風に立つライオンのレビュー・感想・ネタバレ・評価|MOVIE WALKER PRESS
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風に立つライオンのレビュー・感想・ネタバレ・評価

2015年3月14日公開,139分

ユーザーレビュー

3.7
  • やまゆり

    5
    2015/4/3

    感動しました。映画祭にノミネートされてもおかしくない傑作だとおもいました。世界の平和をみんなの心に静かに訪れることを祈りました。また観たい作品で、友達にも6人推薦しました。

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  • えこう

    5
    2015/4/3

    シンガーソングライターさだまさしのあの名曲が映画になりまし

    た。
    ケニアのナイロビで働く医師が恋人に宛てた別れの手紙が
    モチーフで、実際にアフリカで医療活動していた医師が
    モデルだという。
    映画では長崎の大学病院からケニアに派遣された医師の
    航一郎が内戦の犠牲になった惨状に触れながら、現実に立ち向か

    う姿を切なく時にはユーモアたっぷりに描かれていきます。

    劇中ではいきなり2011年3月25日石巻の映像が映し出されます。
    そして年月は戻り異国ケニアの地に日本人医師が派遣されてきま

    す。
    当初は1カ月の要請だったんですが、再び志願して戻ってきます。
    そこは内戦で負傷した兵士たちを治療するための施設、戦傷病院

    だった。

    時には目を背けたくなるような戦場にも真摯に立ち向かう姿には
    見る者を引きつけさせられます。
    いつしか航一郎を慕う少年たちがいた。

    そしてそんな航一郎がたくさんの人を幸せにしていたんだろう
    なあと思います。

    夜になると頑張れー!と叫ぶ航一郎がいた。
    頑張れは人に言う言葉ではない。自分に言っているんだ・・・
    という言葉にはハッとさせられました。

    ある日、パトロールに出た航一郎は襲われて大量の血痕を残して
    亡くなってしまいます。
    日本に残してきた恋人に宛てたお願いだから幸せになってくださ

    いの手紙・・・

    最後はケニアに骨をうずめる覚悟で医師道に全うしようとした
    そんな医者がいたことを私たちは忘れてはならない。

    東日本大震災の直後、医師になって日本を訪ねるミケの姿が
    映し出されます。オッケー大丈夫! かって航一郎から励まされ

    た時と
    同じように。

    クライマックスでは主題歌の風に立つライオンが語りかけます。
    ほんとうに風に立つライオンにはこんなストーリーが隠されてい

    たとは・・・ほんとにいい映像を見せていただきました。
    素晴らしい映画でした。

    ケニアの大自然で撮影されたという映像美に加え、
    配役陣も申し分なし。

    主演の大沢たかおさん自らが熱望されたという映画化、
    素晴らしかったです。

    流す涙は少なかったかもしれませんが、ひしひしと伝える
    この感動は私は忘れることができません。

    今なお内戦の止まない世界で、医療に従事する人がいたことを
    忘れない。
    ひとりでも多くの人に見ていただきたい、そんな映画でしょう。
    今なお内戦のために命を落としていることもいることを
    忘れないだろう・・・

    さださんの歌詞に主人公の苦しみや悩み、日本へのメッセージ
    など様々な思いを感じられます。
    療養所の子供たちもそうです。傷の痛みは時間が来れば
    治りますが、心の痛みはなかなか消えるもんじゃあない。
    そうした思いもストーリーの節々には描かれていきます。

    そうしたメッセージを読み解くのも見る者の使命なのでは。
    ほんとうに隠された思い、願いはきっと胸に届くはず。
    そんな歌詞の奥にある世界を見つめたくなりますよ。

    劇中では英語も飛び交います。
    ケニアの子供たちの生き生きとした表情に
    航一郎の大沢さんが向き合っていた姿が印象的でした。

    ケニアの少年はすべてオーディションから選ばれたというから
    驚きます。やはり大沢さんのはまり役ということなのでしょう。

    うーん、またいい作品が生まれた・・・

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  • ひゃん

    4
    2015/3/30

    さだまさしの楽曲を聴いたのはいつだっただろうか…はるか昔
    であるのは間違いないが、当時これが実在の医師がモデルだと
    彼が言っていたのを覚えている。その後この曲にインスパイア
    された大沢たかおが、さだに小説化→映画化を希望宣言し実現。
    なので企画段階からはかなりの年数を経ているのだそうだ。
    しかし何より今作の監督が「三池崇史」というのに一番驚いた。
    テーマは「心のバトン」なのだが、その意味が最後に理解できる。
    冒頭で震災直後の瓦礫の中に種を持って立つアフリカ人が映る。
    これが誰なのかを想像させて、物語は過去をインタビュー形式で
    回想する形で始まる。主人公の島田航一郎を語る医師や、友人、
    恋人らの証言で彼の現地での医療活動やその経緯が語られるが…
    ケニアの地で医療活動を行う医師。長崎で診療所を継いだ医師。
    お互いが医師であるがゆえ、進むべき道が分かれてしまった二人
    と、彼らの支えともなっていく患者たち。どこの国のどの地での
    医療活動であっても、患者の命を救おうと日々奔走している医師
    が沢山いることを忘れてはいけないなと思う。彼らのおかげで
    助かる命は数多い。少年兵士といえばアメリカン~でも描かれた
    武器を手に取る子供達が於かれた悲惨な状況が目に浮かぶのだが、
    実際にンドゥングのように心と身体を蝕まれた子供達が存在する
    ことをもっと考えなければならない。命を救うには殺戮を止める
    ことが先行の課題であるのにそこが進まない。この腹立たしさ。
    「頑張れ」は自分を鼓舞する言葉で、群れから離れたライオンは独り
    風に向かって立たねばならない。自分を危険に晒すのも救うのも
    本当に自分自身なのだということが明確に表現された作品だった。

    (簡単に命が奪われる殺戮が繰り返される現状を、どうすればいい)

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  • おさおさ

    3
    2015/3/30

    大怪我をした少年たちが診療所に運ばれてきます。
    懸命に手術しても、また少年たちは戦場へ戻ってしまいます。
    治療した意味がない。
    何のために助けているのでしょうか。
    主人公が、頑張れと自分に鼓舞しても、精神的にも体力的にも限界が生じます。
    それでも頑張るんですよね。
    今もなお、どこかで、実際に戦場の診療所で働く人たちは、過酷な現実と対決しています。
    そうですね、彼らも戦っているんですね。

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  • ひさえ

    5
    2015/3/25

    予告でみていたので、結末は覚悟してみました。モデルになった医師と看護師の方は実在したのでしょうね?いつでも患者と向き合い、心まで救った航一郎。救われた少年が医師となり、日本語を覚えて日本にきて、日本人を救う。そして、エンディングが流れた時は号泣でしばらく席を立てませんでした。素晴らしい映画をありがとう。

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  • ローズ

    4
    2015/3/22

    ケニアに派遣された医師・航一郎は、現地の赤十字病院から1か月の派遣要請を受ける。
    過酷な状況での医療活動でも、患者には「大丈夫」、自身には「がんばれ」と叫び続ける航一郎。いつしか彼の誠実さは、傷ついた少年たちの心を溶かしていく。
    銃撃戦の中で、「僕は医者だ。撃てない」という航一郎に心打たれる。本当に戦いを終わらせたければ、戦ってはいけない。そんなわかっているようで、消化しきれていないことを考えた。

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  • ごっとん

    4
    2015/3/18

    医者ではありませんが、医者であったとしても、私には柴田紘一郎さんの様な行動はできませんね。大沢たかおさんは、『KANO』もそうでしたが、強さの中に、優しさを持った役には最適ですね。石原さとみさんにも好感を持ちました。

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  • 門倉カド

    4
    2015/3/17

    【賛否両論チェック】
    賛:必死に生きようとする姿や、子供まで犠牲にする恐ろしさなど、人間の美しい部分と醜い部分がこれでもかと描写されていく。主人公の人柄にも感動。
    否:切断手術など、苦手な人には不向きなシーンが多い。上映時間も長めなので、やや蛇足なシーンもあるか。

     普段日本人が実感することのない“内戦”という劣悪な環境にあって、それでも必死に生き延びようとする人々の姿や、親を殺してその子供を薬漬けにし兵士にするといった人間の恐ろしさに、これでもかと胸に迫ってくるものがあります。また、そんな現地の人々と真正面から向き合いながら、その明るい性格で人々の希望となっていく主人公の熱意にも、改めて感動させられます。そして、そんなナイロビの様子と対比するかのように描かれる、日本の離島の医療や被災地での様子など、私達にも身につまされる要素も含まれています。
     手術シーンなどが結構多いので、苦手な人には向かないかもしれませんが、目をそらしてはいけない世界の現状がそこに映し出されているのもまた事実。主題歌ともなっているさだまさしさんの曲と共に、深く考えさせれる名作と言える作品です。

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  • ミチさん

    5
    2015/3/17

    冒頭は、何故か「東日本大震災」の災害現場である。そこにひとりのアフリカ人青年がたたずむ。
    大沢たかおは、正義感あふれる役柄がとにかく滅法うまい。大好評を博したTVドラマ"仁"もそうだし、最近では"KANO"かな?ただ、実は悪役をやれば、これも、相当にうまいし、やはり、当代一の役者に違いない。
    石原さとみも真木よう子も好演だし、まずは外れのない映画だ。
    冒頭のアフリカ人は、実はかつて、航一郎(大沢たかお)に命を、そして、心を救われた少年だったことが分かる。そして、現場にたたずむ日本人の少年に声をかける。かつて、自分がそうされたように。
    タイトルの言葉は、やはり、アフリカ人が語る言葉で、東日本大震災後の日本を心配している。そう、あの時、実は世界中が日本を心配していたのだ。そういうことを我々は、もう忘れてはいないか。
    人を救うことは人しかできない。このことをこの映画を通し、今一度かみしめて欲しい。

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  • えのきち

    3
    2015/3/16

    『風に立つライオン』を鑑賞。
    原作はさだまさしの同名曲を元に、さだ自身が小説化したものとなっており、監督は三池崇史、主演は大沢たかお。

    大学病院からアフリカケニアの研究施設に派遣された日本人医師航一郎(大沢たかお)は現地赤十字病院からの要請で医師として働くこととなる。そこで迎えた患者は麻薬を打たれ兵士として戦場に立たされ負傷した少年兵たちだった。

    元々はさだまさしが長崎に実在する医師にインスパイアされ作詞作曲をしたものだが、小説化を熱望したのは大沢たかおだという。つまり、主演である大沢たかおは今作に対する想いは人一倍強いというわけだ。
    それは演技からもひしひしと伝わってくるものがあり、少々浮くほどの気迫である。

    アフリカに派遣されたのが1987年。
    そして2011年の東日本大震災とを結びつけるあたりは強引すぎる気もするが、テーマとなっている「命のバトン」を伝えるにあたってはわかりやすいアプローチであるとも言える。

    では映画としてどうかというとイマイチぱっとしない印象。現地での厳しい現実はしっかりと描かれているし、少年たちの心の傷や、そこに携わる人々の真剣さも素晴らしい。しかし、ストーリー自体があまりにも理想的すぎるのがいけない。いわゆる綺麗事ばかりなのだ。
    航一郎の志は素晴らしく、行動力含め全く申し分ない。
    同じく看護師として働く石原さとみのケニアにいるとは思えないほど真っ白なお肌が気にはなるものの、これも理想的な働きを見せる。

    登場人物がどうにも優等生すぎて人間らしさが感じられないので、イマイチ感情移入しにくいのである。

    原曲が好きな私としてはもっと壮大な景色や映像が観られると期待していただけに、少々残念な出来だと感じてしまった。

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