レイルウェイ 運命の旅路|MOVIE WALKER PRESS
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レイルウェイ 運命の旅路

2014年4月19日公開,116分
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英国人将校の壮絶な戦争体験や妻の献身的な愛をつづり、「エスクァイア」誌ノンフィクション大賞に輝いたエリック・ローマクスの自叙伝をコリン・ファース主演で映画化したヒューマンドラマ。第2次世界大戦時に日本軍がタイからビルマへの物資輸送のために計画し、多くの死者を出した泰緬鉄道建設にまつわる悲劇がつづられる。

予告編・関連動画

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

第2次世界大戦時に日本軍の捕虜となり、鉄道建設現場で残忍な扱いを受けた過去を持つローマクス。辛い記憶を抱えつつも、妻パトリシアのおかげで、平穏な日々を過ごしていたが、ある日、戦時中に現場にいた日本人通訳の永瀬が生存し、タイで戦争体験を伝えようとしている事を知る。ローマクスは永瀬と向き合うためにタイへ向かう。

作品データ

原題
The Railway Man
映倫区分
G
製作年
2013年
製作国
オーストラリア イギリス
配給
KADOKAWA
上映時間
116分

[c]2013 Railway Man Pty Ltd, Railway Man Limited, Screen Queensland Pty Limited, Screen NSW and Screen Australia [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.7
  • そらいろ

    3
    2015/9/30

    日英が同盟を組んだのも、敵国同士だったのも、歴史の語る事実。第二次世界大戦の頃には英米鬼畜という言葉だってあった。

    現代の日本にイギリスを憎む人は皆無だと思う。むしろ憧れのほうが強いだろう。英語がペラペラ喋れたらなあ。イギリスに友達がいるって言ってみたい。あのサーカスティックなチクリと皮肉るセンスを身につけたい。色々憧れはあるにせよ、イギリスと聞いて恐怖で身がすくんだりはしない。

    が一方で、イギリスはどうだろう?
    戦争を経験した世代が高齢で消失しつつある現在、滅多なことでは反日感情にお目にかかることは無い。馬鹿にされるとすれば日本人の愛想笑いや英語が下手であれば、というところくらいだろうか。
    いや、残念ながら皆無ではない。

    昔彼氏マークとお互いの家族の話になった。彼は年老いてからの子どもでアルツハイマー病の父親がいるという。戦争体験により日本そのものが嫌いなのだそう。だから結婚は無理だとも。皮肉なことに彼は日本好きで次の恋人も日本人だった。

    戦後50年の記念ドキュメンタリー番組を観た。終戦記念日の名前は、VE(Victory within Europe)デーとVJ(Victory against Japan)デー。なんと日本だけ名指し。ドキュメンタリーでは、戦時中17歳で日本人に凌辱された英女性が証言し、その後の結婚生活での苦しみ、支える家族も痛みを語った。が、この映画のように邂逅した経緯までを話し、日本に招待されて日英交流の懸け橋を務め、NHKのニュース映像まで組み込まれていた。恨みの吐露ではないものの、苦しみと痛みの証言を聞いていて、日本人として同じ女性として耐え難く涙を堪えきれず慟哭した。
    二十歳そこそこの私が受け止めるには重すぎ、イギリス女性同級生が、日本人男性って性的に強いってイメージあるわよ、と世間話のふとした拍子に悪戯っぽく言った言葉が突然蘇って重くのしかかった。

    もちろん戦争に行けば全員反日になったわけではない。数年後、15歳年上の彼氏クリスの実家にお邪魔した。トム・クルーズとニコール・キッドマンの写真が飾ってある。ファンなのかな?と思ったら、彼氏のご両親の若かりし日の写真。お父様は戦争に行ったが、日本とは関わりが無く専らインドだったし、日本にわだかまる感情は無いとのこと。
    そりゃそうだ。

    加害者としてばかりではない。日本人も敗戦直後ロシアからの被害に遭った。事実、私のお姑さんは3歳で戦闘機に直接追われ幼い弟と両親を亡くした。その一方で中国残留孤児として生き長らえた日本人だって大勢いるのだ。

    イギリスの反日を敢えて否定しない。が、教育によって意図して培われている中韓のそれとは少し性質(たち)が違うと思う。
    自分も苦しんだように敵も苦しんだ。同じ空間を共有した、加害者として贖罪の念をずっと持ってくれていた。実際にその一心で外国でガイドとして国の懸け橋としての仕事をしている。映画の主人公も、かつての敵永瀬も壮絶な思いに苦しんだことを知り、邂逅の時を迎える。

    『キングスマン』を観て目がハートになりコリン・ファースが観たいという理由だけでうっかりこれほどに気が重くなる映画を選んでしまった。だが、日本人なら知るべき事実がある。過去は変えられない。未来を見通す為にも。

    追伸。神がいたから信心があったから残虐ではなかったはず、という説は全くのナンセンス。さもなければファンタジー。人類の歴史において神の名のもとにどれほど多くの血が流されてきたか。

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    ネタバレあり
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  • おだちん

    2
    2014/5/21

    お願いしたい。
    実話ならば淡々と。
    あまり脚色はいらない。
    どうも、芸達者な名優たちが込めすぎた感情があふれ出てしまい、過剰に見る者を刺激しようとしているようだ。ありがちな陳腐さが鼻をつく。
    我慢ならないのが音楽。
    タイ、ビルマのシーンになると必ず流れるステレオタイプな東洋的旋律には辟易した。

    話自体は感動的だ。
    間違っているのは演出だ。

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  • ごっとん

    3
    2014/5/7

    これは実際に起こった話なのですよね。戦争というのは如何に悲惨で、勝者と敗者の取り扱いが神と虫けらくらいの差がでるのですよね。戦争に行かれた人が戦地から復帰後もPTSDで苦しむのはこんな状況に置かれていれば仕方ない事ですね。

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