自由が丘で|MOVIE WALKER PRESS
MENU

自由が丘で

2014年12月13日公開,67分
  • 上映館を探す

想いを寄せる女性を探しに韓国を訪れた日本人男性の日々を描く恋愛ドラマ。監督は、「ソニはご機嫌ななめ」のホン・サンス。出演は、「はじまりのみち」の加瀬亮、「ザ・スパイ シークレット・ライズ」のムン・ソリ。第71回ヴェネチア国際映画祭、第39回トロント国際映画祭、第33回バンクーバー国際映画祭正式出品。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

クォン(ソ・ヨンファ)は以前勤めていた語学学校で、モリ(加瀬亮)からの分厚い封筒を受け取る。2 年前、語学学校の同僚だったクォンとモリは恋人同士だった。モリはクォンにプロポーズしたが、体調の悪かったクォンは悩んだ末に断った。その後モリはすぐに日本へと帰国し、彼女に会いにまた韓国にやってきたのだ。モリはクォンの部屋の近くのゲストハウスに泊まり、彼女を探していた。手紙は、彼女を探しながら過ごしたソウルでの日々を綴ったものだった。クォンは手紙の1ページ目を読んで語学学校を出るが、立ちくらみがして手紙を階段に落としてしまう。拾った手紙は順番がバラバラになり、1 枚は拾い忘れてしまった。クォンはカフェ“自由が丘”に寄り、バラバラの順番のまま、手紙の続きを読み始める。彼女を探して、ソウルの街を行ったり来たりしていたモリは、同じゲストハウスに泊まっているアメリカ帰りの男サンウォン(キム・ウィソン)と仲良くなり、毎晩のように飲んで語らっていた。モリは迷子になった犬クミを見つけたことで、カフェ“自由が丘”の女性オーナー・ヨンソン(ムン・ソリ)と出会い、お礼にと飲みに出かけ、やがて関係を持つようになる。クォンは手紙を読み終わると、煙草を吸いにカフェの外に出る。ヨンソンと会話を交わすクォン。手紙の消印は1週間前だった。クォンはモリのゲストハウスを訪ねる。韓国最後の日、モリはクォンと再会を果たし……。

作品データ

原題
자유의 언덕
製作年
2014年
製作国
韓国
配給
ビターズ・エンド(ビターズ・エンド=サードストリート)
上映時間
67分

[c]2014 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved. [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.0
  • ブルーインブルー

    3
    2016/1/19

    僕にとってホン・サンスは、ウディ・アレンのように1年に1本くらいのペースでコンスタントに作品を鑑賞したい映画作家になりつつある。新作『自由が丘で』もとてもリラックスした状態で、舞台となる坂道と路地の多い迷路のような街の風景や、登場人物同士のぎこちない英語での会話、記憶の断片を繋ぎあわせたような時間軸が錯綜した構成(偶然なのか、加瀬亮演じる主人公のモリが読んでいるのは吉田健一の『時間』。しかし松浦寿輝氏の表現を借りれば本作はどちらかというと、吉田的な刻々に過ぎて行く時間態様=「現在的」「アクチュエル」よりは、無意志的想起によって喚起されるプルースト的な時間態様=「現実的」「レエル」に近いということになるだろう。物語の中で手紙が大きな役割を果たす点も含めて)などを楽しむことができた。ホン・サンス映画には、若い女性と年上の男性が恋に落ちるというパターンが比較的多いだけに、モリが惚れる女性クォンに扮するのが1968年生まれのソン・ヨンファというのは少し意外だった。ともあれ、同じく今年公開された傑作『ソニはご機嫌ななめ』には及ばないとはいえ、『自由が丘で』は――少なくともこの監督の映画を観てきた人間ならば――面白く鑑賞できる作品に仕上がっている。

    続きを読む + 閉じる -
    違反報告
  • ひゃん

    3
    2015/4/25

    タイトルからして邦画だろうと思っていたら、韓国映画。
    主演の加瀬亮と監督ホン・サンスが意気投合して作られた
    そうで、雰囲気と流れがなかなか面白い。ただ、時系列を
    バラバラにした割に分かり辛い部分もなく、単調に過ぎる
    モリの毎日を空気感覚で楽しめるかどうかといったところ。
    まぁ正味60分強の作品なので、深夜ドラマの感覚で観れる。
    加瀬君の英語も流暢だけど、途中で出てくるアメリカ人の
    韓国語もかなりのもので、そこは笑える。カフェと猫が出て
    くるあたりからまったり感が想像でき、モリが預けていた
    手紙を彼女が落として、日記がバラバラになったからこの
    順序でドラマが流れています。という遊び心が満載の作品。
    酒とタバコが常に登場、飲んだくれと浮気としみったれた
    会話がグダグダ続くあたりは男性好みだろうけど、やけに
    小洒落た生活空間とゲストハウスの作りなどが凝っている
    ので女性好みにもなっているような計算し尽くされた作品。
    加瀬君が持っている本が「時間」なのは、ナンと偶然らしい。

    (で、何の病気だったの?というのが気になりましたけどね)

    続きを読む + 閉じる -
    ネタバレあり
    違反報告
  • ごっとん

    2
    2015/1/26

    手紙がバラバラになってしまって、時間の順番がバラバラになっているのに、話の展開は良くわかる様にできているストーリー構成は面白かったですが、内容は薄いですね。出てくる人間はみんなイライラしているだけという感じも何だか好きではないです。

    続きを読む + 閉じる -
    ネタバレあり
    違反報告