妻への家路|MOVIE WALKER PRESS
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妻への家路

2015年3月6日公開,110分
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中国の名匠チャン・イーモウ監督によるせつない夫婦のドラマ。文化大革命後の70年代の中国を舞台に、心労から夫の記憶だけを失った妻と、記憶が戻る事を願いつつも他人を装い彼女にそっと寄り添う夫の姿を描く。夫婦役を演じるのは『HERO』のチェン・ダオミンと、イーモウ監督と約9年ぶりのタッグを組むコン・リー。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

77年に文化大革命が終結し、イエンシーは20年ぶりに解放される。妻ワンイーの元へ急ぐイエンシーだったが、彼女は心労のあまり、夫の記憶だけを失っていた。イエンシーは他人として向かいの家に住み、娘タンタンの助けを借りながら、自分の事を思い出してもらおうとする。そして、イエンシーは帰らぬ夫を駅に迎えに行くワンイーに寄り添う。

作品データ

原題
帰来
映倫区分
G
製作年
2014年
製作国
中国
配給
ギャガ
上映時間
110分

[c]2014, Le Vision Pictures Co., Ltd. All Rights Reserved [c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.1
  • 絶対色気値

    5
    2016/2/22

    久々にチャン・イーモウの家族の映画を観た。文革の暗い時代、右派として逮捕されてしまう夫。妻はそのショックで、ご主人の顔や姿を記憶喪失してしまう。
    月日は流れ再び現れた夫。記憶喪失の妻に、いくら伝えても夫と認識してもらえない。自分をわかってもらうべくいろいろ手を尽くすが・・・

    チャン・イーモウ「初恋のきた道」でも「あの子を探して」でも描かれた特有のテーマ「ずっとずっと想い続ける」が復活。日常の描写はディテールに富み、繊細な関係性が描かれる。物語上もやもやした感じが続くが、最後の切なさで☆5献上。

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  • どすん

    3
    2015/5/5

    チャン・イーモウ監督
    で見に行ってきました。

    女と銃と荒野の麺屋
    サンザシの樹の下
    で以来ですね。

    この映画でもそうでしたが、
    文化大革命
    が話の転機になっています。

    それほど影を落とす事件だったんですね・・・

    今回は、20年間拘留された夫を待ちわびた妻。
    文化大革命終了し、夫が帰ってきたとき妻は夫のことを思い出しか覚えていなかった・・・

    1960年代の知識層・文化層の迫害政策。
    該当者を家族に持つだけで、差別されるそんな時代。

    その文化革命時代の過ちをとりかえせない子どもの気持ち。
    帰ってきた夫に突きつけられた愛する妻の現実・・・

    1970年頃
    タンタンは中国バレエでヒロインを目指す生徒。
    ある日呼び出された母親フォン・ワンイーとともに忠告を受ける。
    父親ルー・イエンシーが脱獄したと。
    もし、会いにきたならばすぐに通報するように、と。

    母親ワンイーは気が気ではなかった・・・
    あの夫にまた会えるかもしれない。

    しかしタンタンは、主役がもらえるかどうかの瀬戸際。
    父親イエンシーに帰ってきてほしくなかった。
    父親はタンタンが3歳の時に逮捕されていた。

    そんなある日、タンタンが帰ると部屋の前に見知らぬ薄汚れた男が・・・
    タンタンは、それが父親であるとわかる。
    イエンシーはタンタンに
    『明日駅で8:00に待つ』
    と母親に伝えてほしいと伝言する。
    その場を離れたタンタンは党本部に連絡をする。

    イエンシーは張り紙を破り、メモ書きで家族のある部屋の扉下から差し込む。

    それを見て、泣くワンイー。
    タンタンの静止を振り切り、会いにいくワンイー。
    しかし、タンタンの密告により
    もう少しのところで、引き離されてしまう。

    そこから幾年も経ち・・・

    1977年
    文化大革命も集結し、イエンシーは駅に降り立つ。
    そこに迎えに来ると思っていたワンイーはおらず、タンタンが待っていた。
    タンタンはバレエを諦め、住み込みで紡績工場で働いていた。

    イエンシーはワンイーの待つ自宅へ。
    しかし、そこでワンイーは自分がだれかわからないようにふるまっている・・・・
    彼女は夫の記憶の多くを失っていた・・・

    イエンシーは彼女の記憶を取り戻すため、いろんな場面を作る・・・
    しかし、彼女が心開いたのは自分が投獄中に想いをメモ書きした手紙であった・・・・

    どこかでこんな映画見たな・・・
    って思ったら
    「きみによむ物語」
    でした。


    この映画のあのひたむきさ
    知らなければググッ!!ときたかもしれません。
    けど、あの映画のひたむきさ・・・
    ジーナ・ローランズ
    のあの笑顔・・・

    そうなってしまうと
    チャン・イーモウ版の「きみによむ物語」としか見えなくなってしまいました・・・

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  • ごっとん

    3
    2015/3/29

    最後は奥さんの記憶が少しでも戻ることを願いましたが、残念でした。旦那さんとしては離れられないだろうし、奥さんも知らない人は家に入れたくないのは、当然の感情で、少し親しい知人としてしか傍にはいられませんよね。

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