集めました。

9日間の生け花の作品展示期間中、3回入れ替えられました。
私もいつもなら終演間際になって駆け込みで鑑賞するのが常ですが 
珍しく2度も生け花を見たくて来館しています。

2回目の来館に今作も鑑賞。

豊臣秀吉、前田利家、千利休といった
古の武人が出てきます。

以前なら同じ舞台に上がることもなかったでしょうが
狂言師の野村萬斎さんや、歌舞伎役者の市川猿之助さんが
絡まれることによって見ごたえのある、最後は爽やかにそして心が和む、
そんな重厚な作品でしたね。

役者それぞれの味が出ていて
どことなく雰囲気が違いましたし、趣きがありました。

たとえ興味がなくてもお茶やお花を身近に感じられそう。
うわぁぁぁぁ!という感動で人の心を動かされます。
刀で人の心を動かすことはないけれど、
一服のお茶を溶かすように映画に描かれる想いが
伝わるそんな作品かな。

茶道と華道の違いはあっても美を追求する点では
専好と利休は互いに刺激する仲でした。
見終わったあとは笑顔にそして優しい顔になれるそんな作品
ではないでしょうか。

専好の陰に隠れて目立たない存在ではあるけれど、終始 
専好をフォローしていた専武の動きにも目を離せませんでした。
すごく魅力的に描かれていました。

大砂物、立花、投げ入れ、さまざまな生け花が出てきます。 
特に松を主にした大砂物は何人ものスタッフが何日もかけて
製作された大作と聞きました。

スクリーン上で見ても大きいのだから実物だったら
どんなに偉大なのか、実際に見てみたくなりました。
殿に献上する最中、その松がその重さに耐えきれず、
花がボキッと折れます。

花が折れることによって、その場に笑いを起こし、
打ち首どころではなくなります。
その演出という発想は素晴らしかったし、
何より専好のこっけいなしぐさに爆笑を誘います。

花に命をかけた専好さん。

そして犬がワンポイントで登場しますが犬も一役でしたね。^^

生け花といえば日本の誇る伝統文化のひとつです。
それを題材にした素晴らしい映画が完成しました。

花に生命力を感じましたし、時にはコミカルに
時にはシリアスに見せる今作。 

たとえ流派は違っても花を生けるという心は同じです。
その時々の感情が花の生け方にも現れるというのも
繊細なまでに描かれていましたね。

途中、うとうととしてしまいそうになっても
最後は破門状を片手に生け花で秀吉に立ち向かっていった
クライマックスシーンでは思わず涙が頬を伝いました。

ほんとに素晴らしい生け花の持つ美しさと力強さを感じました。
これは生け花に興味がある方はもちろんのこと、
そうでない方でも心引かれそうですね。

傑作でした~!

自害を申しつけられ亡くなっていった利休に対し
秀吉に茶道の友として知ってほしかったのではないですか。
と言い放つ、かのシーンにはググットきましたし、
丸く収まるところもいいです。

「座って半畳、寝て一畳」というセリフもありましたが、
禅僧でも僧堂生活のことを同じようにいいます。
茶道も華道も根源は仏道から来ているようですね。

菖蒲には菖蒲の、蓮には蓮の、赤には赤の、金には金の、
黒には黒の、良さがあるように
この映画には この映画にしか出せないような
味わい深さという良さがありましょう。

そして、花って、なんて奥が深いんだろうと・・・思いを深くした次第です。 

お茶やお花に込められた平和のメッセージもしっかりと
受け止めたいですね。 

久石譲さんの音楽もしっかり映画に作品に溶け込んでいて素敵で
好感を持ちました!


劇場のロビーには
映画に関する資料やたくさんの書籍が展示されていました。
「もみじくんの花修行」という本に興味を持ち、早速アマゾンから即購入。


漫画でわかりやすく解説なされていて、これから花を生けてみよ
うかな・・・と思っている初心者には参考になりそうですね。

お終いに・・・
この映画を見た人たちが、
少しでも花に興味を持っていただけたのなら、

同じように花を愛する者として、
こんなにうれしいことはないです。
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投稿:えこう

評価:4
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花はその心で変化する (投稿日:2017年6月11日)

天下統一を果たした豊臣秀吉を、華道の池坊専好が花を用いて諫めたという伝説に基づくお話。
ちょっと風変わりな専好は、利休と出会い友となるが、天下を取った秀吉は、利休を死に追いやる。
罪なき人々の死を目の当たりにした専好は、秀吉に対し花戦さを仕掛ける。
専好役の野村萬斎の演技がかなり芝居がかっていたが、専好がかなりの変人だったとしたら、これぐらいで普通かも。人の心を動かす花の力ってすごいと思う。でもそれは、専好に花の心がわかったからなんだな。ということは専好が相当な人物だったということか。この部分をもう少し掘り下げてほしかった。 »ガイドライン違反報告

投稿:ローズ

評価:4
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萬斎の弱点を、上手にカバーした秀作 (投稿日:2017年6月9日)

華道の池坊一門に伝わる伝説から着想を得たフィクションだそうですが、池坊さん、よく野村萬斎主演をOKしたなあ・・

必然的に、今に続く池坊の開祖が、”変な人”になってます。人物設定も、野村萬斎の、”普通の人”が演じられないワンパタン芸に合わせてなのか、原作の小説の設定なのか、今で言う知的障害も、匂わせる設定になってます。

確固たる美学と思想に殉じた男、千利休と、日々、命への慈しみを表現することだけが喜びの、思想はおろか、表現しているという自意識すら、あるのか無いのか分からない”生花バカ”池坊専好。全く対照的な二人の友情を布石として、後年、秀吉の恐怖政治によって、利休を皮切りに、身近な人を次々失って行った専好が、生花を通じて、猜疑心に苛まれた秀吉の心を解こうと挑む物語。

「のぼうの城」に続いて、野村萬斎(専好)&佐藤浩一(利休)コンビで描かれた、”非暴力”の戦い。

野村萬斎の、俳優としての弱点を丁寧にカバーして、独特の存在感を上手く引き出した、いい作品なんですけど・・・

秀吉役の市川猿之助が・・・確かに声は、それなりに迫力あるけど、あれじゃ太閤じゃなくて、ただの不良。老けた演技全然できないし。
反対に、石田光成はいくらなんでも老けすぎだし。

一応星4つですが、
もうちょっとキャスティングが吟味されていれば・・・ »ガイドライン違反報告

投稿:元電気メーカー社員

評価:4
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1人が他の人に読んでほしいレビューだと思いました。

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死者を弔う花❗ (投稿日:2017年6月8日)

ネアンデルタール人が花で人を弔っていたことが分かり、人類の起源とされている訳ですが、時は戦国、死が日常に接していた時代に仏の道と華道を両立させようとしていた池坊には、深い感銘を覚えます。
とはいっても、この時代、信長/秀吉、利休と登場人物は、おじさんばかり、しかも皆さんが良く知る人ばかりと、映画化は、ある意味難しいかなと思っていましたが、とにかく花、花、花に圧倒されます。visualとしては、良いテーマでした。 »ガイドライン違反報告

投稿:ミチさん

評価:4
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いけばな (投稿日:2017年6月3日)

豪華ないけばなはもちろんだけれど、美しい庭や立派な山門など、京都ならではの素晴らしい光景が画面に広がる。眼福。
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投稿:パライバ

評価:3
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