ワン チャンス|MOVIE WALKER PRESS
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ワン チャンス

2014年3月21日公開,104分
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イギリスの国民的オーディション番組に出演し、ケータイ電話ショップの販売員からオペラ歌手へと転身したポール・ポッツの半生を描くヒューマンドラマ。イギリスの片田舎でいじめられっ子として育ったポッツが、度重なる挫折を繰り返すも周囲の人々に支えられ、オペラ歌手になるという夢を持ち続け、それを叶えていく姿をつづる。

予告編・関連動画

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

オペラ歌手になるという夢を抱くケータイ電話の販売員ポールは、挫折を繰り返すも、恋人ジュルズに支えられ、夢の舞台に一歩ずつ近づいていく。そんなある日、憧れのパヴァロッティの前で歌う機会を得るが、「オペラ歌手にはなれない」と一蹴されて自信を失ってしまう。それでも、周囲の支えもあり、オーディション番組に出演する事になる。

作品データ

原題
ONE CHANCE
映倫区分
G
製作年
2013年
製作国
イギリス
配給
ギャガ
上映時間
104分

[c]2013 ONE CHANCE, LLC. All Rights Reserved. [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.6
  • なじ

    5
    2016/2/27

    苦しみながら、まるで映画のようなアクシデントが重なっても成功する、爽快な映画だった。 ネットでポール・ポッツを検索してしまった。

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  • montananeko

    3
    2015/1/3

    ポールは製鉄所に勤める父を持ち、またその父の同僚は子供の頃から今に至るまでのいじめっ子で母の親戚と結婚している。世間は狭い。大人になった今でも暴力を振るってくるかつても今も悪ガキの親戚だ。ポールのサクセスストーリーを尻目にこいつは最後まで改心することなく不良な大人としてラストを迎える。おそらくいじめっ子は夢中になるものが足りなかったのだろう。地元のサッカーの応援とかパブで飲むビールとかそんな類のものではなくポールのように人生を通じて愛したオペラのようなものが。
    この映画ではいじめっ子と対比して善人がてんこ盛りだ。
    ポールの母をはじめにガールフレンド、携帯ショップの上司、等々。それらはポールの人柄を表している。
    オペラのコンテストに組んだ女性の実家を訪ねて食事をするシーンがある。すぐに親戚の女性の一人はポールの人柄を見抜く。お前はそのまま歌えばいいんだよ。
    ポールは幾度ものチャンスを少しずつ掴んでいく。
    そう人生にはチャンスがいっぱいあるんだね。
    皆さんのみのまわりにポールのような人はいますか?
    心惹かれると同時にちょっと疑ったり嫉妬したりしたことがありますか?

    ポールのような人がいた時、その素直さを認め助けよう。
    情けは人のためならず。
    それもある意味、ワン チャンス ですね。

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    ネタバレあり
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  • すすむA

    2
    2014/4/13

    音楽映画に欠かせない条件は何か。それは素晴らしい演奏、心を揺すぶられる歌唱である。その意味でこの作品には少なからずがっかりした。

    映画そのものは印象の悪いものではない。太っちょのポール(ジェームス・コーデン)とジュルス(アレクサンドラ・ローチ)は微笑ましいし、うち続く災難には早く立ち直って欲しいと案じてしまう。だが肝心の歌が上手くないのである。画面上の歌は全てポール・ポッツ自身が歌っているとあるが、信じられず、あるいは映画館の音響装置が悪いのかと疑って、サウンド・トラック盤(One Chance 8883757142)を購入して聴いたが同じだった。

    先ず、オペラ歌唱に欠かせない「ベルカウント唱法」の中に地声が抜けてしまう。肺活量が足りないのか、フレーズの最後の部分になると無理に息を押し出すような固い声になる。中音から高音に上がる直後の音程が不安定である。息継ぎも良くない。どの歌も一本調子で表現が凡庸だ。粘り着くような声は戦前の浅草オペラの田谷力三を思い起こさせてしまう。

    オペラファンで、毎日のようにCDを聴いている私の判断では、要するに素人としては、ずば抜けて上手いが、プロからは問題にされない程度の歌手だ。

    ポッツは2007年にイギリスの素人オーディション番組、「ブリテンズ・ゴット・タレント」で優勝した。有名なスーザン・ボイルも同番組2009年の優勝者である。視聴率の高い番組で優勝者は一躍、その実力以上に世間の注目を浴び、もてはやされてしまうようだ。番組のプロデューサーは番組が盛り上がれば良いのであって、映画にもなれば「大成功」だろう。人気が続くかどうかは知ったことではない。

    英国人も日本人も、多くの人はオペラなんかに親しまない。だから耳が甘く、ああいう風に描かれると素直に感動してしまうのだろう。もちろんそれはそれで良いのであって、ポール・ポッツの世間的な人気にあやかって、皆がオペラを見れば、現在は年寄りしか行かず、破綻寸前のオペラ界の力強い支援者になるに違いない。

    オペラは値段が高い、と思っている向きも多いと思われる。もちろん外国の一流オペラは目玉が飛び出るほど高いし、有名歌手が出演する日本の中央オペラ団も同様に高い。しかし日本の歌い手たちの層も非常に厚くなった。どこの都市でも、県レベル市レベルの主宰で、手頃な値段のオペラを公演している。それを聴くだけで、ポール・ポッツ以上の力量を持つ日本人歌手があまたいることを知って、これまでの常識が覆されることは受け合いだ。私が保証する。

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