チョコレートドーナツのレビュー・感想・ネタバレ・評価|MOVIE WALKER PRESS
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チョコレートドーナツのレビュー・感想・ネタバレ・評価

2014年4月19日公開,97分

ユーザーレビュー

4.3
  • 馮美梅

    4
    2014/5/26

    その子にとっての本当の幸せとはなんなんだろう?
    育てる人間がゲイだからダメと云うのは全くもってナンセンス。

    大切な事はそんな事よりもその子供にとって本当の居場所、心の安寧と幸せを見極め、そして判断する人達はそれを正しく見極める事ではないのか?

    男性だからとか女性だからとか産んだとか産めないとかそんな事結局関係ない。例えその子供に障害があってもなくても、愛おしく思い、一緒にいることでみんなが幸せだと感じる日々を過ごせる事にまさることはない。

    しかし、結局3人を引き裂いたのは偏見と差別。そしてその結果、マルコは自分の本当に帰りたい場所に戻ろうとしてたどり着けなかった。きっとあの母親は息子がそんな事になってなにをかんじた?いやもう何も感じないかも知れない。

    でも、マルコにとって例え短くても本当に自分を愛してくれた人達との日々はかけがえのないものだっただろう。そういう彼らの戦いが今のアメリカの法律をかえるきっかけにもなったのだろうと思いたいし、本当に主人公の3人の純粋な心に性別も何も超越した何かを感じずに入られなかった。

    受け取った手紙を読んだ人達は一体何をかんじたのかを知りたいものです。

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    ネタバレあり
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  • uji

    4
    2014/5/22

    「シネマテークたかさき」で予告編を見て気になっていた作品なので
    見てきました。
    地味ながら口コミでじわっと広がっている作品みたいです。

    1970年代の実話を基に育児放棄されたダウン症の少年を育てたゲイのカップル
    の姿を描くヒューマンドラマです。
    見終わって、切なさがじんわり響いてくる作品です。

    今でこそ同性愛者のカップルは珍しくなくなってきまし
    たが、それでもゲイのカップル
    が子供を育てるということには法律や周りを取り巻く環境が許さなかったでしょう。
    少年にとって同性愛がどう成長に与えるのか・・・
    幼児性愛も疑われて・・・
    しかしポールとルディの深い愛情は本当の母親より勝るものでした。

    結末はルディが毎晩マルコに聞かせてあげるハッピーエンドの話のようには
    いかなかったけど、ルディの力強い歌声がいつまでも耳に残ります。
    ルディを演じたアラン・カミングが素晴らしい!
    ポスターを見ても彼の瞳のチャーミングさに魅了されてしまいます。

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  • ごっとん

    4
    2014/5/22

    ゲイで貧乏でダウン症で麻薬で、何かマイナスな部分を全て集めた様なストーリーでした。不幸な三人が集まってようやく幸せが訪れたのに。現在ならもう少し違った結末になるのでしょうか。

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    ネタバレあり
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  • 2006年から映画

    5
    2014/5/18

    ルディーのあの表情・あの眼差し・・いつまでも心に残る映画でした。

    当時のゲイに対する認識なら仕方がない気もしますがそれにしてもやるせない・・
    本物の親子よりもそれらしい良好な関係。そのままでよかったのに・・。

    マルコに対する母性のような温かさ、懸命に戦い続ける二人の絆の強さ。女性の方が理解者が多かった気がします。

    双方がその関係を望んでいても法によって翻弄されてしまう。実話なだけにやるせない・・

     ・家族がほしい方
     ・マイノリティーな方
     ・感動する映画が好きな方
      にお勧めです

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  • 杉ちゃん

    4
    2014/5/10

    ゲイのルディが住んでいるアパートの隣に住む麻薬中毒シングルマザーのダウン症の息子マルコ。母親が逮捕されたことで施設に入れられるのを可哀そうに思ったルディが恋人で弁護士のポールとマルコを引き取って育てようとする。しかも愛情たっぷりに・・・素晴らしいことなのに「ゲイ」ということで変人扱いされ、全てを否定される。外国で有りがちな「ひどい」話であるが、日本でも似たような話はあるのであろうか?短い期間ではあるが、二人と過ごした時の幸せそうなマルコがとても印象的で、その分ラストで流した涙の量はいつになく多かった。やはり子育てに一番必要なのは「愛情」であり、それは時には母をも超えることができる!

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  • おだちん

    4
    2014/4/29

    同性愛者のカップルが他人のダウン症児を預かり保護する。
    最初はほんの少しの仏心だったのが、一緒に暮らすうちに本当の家族のような親しみを持つ。
    薬物中毒の母親のネグレクトから守るために保護者になる。
    そう法的に認められるために雇ったのは黒人弁護士だ。
    時代は70年代、どう考えても彼らマイノリティーに勝ち目のない法廷。
    差別の目と薄笑いを向ける検察官、紋切り型の判事に、例外を通す針の穴はない。
    一緒に住むことを取り上げられた彼らに、残酷な結末が待ち受ける。
    ルディの歌声は力強く響くが、突きつけられた現実の前では痛々しい。

    「観客賞総ナメの感動作」というあおり文句と、「チョコレートドーナツ」という邦題は正直いただけない。
    理不尽に虐げられたマイノリティーたちの魂の叫びは、そんなに甘いのものじゃないのだ。

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  • yendou

    4
    2014/4/28

    1970年代に起こった実話をもとにし、ゲイのカップルと彼らの下で保護を受けたダウン症の少年との姿を描いたヒューマンタッチな作品になっている。2014年4月末の現時点で、銀座の劇場(シネスイッチ銀座)でしかやっていないが、口コミで話題が拡がり、平日以外は毎回立ち見が出るほどの大盛況。東京に暮らすようになって、シネスイッチ銀座さんもよく利用しているけど、僕が観に行った回で、ここまで混んだのは正直初めてでした(たまたま、初日の空いた時間帯でチケットがすんなり取れましたが)。このヒットを機に、全国に拡大公開されて欲しいなと思います。

    予告編を観て分かる通り、この映画の結末はハッピーエンドではありません。先日観た「フルートベール駅で」でもそうですが、結末が暗いと分かっている作品を観るのは個人的にちょっと辛い。ダウン症の少年マルコが、ゲイのカップルのポールとルディの下で、閉じていた心がどんどん開いてくるところがしっかり描かれているだけに、余計に物語の哀しさというのが伝わってきます。それを体現するのが、シンガーを目指すルディの迫るような歌の凄さ。運命とか、社会の仕組みの中とか、人生ではどう頑張っても贖(あがな)えないことがある。そんなときに湧き上がる心の底からの叫びのようなものが、彼の歌という形で昇華されるのです。このラストシーンは、今思いだすだけでも涙が溢れてきます。

    僕自身もダウン症の弟がいるので、映画本編以外の部分でも、いろいろ感じずにはいられないところがたくさんありました。弟もそうだし、弟が通っていた知的障害の人が通う学校の子とかも、触れあったことがあったのですが、彼ら彼女らの純な心の持ち方をみると、自分の心のあさましさというか、穢れみたいなものが如実に見えてきて、本当に彼らが天使だと言われる理由が分かるような気がしてくるのです。映画の舞台である、1970年代とは違い、障害者も、同性愛者も幾分は暮らしやすい世の中にはなってきたように思いますが、生き方の多様性、お互いの生き方を尊重するということは、これからの時代こそ一層必要だと感じました。

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  • 5
    2014/4/27

    1979年頃のお話。その時代だったから。今は改善されている・・と信じたい。

    弁護士たちは呟く。「正義なんて無い」・・と。

    ゲイのおじさんたちは何だか凄く可愛らしかった。健気で、マルコに寄り添っている感じ。
    前向きなルディと真面目で賢いポール。凄く純粋にマルコを受け入れ育てていたの。
    そしてマルコも凄く良い。
    「ぼくの家?」と聞いて背中で喜びを語る。物語をせがんで「ハッピーエンドが良い」とねだる表情とか。凄く可愛い。

    彼が抜け出し、歩き続け目指すのは信頼して、愛してくれる人の元。ちゃんと居たのに、当時社会は彼からそれを取り上げた。
    安心できる自分の居場所。社会はそれを与えてあげられなかった。

    そしてどうなったか、正義のつもりで決定を下した彼らは皆知るべき。幸せになれるはずだった彼をああしたのが誰かを。何の為に?何がしたくて?

    ラストは凄く切なくて、でも、凄く力強く美声で歌うルディは素敵で、静かに筆を取るポールは頼もしくて、今現代だったらきっとマルコは幸せに暮らせるはず・・そう言う世の中になっているはず・・そう思えます。

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    ネタバレあり
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  • ぶんぶん

    5
    2014/4/26

    同性愛、障害、ドラッグ、法律の壁、偏見・・・いろんな福祉の問題が絡んでいて、見ていて切なくなりました。
    差別を一番受けてきたであろう黒人の弁護士が、「法律の勉強をして、最初に教わったのが正義なんてこの世にはないってことだろ?」って。立場が違っても、それぞれが理不尽な現実に立ち向かっている。重い言葉でした。
    ルディの歌声が、オープニングからセクシーすぎて、萌え~

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  • でーいー

    4
    2014/4/21

    差別や偏見がもたらす社会の不平等さ、その残酷さを見せられた気がした。小さきものを救う制度は、その時代の権威者や多数者にとってのお為ごかしを守る機能に過ぎぬのか。
    途中、ゲイカップル二人の姿に「真夜中のカーボーイ」のダスティンホフマンとジョンボイトを重ね、少年の姿には、地球に忘れ去られた「E.T.」の異星人の面影を見た気がした。
    孤独な魂が救済されることはあるのか…。
    マイノリティでもある黒人弁護士の言葉が痛切に残る。
    「正義など無い、でも闘うしかない。」
    そうだ、でもこの厳しい現実と闘うしかないのだ。

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