コインロッカーの女|MOVIE WALKER PRESS
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コインロッカーの女

2016年2月16日公開,111分
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コインロッカーに捨てられた娘と、彼女を育てた闇金業者の女との愛憎を活写したドラマ。育ての母のもと生きるために何でもしてきた娘は、初めて心惹かれた青年を殺すよう命じられ……。第68回カンヌ国際映画祭国際批評家週間出品作品。監督・脚本は、本作が長編初監督作となるハン・ジュニ。感情を殺して生きる娘を「その怪物」のキム・ゴウンが、韓国・仁川の暗黒街を牛耳る育ての母を「タチャ イカサマ師」のキム・ヘスが演じる。第16回東京フィルメックス・コンペティション部門および特集上映『未体験ゾーンの映画たち2016』にて上映。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

地下鉄駅のコインロッカーに、へその緒がついたままの赤子が捨てられていた。入っていたコインロッカーの番号が10 番であることから、赤子は10という意味のイリョンと名付けられた。イリョンは、仁川のチャイナタウンで闇金業を営み裏家業の者から母さんと呼ばれる女のもとで成長。やがて彼女の右腕となり、生きるために何でもするようになった。ある日、父親が残した多額の借金を背負う青年ソッキョンのもとに取り立てに行ったイリョンは、不幸でもすれない彼の純粋な心に触れ、惹かれていく。しかし借金の返済の目途がつかず、母さんはイリョンに、ソッキョンの臓器を売るために彼を殺すよう命じる。

作品データ

原題
차이나타운
製作年
2015年
製作国
韓国
配給
「コインロッカーの女」上映委員会
上映時間
111分

[c]2015 CJ CGV Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED [c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.2
  • 門倉カド

    4
    2016/2/25

    【賛否両論チェック】
    賛:愛を知らずに裏社会を生きていた主人公が、1つの出逢いをきっかけに、良くも悪くも変わっていってしまう姿が切ない。
    否:想像以上にグロシーンが多い。

     他人を愛することも愛されることも知らず、常に用済みになることに怯えながら裏社会を生きてきた主人公が、1人の青年との出逢いをきっかけに、少しずつ変わっていく姿が、とても切なく映ります。
     そしてその変化が、決して良いことばかりではなく、主人公の大切なものまでも奪っていってしまう様子に、運命の過酷さも感じられます。
     グロシーンが思いのほか多いので、その点だけご注意を。儚すぎる運命の行く末に注目です。

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  • とみけん

    5
    2016/2/22

    コインロッカーに産み落とされた、生きるために希望も愛もない生業に就かざるを得ない少女と、血縁のない家族の愛(と言えるものか?)を、美しい映像と容赦ない暴力で描いた秀作、と思う。こんなに優れた作品を撮る監督が泉のように湧き出る韓国映画界の底力に、改めて驚かされた。
    主役のキム・ゴウンがいいんだなぁ。こんなにいい作品なのに、上映回数が少なすぎるよ!

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