この国の空|MOVIE WALKER PRESS
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この国の空

2015年8月8日公開,130分
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谷崎潤一郎賞に輝いた高井有一の同名小説を長谷川博己&二階堂ふみ主演で映画化したヒューマンドラマ。第二次世界大戦終戦間近の東京を舞台に、19歳の少女と妻子を疎開させた中年男性との禁断の関係を描き出す。脚本家として数々の名作を送り出してきた荒木晴彦の『身も心も』以来18年ぶりの監督第2作となる。

予告編・関連動画

この国の空

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1945年の東京。里子は生活が日に日に苦しくなる状況に耐えながら、母親や叔母と健気に暮らしていた。隣人の市毛は丙種で徴兵を免れながら、妻子を疎開させてひとり暮らしをしている。すでに婚期を迎えた里子は、このまま男性と結ばれる事なく、戦争で死んでいくのかという不安を抱えつつも、市毛の身の回りの世話をする事に喜びを感じるようになる。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2015年
製作国
日本
配給
ファントム・フィルム
上映時間
130分

[c]2015「この国の空」製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.7
  • たっかん

    3
    2017/5/28

    戦争を直接描かずに庶民の姿を通じて描いた戦争映画。

    戦況悪くなる時の庶民の風景。母(工藤夕貴)と娘(二階堂ふみ)、その隣に住む丙種で戦争行かない男(長谷川博己)。
    母娘の家に「横浜の家を焼かれた」と言って転がりこむ母の姉(富田靖子)。
    主に、彼らの日常、と言っても戦時中なので非日常ではあるが、生活風景を通じて戦争を描いた物語。

    川で上半身裸になって水浴びする母親(工藤夕貴)の腋毛がリアル。
    確かに戦時中など腋毛は剃らないだろうなぁ。

    「私が一番綺麗だった時」と二階堂ふみに言われても、自分としてはピンと来ない。(すみません…)

    面白い映画ではないが、考えさせられるところはあった気がする。

    <映倫No.120281>

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  • ひゃん

    5
    2016/3/26

    予備知識もなく観たので最初は誰だか分からなかったヒロインの母。
    そうか工藤夕貴だったか!と気付いたその後、富田靖子演じる伯母
    との姉妹小競り合いの妙味ときたら^^;このリアル感にしてやられる。
    戦争末期とあり生活は日増しに苦しくなる。ヒロインはまだ19歳で
    男性と付き合ったことがない。このまま死ぬのか…?と漠然とした
    不安に苛まれた頃、隣家に単身銀行員の男性が越してくる。妻子が
    いるとは知りながらどんどん惹かれていく彼への思慕、例え戦時下
    であろうと、性欲も食欲も果てはしないことを貪欲に見つめた作品。
    昭和時代の日活映画のような汗の質感が随所にエロチシズムを感じ
    させ、二階堂と長谷川の大胆には描かれない逢瀬が余計に緊張度を
    高めていく。明日をもしれない命が花開く瞬間を決して否定しない
    母親の想いが伝わる工藤の演技、茨木のり子の詩に涙する場面など
    総てにおいて完璧なところに最後のコメントだけが浮いてしまった。

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  • 絶対色気値

    4
    2015/12/30

    終戦近い東京に住む母と娘。大空襲下、生きていくのが精一杯。隣家には妻子を疎開に出した一人暮らしの男がいて、娘は隣の男を恋してしまう。

    戦時下の暮らしと秘められた恋を丹念に描く。その男とは不倫になるわけで、周囲から非国民的な目で見られるとか、そのような展開があっても良かったのではないかと思う。

    荒井晴彦は男女のエロい関係を描くのが上手で、わたしの大好きな脚本家。川で母娘が会話するシーン、「男に溺れちゃだめよ」なんて、母(工藤夕貴)がエロうございました。

    主役・二階堂ふみの抑えた演技が素晴らしく、二階堂ふみの女優映画になっている。脚本家の荒井晴彦が女優映画を作るなんて想いもしませんでした。
    (4.5)

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