タワーリング・インフェルノ|MOVIE WALKER PRESS
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タワーリング・インフェルノ

1975年6月28日公開,165分
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サンフランシスコにそびえ立つ地上138階の超高層ビルの落成式の日、発電機の故障から発火、たちまちビルは炎の地獄と化した。製作はアーウィン・アレン、共同製作はシドニー・マーシャル、監督はジョン・ギラーミン、アクション・シークエンス監督はアーウィン・アレン、脚本はスターリング・シリファント、原作はリチャード・マーティン・スターンの「ザ・タワー」、トーマス・N・スコーティアとフランク・M・ロビンソン共著の「ザ・グラス・インフェルノ」、撮影はフレッド・コーネカンプ、アクション・シークエンス監督はジョセフ・バイロック、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、編集はハロルド・クレスとカール・クレスが各々担当。出演はポール・ニューマン、スティーヴ・マックィーン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステア、スーザン・ブレークリー、リチャード・チェンバレン、ジェニファー・ジョーンズ、O・J・シンプソン、ロバート・ヴォーン、ロバート・ワグナー、スーザン・フランネリー、オーマン・バートンなど。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

サンフランシスコの空にそびえ立つ138階建ての世界一高い超高層ビル“グラス・タワー”が落成の日を迎えた。設計者のダグ・ロバーツ(ポール・ニューマン)とオーナーのジム・ダンカン(ウィリアム・ホールデン)は、屋上に立って眼下にひろがる市の光景を見下ろしていた。ロバーツは疲れていた。一刻も早くコンクリートの大都会からのがれ出て、大自然のふところに飛び込みたかった。工事主任のギディングス(ノーマン・バートン)と打合わせをすませたロバーツは婚約者のスーザン・フランクリン(フェイ・ダナウェイ)と久しぶりに二人だけの時間をもった。惨事は、そのときすでに始まっていた。“グラス・タワー”の地下室にある発電機が故障したため主任技師のキャラハンが予備の発電機を始動させたとたんショートし、81階にある物置室の配線盤のヒューズが火を発し、燃えながら床に落ちた絶縁体の破片が発動機のマットをくすぶらせ始めたのだ。保安主任ハリー・ジャーニガン(O・J・シンプソン)の緊急報告を受けたロバーツは配線工事が自分の設計通りに行われていないのに憤然として、落成式の一時中止をダンカン企業の広報部長ダン・ビグロー(ロバート・ワグナー)に申し入れたが、ダンカンは拒絶した。しかしそのとき81階では火が大きく拡がりはじめていたのだ。ロバーツはダンカンの義理の息子であるロジャー・シモンズ(リチャード・チェンバレン)に会い、ビルの配線工事を担当した彼の配慮不足を責めたが、あとの祭りだった。一方、火災の発生をまだ知らない“グラス・タワー”の借間人たちは落成式パーティの準備に浮き足立っていた。1階から80階までがオフィス用、それから上は住宅用に作られたこのビルには、すでにさまざまな人が住みついて、たとえば90階のハーリー・クレイボーン(フレッド・アステア)の職業は株専門のサギ師だ。彼はおなじ階に住む富豪未亡人リゾレット・ミューラー(ジェニファー・ジョーンス)に早くも眼をつけ、今夜のパーティにエスコートし、うまく話をまとめて一儲けしようとしていた。外部からの招待客もそうそうたる顔ぶれで、上院議員ゲイリー・パーカー(ロバート・ヴォーン)、サンフランシスコ市長ロバート・ラムゼイなどがいた。入口のリボンが市長の手によって切られると、人々は135階のプロムナード・ルームへ直行し、ビルの全てのライトがともされ“グラス・タワー”の全容は夜空にクッキリとあらわれた。だが81階の物置室から出火した火は拡がり、ロバーツは消防署に急報した。連絡を受けた消火隊は隊長のマイケル・オハラハン(スティーヴ・マックィーン)の統率のもと、ほどなくビルに到着した。彼はただちにロバーツと“グラス・タワー”の設計図を検討した上、79階に司令センターを設置、ダンカンに緊急避難を令じた。81階の火が他に移り始めてエレベーターにも危険が迫っていることを察知したオハラハンは展望エレベーターを利用するよう令じたがすでに大混乱が始まっていた。地上からの救援だけでは間に合わぬことを知ると、オハラハンは海軍のヘリコプターに空からの救援を依頼したが、強風のためビルに近づくことができず、かろうじて近づいた一機もビルに激突して炎上した。“グラス・タワー”は今や完全にひとつの巨大な溶鉱炉と化した。隣りのビルからのワイヤーの救命籠作戦もロジャー・シモンズやパーカー上院議員の犠牲者を出し、いきずまっていた。あと15分で火がプロムナード・ルームに届くというとき、耐火服に身をかためたオハラハンはヘリで屋上にたどりつくと、ロバーツと協力してプロムナード・ルームのちょうど真上にある巨大な貯水槽を一挙に爆破、放水させることにした。百万ガロンに近い水の奔流で、執拗に攻めのぼってくる炎を消しさろうというのだ。ほとばしる水力に押し流されて死ぬ者も出たが、猛威をふるっていた炎はついにおさまった。

作品データ

原題
The Towering Inferno
製作年
1974年
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ブラザース映画=20世紀フォックス
上映時間
165分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.2
  • S

    3
    2016/1/9


    恐怖ストーリー
    超高層ビルが恐ろしくなる作品

    建築に携わる人、すべてに見てほしい
    それだけにかかわらず、
    どんな人にも心を打つようなストーリー

    お金がすべてではない
    安全を何よりも大切に
    そんな教訓を含んだ1本

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  • ettam

    4
    2013/9/25

    超高層ビルでの大火事。少しのぼやが徐々に炎を広げて135階でのパーティー会場を襲う。逃げようにも逃げられない。消防隊たちの消化、救助活動も空しく、猛火に亡くなる者も出てくる。まさにインフェルノ(地獄)である。
    他の人間はどうであれ自分だけは助かりたいと思う人間もいれば、半分死を覚悟し、愛の告白をする人間もいる。人間は追い詰められた時(死を迎えようとする時)にどういう行動をするか、その人の性格や生き方などが見えてくる。

    火事の発端は少しでも建築費を抑えようと配線を安物に替えたことにより電気がショートしたことによる。そういえば、日本でも建築費を抑えようと鉄筋の本数を減らし構造計算書偽装事件なんていうのもあったっけ…。建築は絶対に手を抜かないで欲しいものだ。

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  • 2006年から映画

    5
    2013/4/11

    高層タワーでの火事。火は上にいくので高層階ほど危険。
    会社のトップが良くないと大変なことになりますね。

    火事がボヤなら容易に脱出できるけど火が広まって出口がふさがれると後は時間との戦い。
    消防隊員が様々な方法を駆使して救助にあたります。

    CGが無い時代の撮影は大変だったでしょうね。
    長さを全く感じさせません。
    昔の名優がたくさん出てくるのも嬉しい。名作です。

     ・野次馬根性旺盛な方
     ・高層階に住んでいない方
     ・非常時、臨機応変に対応したい方
      にお勧めです

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