ボーダレス ぼくの船の国境線|MOVIE WALKER PRESS
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ボーダレス ぼくの船の国境線

2015年10月17日公開,102分
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緊迫する国境線沿いの立入禁止区域に放置された廃船に寝泊りする少年。鉄条網の向こうの兵士の目を逃れ、魚介を獲ってお金に換える孤独な日々が他人の闖入で突如破られ、船内は子どもたちの隠れ家に。アボルファズル・ジャリリ(『少年と砂漠のカフェ』)がアドバイザーとしてスタッフに名を連ねている。劇場公開に先立ち、第27回東京国際映画祭アジアの未来部門にて「ゼロ地帯の子どもたち」のタイトルで上映された。

予告編・関連動画

ボーダレス ぼくの船の国境線

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

緊迫する国境地帯。川には破壊された廃船が放置されている。少年は船を隠れ家にして暮らし、魚を釣ってはお金に換えて生活している。ある日、少年にとっての静かで平穏な日々は突然の闖入者によって崩壊する。闖入者は船に住みたいと言い、少年はそれを拒否して諍いとなる。その数日後、別の訪問者がやってくる…。

作品データ

原題
BEDONE MARZ
製作年
2014年
製作国
イラン
配給
フルモテルモ(配給協力:コピアポア・フィルム)
上映時間
102分

[c]Mojtaba Amini [c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.0
  • 4
    2015/11/1

    少年は寡黙で淡々と周囲を気にしながら生活している。
    音は有るけれど、声はない。そんな前半。
    少年の生活能力は素晴らしくて、魚の処理とか、換金の仕方とか、船から外への移動手段とか、キチンと確立されて居て自立している。ちょっと感動的。

    そこに突然他者が入り込んでくる。その途端その落ち着いた生活は脅かされるんだけど、そこに会話がうまれた。
    ただ、言葉が通じない。お互い自分の主張を一方的に話すだけ。
    とても友好的な侵入者じゃない。

    だけどその侵入者には秘密が有って。
    戦争で家を失い、恐らく家族も失い。ちょっと攻撃的に装って自分を守らないといけない訳が有って。

    それが分かってからの二人の生活は、ままごとみたいな家族なんだけど凄く穏やかで少年の表情が凄く優しい。

    戦争に疲れた者には、少年の廃船はひと時の平穏な隠れ家だったかもしれない。
    だけどそれもな長くは続かなくて。

    元の静かな生活を少年は繰り返したとしても、それはきっと前の物とは違うんだろうな・・

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    ネタバレあり
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