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投稿レビュー(11件)繕い裁つ人は星3つ

頑固の応用。 (投稿日:2015年7月22日)

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相変わらず現実離れした世界観が目立つ三島作品ながら、
今作は原作の効果もあるのだろうか、観辛さはなかった。
確かに夜会のシーンなどはキレイだけどエェ?っていう感は
否めないが、美しさとは浮世離れして何歩なのかもしれない。
いわゆる頑固洋裁職人の話なのだが、主人公・市江は祖母から
引き継いだ志で一点物のその人だけの洋服を作り続けてきた。
彼女の仕事に惚れこんだ百貨店の青年がブランド化を提案し、
毎日足繁く説得に通ってくるのだったが、市江は相手にせず。
そうこうしているうちに、彼は転勤、老舗の店も閉店となり、
市江の心にも変化が芽生え始めるが…。
お伽話感はあるがこういう頑固職人は多方面で活躍している。
物作りの職人さんといえば確かに一種の拘りを持つ人が多い。
ビジネスとオリジナルの鬩ぎ合いが生活力に反映されるのは
成功者とそこそこ者の違いなのかなぁと思うが、今作の市江
に至っては、ほとんど常連客に支えられているのが明らかで、
誰だって生活にさえ困らなければ好きな仕事をやっていたい。
ただ人間、時代が移り変わればどっかで風穴を開けてくれる
ような自身の変化を望んでいる面もあるんじゃないだろうか。
デザイナーたちがモデルしか着られないような新作を次々と
生み出すのだって、日本のJKが新しいファッションセンスを
世界に発信するのだって、やっぱりそれは活きている証しだと
思えるのだ。市江は祖母から受け継いだ遺志が自身の生きる術
と心得てきたが、その技ありきで自身を羽ばたかせることに
ようやく気付いた。それを気付かせてくれたのが青年とその妹
だという、漫画ならではのロマンティックでファンタジックな
展開に後半の仕事が心地良い。基本が確かなら応用もこなせる。

(自然光の美しさや道具の美しさ。あのミシン家にもあったなー) »ガイドライン違反報告

投稿:ひゃん

評価:4
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中谷美紀さんがいい。 (投稿日:2015年3月26日)

中谷美紀さんの雰囲気と、映画の持つ世界感が相まって相乗効果を起こし、独特の魅力を産み出した佳品。
脚本がもう少し練ってあれば、芸術性が高まったのだが。 »ガイドライン違反報告

投稿:ヨシノっち

評価:3
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服の変わっていい部分と変わっていく部分 (投稿日:2015年3月24日)

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支配人のお勧め作品で見てきました。
結構な賑わいでした。



監督は
三島有紀子さん。

ぶどうなみだ
はちょっとダメでしたが・・・


しあわせのパンはめっちゃ好きです。


今回のテーマは服。

この映画のテーマにもなっていますが
お気にいきりの服を着るだけで世界が変わりますよね・・・
そんな想いを思い出させてくれる作品でした。

自分がガキの頃
DCブランド全盛期。

そのとき、名古屋で買ったパーカ1枚で世界が変わるって(笑)
なんて単純な話。
その時はSCOOPのブランドで(笑)
実家探せば出てくる感じww

そして、ガキの頃だと
Dr.Martinの
サイドゴアブーツ、8hole。
そんで、SCHOTTのシングルライダース。

それを着ただけで、世界が変わった感じが小さいころしましたw

まぁそんな感じは今も残っていて
スーツの時に
tricker's

レプリカ501で
RedWingのセッター
とか履くとこれまた変わる・・・

単純ですね。

そんな服の持つ不思議な魅力を
古い服、新しいデザインの間で揺れ動く主人公を描いた作品でした。

祖母の始めた洋裁店「南洋裁店」で二代目を継ぐ市江は先代の孫。
古いミシンで人を幸せにする服を作っている。
特に、先代の作った服をおのお客さんの要望に合うよう仕立て直している。

そこに三宮大丸百科店の営業藤井が市江にブランド化の誘いを持ちかける。
市江の服は、南洋裁店でオーダーするか、牧葵の営む昔なじみの友人の店に卸しているだけであった。

市江は大量生産できないことと、人を見て作ることのできないことを理由に断っていた。

母の広絵は藤井を気に入り来るたびに団子をふるまっていた。

藤井は南洋裁店が皆の憩いの場所になっていることと、市江の仕事ぶりからブランド化をあきらめつつあったが、先代の服のデザインしか作らない市江に自分のものを作ろうと持ち掛ける。

藤井には服に対しての想いが強くあり、市江にしか作れない新しいものを要望していた。
市江はそのことに心を揺らがせていた。



服の量産による価格低下が広まり
以前のような服屋さん、もしくは地域のセレクトなどが経営難しいんだろうな・・・って感じてました。

あと、SHOPの人に
売りたい服では食っていけないので
売れる服を売る

って聞いたことがあったのを思い出しました。

服が好きな人、服で気分を変えれる人なら共感!!

自分の中で一番長く着ている服は・・・・
やっぱ501ですかね・・・

あとはSHIPS分裂紛争の中、浮いてしまった
grifoniですね。

服って、時代によって変わるものと変わらないもの

変わらない部分と変わらない部分ってありますよね・・・

その差って結構大事だなって思いましたw »ガイドライン違反報告

投稿:どすん

評価:4
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ほのぼの。 (投稿日:2015年3月17日)

この映画の音楽を担当されている小林洋平さんと面識があり行ってきました。また監督さんが「ぶどうのなみだ」の三島由紀子さんというのも興味を惹かれました。
ほのぼの、心温まる映画で心がほんわかしました。昭和の雰囲気を醸し出す、ノスタルジックな気分になりました。 »ガイドライン違反報告

投稿:フラワー

評価:4
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凛とした (投稿日:2015年3月1日)

見た後背筋がシャンとなるような、日々を丁寧に、物を大事に使おうと思えるような映画です。
中谷美紀さんの姿勢、目線など雰囲気が素晴らしかったです。 »ガイドライン違反報告

投稿:nahokong1125

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緩さを楽しみましょう (投稿日:2015年3月1日)

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いわゆる、現代のおとぎ話です。
服の修繕とクラシカルなデザインの服を一人で縫って得られる金銭だけで、親子二人が余裕で暮らして行けるのかとか、そんな野暮な事を考えてはいけません。あのゆったりとした運針の足踏みミシンで一枚のワンピースを仕上げるのにどれだけの時間が掛かるのか。とすれば、一枚の服にいくらの値をつけているのか。それを販売しているのは、高額商品がそぐわない町の小さな雑貨屋なのです。
駄目です。現実の金銭感覚なんて忘れましょう。
美しい店主と心根の優しい人々。そして、薄いベールに包まれた緩い時間を楽しむのです。 »ガイドライン違反報告

投稿:polko

評価:2
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私のためだけ… (投稿日:2015年2月18日)

静かな光の中、
型紙を作る音、
布地を裁断する音、
ミシンを踏む音、
こんな心地よい音だったなんて…
ゆっくりと時間が流れても、消えてしまうこともある。
だけど、幸せを感じられるとても癒される作品。
映画館でだけ… »ガイドライン違反報告

投稿:KI-ki

評価:4
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静かな映画 (投稿日:2015年2月9日)

静かでとても素敵な映画でした。大好きな神戸が舞台で、知ってるところが出てきていて嬉しくなりました。
三浦貴大さんって松坂桃李さんと似てますね。途中まで「この二人は大河では親子だったのに」なんて勘違いしてました。 »ガイドライン違反報告

投稿:しーまま

評価:5
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大きな音は一つもなく (投稿日:2015年2月7日)

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最初から最後まで大きな音は一つもなく、時計、ミシン等の音が静かに流れていました。唯一大きかったのは、お母さん(余貴美子)の声くらいでした。(笑)とてもゆったりした作品。でも、神戸が舞台なのに、誰一人も関西弁ではないのは、何か意図があったのですかねえ。違和感がありました。 »ガイドライン違反報告

投稿:ごっとん

評価:3
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趣味の良い映画 (投稿日:2015年1月31日)

 「正統な保守」とはこういうことを言うのだろう。守っていかなければならない物とは、決して懐古趣味ではない。当然「他者性の排除」でもない。一人一人の人生には、決して譲れない「主体的なスタイル」という物がある。これを持つ者にのみ「大人」と言う称号が与えられるのだ。それは決して依怙地な普遍と排除ではない。柔軟性にとんだ包容力を持つものなのだと作者は問うている気がした。

 その時に応じて「繕い」そしてバッサリと「裁つ」勇気を持っている。そして、決してえ曲げない信念をもとに新しい物を作り出す事に、本当の勇気とそこに矜恃がある事を訴えている。

 保守とは革新を包括するのかもしれない。

 全体の映像トーンをモノクロの様な柔らかい色調で包み込んでいる。随所に『おしゃれな街神戸』がさりげなく埋め込まれている。喫茶店のシュガーポットはドイツの名窯「マイセン」ランプシェードは「ティファニー」がさりげなく置かれ、来客のおもてなしはコーヒーでなく紅茶。ティーポットとカップは「ウエッジウッド」 興味を引いたのが、伊武雅刀演じる職人気質の老舗仕立て屋で出されるおもてなしは、主人公の紅茶に対して日本茶。見えないところまで気を配り丁寧な仕事をする仕立て屋さんを、この監督は自ら描いたのかもしれない。 »ガイドライン違反報告

投稿:Song

評価:4
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