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投稿レビュー(7件)さいはてにて やさしい香りと待ちながらは星3つ

姜秀瓊の見事な演出と佐々木希の本格派デビュー作 (投稿日:2020年9月11日)

台湾の監督が能登を舞台にした日本映画を撮って何が悪い。いつまで下らない自国主義に囚われているのか。姜秀瓊は、かつてアジアの傑作「牯嶺街少年殺人事件」で助演女優賞にノミネートされた俳優。楊德昌(エドワード・ヤン)、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)のもとで演出を学び、実力を付けた。この作品は日本映画の傑作である。画面から風が吹いてくる。海の香りがする。そしてコーヒーの仕事を通して登場人物たちの精神のみならず観客の心も整っていく。人間はいかに精神的な存在であるか認識させられる。映画を見る前と後で世界の見方が変わる。自然と人間の絡み合いが高い精神性を保ちながら描かれており、能登の美しさの本質をこのレベルで表現しえた監督が他にいただろうか?姜秀瓊によって初めて提示された世界である。永作は定評のある高い演技力を存分に発揮しているが、注目すべきは佐々木希である。姜秀瓊の演出によって、かくも存在感のある人物が造形された。佐々木はこの作品で女優開眼したと思われる。彼女の演技についても昔の彼女の演技をベースに紋切り型の評価しかしようとしない者がいるが、何にも分かっちゃいない。この作品の前と後とでは佐々木は違う女優になったのだ。本格女優に対して、失礼千万だと言っておこう。 »ガイドライン違反報告

投稿:藤光

評価:5
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前半ギスギス、後半感動の人間ドラマ。1人でしみじみ向けストーリー。 (投稿日:2015年3月18日)

【賛否両論チェック】
賛:父を待ち続ける心優しい主人公と、彼女に影響を受け家族の絆を取り戻していく親子の姿が心に残る。
否:雰囲気は想像以上に暗く、女性に乱暴をするシーンもあるので、家族やデートでの鑑賞は不向きか。

 帰らぬ父を待ち続け、1人珈琲を淹れ続ける主人公の姿は、健気でもあり、どこか淋しげでもあります。そして、そんな主人公に感化されていくように、少しずつ家族の絆を取り戻していく絵里子達の様子も、また印象的です。最初はギスギスしていた彼女達の食卓が、後半では家族らしく笑いの絶えない食卓に変わっているのが、とってもステキです。
 ただ、作品全体の雰囲気は案外暗く、もっと心温まるストーリーを想像していた人も多いかも知れません。乱暴するシーンもあるので、家族やデートには不向きかと。1人でしみじみしたい時にオススメの作品です。 »ガイドライン違反報告

投稿:門倉カド

評価:2
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しまった (投稿日:2015年3月17日)

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しまった、この映画を見るならコーヒーを買えば良かった!と思う様な雰囲気の漂う映画でした。コーヒーの通販で食べていけるなら、あんな生活は憧れるなあ。 »ガイドライン違反報告

投稿:ごっとん

評価:4
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あと30分長ければ (投稿日:2015年3月13日)

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 どうしても先日の吉永小百合とかぶってしまう設定なので、正直あんまり得意じゃない日本映画(山田洋次のステレオタイプなパブリックイメージみたいな)だったらどうしようと思ってたんですが、その手の情緒とは無縁の、存在感ある世界がとても魅力的な映画でした。聞けば監督は台湾の方とのこと。
 惜しいのは、物語の展開が駆け足すぎて、特に後半で、登場人物たちに感情移入する暇もなく、観客が置いてきぼりにされてしまう感がありました。雰囲気のある、とてもいい映画なのに、せめてあと30分時間をかけて描いて貰えればと残念です。
 また、日本語や、細かなやり取りについては演出補佐を付けたほうが良かったのでは?と思わせるところが少なからずあります。特に佐々木希。本人は精一杯やってるとは思うんですが、まだまだ役者として力不足です。適切な指導を与えられる人間を付けるべきだと思います。
 繊細なニュアンスが肝になる映画を、外国で外国の役者を使って撮るのって結構難しいと思うので、無意味にハードルをあげる意図がよく判らないんですが、そもそもこの映画って、台湾を舞台にしては成り立たないもんなんでしょうか? »ガイドライン違反報告

投稿:G2

評価:4
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待つ事。。。 (投稿日:2015年3月10日)

帰らぬ父を待つ娘の姿やシングルマザーとその子供達の苦悩がゆったりとした流れの中に確りと描かれていた気がします。

子供にとって親の存在とは、どう言う物なのかを映画が終わった後にも考えさせられる映画でした。

じんわりと感動を味わいたい方にお勧めの映画です。
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投稿:Pilot

評価:4
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見終わった後、心にほのぼのと残る (投稿日:2015年3月4日)

何といっても、永作博美の存在感で、最後まで飽きさせない。つくづくすばらしい女優だと思う。

波乱万丈のドラマもなく男が何の役割も演じず、ただただ幼児期の父親との思い出を思い出すためだけに珠洲にやってきて船小屋でコーヒー屋を始めた女性の物語が淡々と進む。

けれども、見終わった後、女性にとっての父親とは何か、ということを深く深く考えさせられる映画だった。
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投稿:ひつじ

評価:4
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永作博美という不思議な女優 (投稿日:2015年3月3日)

永作博美は、当然いくつも観ているけど、不思議な力を持った女優さんです。決して美人ではないけど、何か全身で訴えかけるものがあります。こういう作品をもっともっと観たいですね。
この作品は前作の『四十九日のレシピ』に似た展開で、傷ついたヒロインが故郷に戻って来て、みたいな話で、やや新鮮味に欠けるものの、アットホームな雰囲気が良いです。
対する佐々木希は、『天使の恋』で、実質的にデビューしたものの、以降が続かず(なんて言うと怒られるかな)、この作品でもイヤな母親役を演じています。
子役たちも最初はイヤな立ち回りで、どうなるんだとうと思っていましたが、次第に打ち解けてきて、みたいなところは予定調和的です。
監督は台湾の女性監督だそうで、最初、エンドロールに通訳の名前が出て来て、何だろうと思いました。なぜわざわざ、台湾の女性監督が能登を舞台に撮っているのか、分かりませんが、全体に男性の影が薄いのは、そのせいかもしれません。
それにしても、タイトルの「さいはて」からは、東北か北海道をイメージしますが、能登とは・・・。本州の真ん中やないけ、と思う人もいるかも。 »ガイドライン違反報告

投稿:ミチさん

評価:4
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2020/9/28更新
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