合葬|MOVIE WALKER PRESS
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合葬

2015年9月26日公開,87分
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漫画家・杉浦日向子の代表作で、日本漫画家協会賞優秀賞に輝いた歴史コミックを映画化。江戸時代末期の江戸を舞台に、将軍の警護と江戸の治安維持のために結成された彰義隊の3人の隊員たちが運命に翻弄されていく姿を描く。柳楽優弥、瀬戸康史、岡山天音が隊員役を演じるほか、幹部役でオダギリジョーらが出演。

予告編・関連動画

合葬

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

鳥羽・伏見の戦いの後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有氏により結成された彰義隊。極は将軍・徳川慶喜への熱い忠誠感から自ら隊に加わり、柾之助は養子先から追い出され、行くあてもなく入隊。また、悌二郎は隊の存在に異を唱えながらも加わらざるをえなかった。そんな彰義隊員たちの物語が明かされる。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2015年
製作国
日本
配給
松竹メディア事業部
上映時間
87分

[c]2015 杉浦日向子・MS.HS/「合葬」製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

2.4
  • ひゃん

    4
    2015/10/15

    なんとも悲しい青春群像時代劇。
    杉浦日向子の原作同名漫画は読んだことがないのだが、
    江戸末期~無血開城~彰義隊とくれば大体の察しはつく。
    変わりゆく時代に翻弄された市民はもちろん、新しい
    時代がどんなものになるのか想像がつかない故に怖いと
    いう点では、敗戦間近の日本が描かれた「日本のいちばん
    長い日」で、最後まで徹底抗戦を訴えた軍部の若者達が
    とった行動に近いと思った。平和を以て変わる時代など、
    変わってみなければ分かるはずがない。むしろ、今まで
    守り抜いてきた将軍への忠誠に圧倒され、自制を失った
    強硬派がついに討伐されてゆく道のりの方が分かり易い。
    仕方ないとはいえ、味方同士国民同士の殺し合いなのだ。
    穏健派は何度も避けることを訴えたのだったが…。
    新進監督の作風は個性的で現代テイストが盛り込まれた。
    確かに時代劇らしからぬ言動や音楽・構成の「?」は多いが、
    極端に薄暗い映像の色合いは時代の空気感を顕わしており
    私的にそんなに悪くは感じなかった。語りも聞きやすい。
    妖気漂う寓話も物語に合っており、今後の彼らの不遇を
    予感させるものばかり。楽しい話ではないのだが、そんな
    時代に生きながら青春を謳歌したともいえる(恋愛や初恋)
    あの年頃の男の子が当時抱くであろう想いや、逆らえない
    忠誠への混乱など、時代を見据えていたオダギリが演じる
    森の立場からも見届けている。悔しい・もどかしい歴史を
    現代の若者の立場から考えてみるのにふさわしい作品だ。

    (それぞれの志が違うのも特徴。それが一気にのみ込まれる)

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  • ごっとん

    3
    2015/10/2

    こんな時代だから、なおさら保守的な若者を生み、そして命を散らして行ったのでしょうね。ある意味では純粋で捨て難い人物ではありますね。

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  • 門倉カド

    1
    2015/9/30

    【賛否両論チェック】
    賛:幕末の動乱期、ただ犬死にするしかなかった若者達の悲壮な姿に、命の尊さについて考えさせられる。
    否:ストーリーは極めて単調なので、興味がないと眠くなりそう。あまりにあっけないラストにも賛否は必至か。

     大政奉還がなされ、時代が確実に移っていく中で、その大義もなおざりにされ、ただただその命を散らすことしか出来なかった青年達の悲劇が、率直に描き出されていきます。変に脚色されることのない、そのありのままの死に様に、命について改めて深く考えさせられます。
     しかしその反面、登場人物達があまりにもあっけなく亡くなってしまうので、映画としてはやや物足りなさも感じてしまいます。終わり方もかなり唐突で、戸惑います。
     時代劇としてハラハラドキドキを期待するよりは、“生きることの意味”や“死ぬことの意義”について考えたい、大人向けの重厚な作品です。

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