ボクは坊さん。|MOVIE WALKER PRESS
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ボクは坊さん。

2015年10月24日公開,99分
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糸井重里が主宰するWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で約7年間にわたって連載された、現役の住職によるエッセイを伊藤淳史主演で映画化。愛媛県今治市を舞台に、お寺の息子として生まれ、24歳で突然、住職となった青年が、慣れぬ毎日に苦悩しながら、幼なじみや大学時代の友人たちとの交流を通して成長していく姿を描く。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

お寺の息子として生まれ育ち、大学で仏教を学び、僧侶としての資格を得るも、地元・今治で書店員として働く進。ところがある日、祖父で住職の瑞円が病に倒れ、実家の栄福寺を継ぐ決心を固める。光円と改名し、住職となったのはいいが、大学では教えてくれなかった事も多く、光円は日々の様々な経験を通して成長していく。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2015年
製作国
日本
配給
ファントムフィルム
上映時間
99分

[c]2015映画「ボクは坊さん。」製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.7
  • えこう

    4
    2016/3/3

    10月に公開になった作品。
    なかなか近隣の劇場では公開されなかった作品でしたが、一日限りの上映会があると聞いて鑑賞してきました。

    主人公の白方光円さんは(伊藤淳史)は住職だった
    祖父が突然亡くなったのを受け、24歳にして書店員から四国八十八ヶ所霊場第57番札所・栄福寺の住職に転身するところから始まります。

    この寺で生まれ育ったものの、慣れぬ毎日に苦悩しながら幼なじみや大学時代の友人たちとの交流を通して成長していく姿をユーモアを交えながら描かれていきます。

    しかし最初はコミカル風に描かれ過ぎではないかと
    ガッカリさせられましたが、後半はしっかりと坊さんらしい描写もあったり、グッと引き寄せられました。

    お坊さんだって時には道を外れそうになることだって
    あります。
    そんな描写もあっておもしろかった。

    お坊さんはお葬式などで人々の節目を見守ります。
    人が亡くなった時、戒名はつけられます。
    死後のひとつの名前(顔)です。
    現世とかけ離れたものであってはなりません。
    理由があってつけられます。

    葬儀のあとの席で戒名に関する法話をできる僧侶が
    どれだけいるだろうか?
    同じ僧侶としてすごく感銘を受けたシーンでした。

    また野球チームも作りました。
    大きな外野へ飛ぶ飛球に合掌して見送る場面には
    館内の大爆笑を誘っていました。 

    立派なお坊さんよりも、「おっさんありがとう!」と
    皆からありがたがられる、そんな坊さんになりたいなあと光円さんを見て思いました。

    坊さんを身近に感じられるそんな作品だったのでは
    ないでしょうか。

    同じ坊さんとして光円さんの後姿は素敵でした。
    僧侶とは何か・・・ 考えさせられました。

    現役の住職によるエッセイを映画化されたという。

    配役陣もよかったなあ。
    ビリギャルの坪田先生役、伊藤淳史が、こんなお坊さんなら近くにいてほしいと誰しも思うような魅力的な光円さんを体現していらっしゃいました。

    そしてスクリーンに映し出される四国や高野山の美しい
    景色も本作の見どころかと。

    僧侶の姿に悩みながらも人々で触れ合うことで成長していく姿が素敵でした。

    泣いて、笑って、癒される生きるヒントがぎゅっと詰まった作品になっていたと思います。

    僧侶でなくてもこれは引き寄せられますよ。
    ストーリーが思いのほかよかったです。

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  • ひゃん

    3
    2015/11/24

    原作のエッセイは拝見していないのだけれど(ネットで少々)、
    突然(でもないか)坊さんになった24歳の若者の目線で成長が
    描かれている。どんな世界でも、初めは右往左往して彷徨って
    苦しんで少し笑ってまた泣いて…という、おそらく社会人なら
    味わったはずの経験が未知なるお寺の世界で繰り広げられる。
    お寺や坊さんに関する新手のグッズや笑えるあるあるネタなど
    終始コミカルに話が進むのかと思いきや、中盤で生死を分かつ
    大事件が起きたり、自身の進退に悩み出す主人公が描かれる。
    真面目な大役にはまさにピッタリな伊藤くんなのだが、何より
    素晴らしいと思ったのは、チラシでもバッチリ決まっている
    頭の形。坊主頭は特殊メイクらしいのだが、おそらく頭蓋骨は
    ご本人の持ち物だと思う。素晴らしい!うつぶせ寝だった?^^;
    坊主の似合わない坊さんとて多かろうが、やはりここは一つ、
    魅せて欲しい箇所。若い頃からお寺や坊さんと関わってきた
    自分(法事が多くて)には、こんな風に人の話を聞いてくれて、
    温かく見守ってくれる受け身の坊さんなら有り難いと思うよ。

    (しかし幼馴染とのエピソードは重い。非常に考えさせられる)

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  • ミチさん

    5
    2015/11/17

    見つめ直しては、いかがでしょうか。そんなことを考えさせる映画です。
    テーマははっきりしています。家業を継いだ青年が僧侶を演じる内に、僧侶になっていく物語です。
    それを伊藤淳史が演じて行く訳ですが、次第に俳優としての伊藤淳史は消えていって、光円が立ち上がって来る。それが見事ですね。
    決してお気軽な映画ではありません。現実の物語の方がはるかに、シビアです。しかし、それを支える、松田美由紀やイッセー尾形も素晴らしく、また山本美月も良いです。最後ちょっぴり希望を抱かせるエンディングになっています。
    ☆星は6つ上げたいですね。

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