真野恵里菜
泉野明
“レイバー”と呼ばれる作業用ロボットが普及した近未来の東京を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁警備部パトロールレイバー中隊の面々の日常を描いたSF作「機動警察パトレイバー」。その劇場版アニメを手がけた押井守が自ら総監督を務めて実写化。アニメ版とは世代の異なるその後を描いた、全7作からなる物語の第2弾。
※結末の記載を含むものもあります。
レイバー犯罪の減少に伴い、特車二課の98式イングラムはほとんど出番もなく、動けば壊れ、歩けば故障するという警視庁警備部のお荷物的存在となっていた。そんな中、特車二課の解体を画策する上層部の陰謀により、イングラムが警備部恒例の装備総点検に参加し、警視総監の面前で礼砲を撃つことになる(「98式再起動せよ」)。
総監督、脚本
監督
監督
脚本
原案
レイバーイメージデザイン
音楽
主題歌
製作総指揮
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
製作プロデューサー
製作プロデューサー
チーフプロデューサ
ゼネラルプロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
撮影
撮影
照明
美術
録音
編集
アクション監督
[c]2014「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会 [c]キネマ旬報社
見ているものを煙に巻く、ゆるさとだるさは継続中。
まぁ、よいでしょう。
7章までやることは決定済みなんだし。
ただ、「カッコイイロボットアニメの実写版」を想像して観に来た人は、次は確実に来ないよって内容ではあります。
カンダムはいいとして、ダグラムネタはどこまで笑えるのか・・
【賛否両論チェック】
賛:ついに動き出したパトレイバーが、とってもカッコイイ。ストーリーも短めなので、気軽に観られそう。
否:前作までの知識は必須。2話がまとめて公開なので、オープニングとエンディングが2回あるのが若干しんどいか。
今回は特に説明もないので、前作までの知識は必須です。また、今回は少しずつパトレイバーの稼働シーンも増えてきているので、ようやくロボット映画らしくなってきた印象です。とはいえ、作品自体は2つのエピソードが集約されているので、オープニングもエンディングも2回あります。それが若干辛いかもです。
そしてこのシリーズ、あと5章あります(笑)。気に入った皆さんは、是非引き続きチェックしてみて下さい。
こういう趣味性の高い作品を造り続ける/造り続けられるエネルギーを維持している押井監督自体がすごいなと思うし、なんだか閉塞的にならざるを得ない日本の若い世代の励みになればとも思う。
「パトレイバー」と言いつつも押井節全開の今シリーズはおそらくこの調子のまま最終章まで続くのであろうが、EP2の破壊っぷりは凄まじく、それ以上にEP3なんかはモロに「立喰師」や「イノセンス」を彷彿させるところがあって、面白いなと思った。
ただ第一章から感じていたことだが、依然としてエキストラの動きは非常に悪い。彼らは、自分たちがどういう世界の住人であるかということをまじめに考えていないことが、混乱をきたしているときの動きに如実に現れている。酔っ払いの演技を思い浮かべると分かり易いが、酔っているふりをしているひとと、本当に酔ったように見える演者のその落差は激しい。
主演の真野恵里菜はすごく可愛い(マリア・デ・メディロスを思わせるポチャの魅力)と思うし、エンディングの歌もいいんだけど演技的には寂しいものがある。
やはり、演者には「台本をこなしたら精一杯」ではなくて、やはりそれ以上のパワーで頑張って欲しいなと思う。