チョン・ドヨン
キム・ヘギョン
殺人の容疑がかかる恋人を待ち続ける女と捜査のため身分を隠し彼女に近付いた刑事の男が、それぞれの立場がありながら惹かれ合ってしまう様子を描いたハードボイルドな恋愛ドラマ。監督・脚本は、「八月のクリスマス」の脚本を手がけ第36回大鐘賞シナリオ賞を受賞、「キリマンジャロ」で監督デビューを果たしたオ・スンウク。主演は「シークレット・サンシャイン」で第60回カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞したチョン・ドヨンと、「パイレーツ」や日韓合作ドラマ『赤と黒』のキム・ナムギル。ほか、刑事が追う容疑者を「新しき世界」のパク・ソンウンが演じている。第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門招待作品。
※結末の記載を含むものもあります。
ある殺人事件の容疑者パク・ジュンギル(パク・ソンウン)を追う刑事チョン・ジェゴン(キム・ナムギル)は、容疑者の恋人であるカラオケバーのママ、キム・ヘギョン(チョン・ドヨン)に目を付け、捜査のために身を偽り彼女に近付く。恋人の帰りを待ち続けるヘギョンは、いつもそばにいてくれるジェゴンに次第に傾いていってしまう。
監督、脚本
音楽
美術
プロデューサー
撮影
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
[c]CJ E&M Corporation, 2015 [c]キネマ旬報社
ナムギルファンなので見に行きましたが、ファンでなければ退屈な映画かも。よくある設定・脚本です。
チョン・ドヨンさんは錆びた色気ある役がいい感じでしたよ。「マルティニークからの祈り」の方とは思わなかった!
どうせなら、韓国映画らしくもっと残酷でギトギトの方が見応えあったかも?
【賛否両論チェック】
賛:情愛を逆手にとって潜り込んでいく刑事と、愛に身を滅ぼしていく女の生き様が、悲劇的に描かれていく。
否:結局のところ、伝えたいことはよく分からないので、感情移入出来ないと退屈すること必至。ラブシーンも意外とあり。
身分を偽った刑事と容疑者の恋人という、決して相容れない2人の歪んだ恋路が、時にスリリングに、時に穏やかに描かれていきます。そして、そんな2人がその愛ゆえに身を滅ぼしていく様子も悲劇的で、印象に残ります。
ただ、どうしても同じようなシーンがずっと続いていくので、感情移入出来ないとすごく退屈しそうです。伝えたいこともイマイチよく分からないので、その辺りは好き嫌いがはっきり出そうな作品でもあります。
韓国ドラマのドロドロした感じが好きな方には、意外と向きそうな作品です(笑)。