ハーメルン|MOVIE WALKER PRESS
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ハーメルン

2013年9月7日公開,132分
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廃校となった学校で一人静かに暮らす元校長と、過疎が進むその村の人々の記憶を幻想的に描き出すヒューマンドラマ。監督は「掌の小説」の坪川拓史。出演は「CUT」の西島秀俊、「男はつらいよ」シリーズの倍賞千恵子、「丹下左膳 百万両の壺」の坂本長利、「太陽」の守田比呂也、「美代子阿佐ヶ谷気分」の水橋研二、「飢餓海峡」の風見章子。2012年4月28日、BSフジにて「プレカット版」を放映。2013年7月19日、福島県・昭和村公民館ホールにて特別先行上映。

予告編・関連動画

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ある村の廃校となった小学校に元校長(坂本長利)が暮らしている。もう使われることのない校舎を修繕しながら、彼は消えゆく我が舎をいとおしむように静かに日々を送っていたが、その校舎は解体されることが決まっていた。そんなある日、かつてこの小学校で学び、現在は博物館職員の野田(西島秀俊)が、校舎に保管されていた遺跡出土品の整理のためにやって来る。だが野田には、誰にも言えない秘密があった。野田が小学生だった頃、担任の綾子先生の大切な“カラクリ時計”を盗み、閉校式の日に生徒たちがそれぞれの宝物を入れて校庭に埋めたタイムカプセルの中にこっそりそのカラクリ時計を入れておいたのだ。校長先生が、村にやって来た野田にタイムカプセルを埋めた場所を尋ねたことをきっかけに、二人はその日からタイムカプセルを探し始める。しかし野田の同級生たちはタイムカプセルを埋めた事すら忘れており、一向に作業は進まない。そんな中、村の老人施設で寝たきりの状態になっていた綾子先生(風見章子)が、隣町の大きな病院に移ることになった。娘のリツコ(倍賞千恵子)に付き添われて病院に移る道すがら、綾子先生は学校に立ち寄り、校庭を見渡しながら「あの子たち、どこへ行ったんでしょうねぇ」と呟くのだった……。

作品データ

製作年
2013年
製作国
日本
配給
トリクスタ
上映時間
132分

[c]ハーメルン製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.6
  • bunta

    4
    2018/12/1

    普段映画観てても余りレビューは書かないのですが、これはレビューもほとんどないのでちょと書きます。

    この作品、小津安二郎以来日本映画伝統の静寂=自然の音をベースにして、セリフと長いけど味わい深い間の加減で全体を描いている。
    廃校となった福島の小学校を舞台にして、昭和の時代のある意味番人の元校長と成長した現代の元生徒との関わりで時代が移る様をじっくりと描く超良作。
    西島秀俊の代表作のひとつ、そして何よりもお気に入りは、倍賞千恵子さんの素敵な歌声。
    泣かせる映画では決してないが、感動する映画であることは間違いない(個人的に)。

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