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投稿レビュー(7件)サンドラの週末は星3つ

サンドラの選択。 (投稿日:2016年6月5日)

今作を観てすぐに思ったのはこの会社にいてもいずれはクビになるだろう。
あるいはサンドラがまた体調を崩すだろう。だからどうしても職が必要なら
今すぐ次の仕事を探した方がいいよ、だった(冷たいかしらね私?)とはいえ、
いわゆる病を抱える彼女にとって、何かを決断し戦うことそのものがまずは
できないことなので、行動に移すまでの葛藤が今作のテーマにもなっている。
そもそも条件が酷い。誰だってボーナスをあてにしているのは当然、それを
彼女と天秤にかけるという、頼まれる方も断り辛いし、自分の立場になりゃ
堪らないことだ。観ている方がツライ。しかし思うけど職場というところは
戦場そのもの、休職している間に会社の状況だって変わる。サンドラは甘い、
旦那も甘い、何でもっと頭金や預貯金を増やしてから家を買わなかったのか。
その水も、そのアイスも、単価かかってるんじゃないの?家で作ってきなよ。
金欠者ほど倹約をしない。散々使っておいて足りないと言う。社会の底辺で
喘がないための勉強にもなる作品だが、ふと人情が溢れる場面が心根に響く。 »ガイドライン違反報告

投稿:ひゃん

評価:3
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ブラック企業だよねぇ (投稿日:2015年6月24日)

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コレは本当に難しい・・ボーナスの金額が日本円だとどの位なのか解らないけど、それを諦めて自分を助けて・・と言う勇気。
私には無いかなぁ。その価値を自分に見出せとは烏滸がましくて言えない。
勿論、何度も何度も諦めそうになる。でも助けてくれる家族や友人がいる。

サンドラが会いに行く同僚の一人一人の生活や抱えている問題。サンドラへの反応も人それぞれ。
設定や伏線の貼り方が上手い。

確かに主任は腹立たしい。でも社長にとっては、自分の意をくんで動く便利な存在なのだろう。

日本だったらブラック企業だよねぇ・・ »ガイドライン違反報告

投稿:

評価:3
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ラストで、確かな希望の光を感じ取れる秀作 (投稿日:2015年6月13日)

ピエール・ブルデューの「世界の悲惨」から想を得たというジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟の新作『サンドラの週末』を観た。基本はシンプルなプロットながら、土壇場に追い詰められた主人公(主要人物)が、状況を打開しようと積極的に動き回り他者に働きかけることによって、次第に各登場人物たちの抱える複雑な感情が露わになり、物語(作品世界)はサスペンスを孕んだ予測不可能な様相を呈していく――というストーリー展開はこれまでのダルデンヌ兄弟作品と共通するものだ。有名俳優をほとんど使わないことで知られるこの2人の監督にとって、アカデミー賞女優でスター女優でもあるマリオン・コティヤールを主人公のサンドラ役に起用したのはある種の“賭け”だったに違いない。事実、コティヤールは全編ほぼ出ずっぱりであり、キャメラは様々な角度から彼女の姿を捉える。ダルデンヌ兄弟のその賭けが見事に成功したことは、ラストで見せるコティヤール=サンドラの笑顔1つとっても明らかであろう。静かに、ゆっくりと歩きながら携帯電話で夫(演じているのはダルデンヌ兄弟作品の常連俳優であるファブリツィオ・ロンジョーネ)と話している彼女が浮かべる、諦観とも違う穏やかな表情を目にする時――『息子のまなざし』や『ある子供』のラストがそうであったように――主人公を取り巻く環境が何ら改善していないにも関わらず、私たちは、どこかアナログ的な質感を持つその映像から、確かな希望の光を感じ取るに違いない。秀作。 »ガイドライン違反報告

投稿:ブルーインブルー

評価:3
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どこまでもいい人 (投稿日:2015年5月30日)

自分も大変なのに、どこまでもいい人を貫くサンドラ。
周囲にはサンドラの味方がいるのに、なかなかそれに気が付けないのは・・・・。職場復帰前、「がんばれ」と言ってはいけないという定説を覆す展開だけれど、「頑張れ」った結果がここにあるんだな~と思いました。温かく見守ることや責めないことの方が、大切なんですね。 »ガイドライン違反報告

投稿:ぶんぶん

評価:3
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プロレタリアートの選択 (投稿日:2015年5月30日)

これはCEO以外、誰でもあり得る話。
それも所得の低い、生活レベル中の下に限ってそういう選択が迫られる。ずるい。

ボーナスというのがポイント。日常の食費、家賃は月給で賄うとして、家がぼろければリフォーム、子供がいれば養育費、消耗品の家電、個々の嗜好用途だってあるし、どう使おうか深く聞いてはならぬ。

1人を正規雇用で雇うことで今後のボーナスがなくなる、仲間を救っても社内雰囲気下落だろう。多数決でなく、全員一致でなくては、サンドラ曰く、採用されても働けない。その人物がいなくては、仕事が回らない、アイディアが出ないといった才能ある人物なら別枠なのだろうが、彼女がいなくても仕事が回ってしまうというのも痛い。

何度も涙がこぼれる。喉がカラカラになる。サンドラの精神が人生の中で最も疲労した週末だ。一緒に働いていた同僚の本音を直に聞くのって嫌だ。知らなくて良かった本音の杭が心臓に突き刺さることもあり、そしてまた彼女のために涙してくれる希望も知る。

結果はどうあれ、社長の提案にNOという彼女にレスペクトである。せめて、彼女の仕事探しに誰か協力してあげて。

本当に給与をたくさんもらっている上層部は下々を会社の駒としか思ってない。どこも同じ。
リアルにある話でしょ? »ガイドライン違反報告

投稿:seapoint

評価:3
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戦うことの意味 (投稿日:2015年5月26日)

まず、Mコティヤールのピンクタイトップが妙に艶かしくて、すっぴんとはいえこんな美女を馘首するようなクソ会社に未来はねぇ!よく覚えとけ!

ハイ…それは置いといて、冒頭。具体的な症状は明かされないが精神的な脆さを抱え落ち込んでは寝こむ彼女。復職するってホントに大丈夫?
それでも説得のため夫と同僚の家を回り、ボーナスより自分を選んで欲しいと伝える。
同僚との接触では、夫は割って入らない。彼女自身がビビりながらも一体一で向き合って懇願する様はやはり痛々しい。
ん?これって営業じゃん!
何の価値も無い自分を選んでください…!あなたにとって損になる可能性大だけど、この商品が売れないと私生きてけないんです!
日頃の自分と重なって苦しかったですなあ…。

そういう意味ではドアのベルを鳴らす時に躊躇して、再三逃げ帰って夫に叱咤されるくらいの演出はあっても良かったかな〜。

しかし、着信音が来るたびに右往左往振り回されていた姿から、徐々に彼女へと傾きかける同僚たちに浮き足立つような希望も垣間見えてくる。
それでも過半数の意思を必要とする民主主義の公平だが鈍感な残酷さが待ち受ける。
おぼろげな信頼。でも、それは自分でもぎ取った確かな信頼には変わりない。

自殺未遂にまでいたっても、その支えが彼女に最後の決断をさせたのだろう。
彼女を追っていたカメラのフレームも、遠ざかる彼女をもう閉じ込めることはしない。
彼女は用意された道に固執せず、自分自身の意思を初めて示したのだ!これが勝利だ!
(投票自体はただのマクガフィン)

あと、こういうテーマでいわゆる聖書における魚とパン的な安易な宗教的な見立てを持ち込まなかったのがエラい!
簡潔に、ドライな切り取り方は正解です。
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投稿:でーいー

評価:4
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従業員同士の (投稿日:2015年5月24日)

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従業員同士の投票で一人の運命を決めるなんて、少しやり過ぎというか、会社側の怠慢ですよね。みんなボーナスさえ絡まなければ、サンドラが残ることに賛成するのでしょうから。 »ガイドライン違反報告

投稿:ごっとん

評価:3
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