孤独な天使たちのレビュー・感想・ネタバレ・評価|MOVIE WALKER PRESS
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孤独な天使たちのレビュー・感想・ネタバレ・評価

2013年4月20日公開,97分

ユーザーレビュー

3.1
  • ぼうしゃ

    3
    2013/6/7

    巨匠ベルナルド・ベルトルッチによる10年ぶりの新作監督作品。少年の目を通した成長物語ではありますが、様々な名作のオマージュを感じさせるシーンも多く、ベルトリッチの映画に対する深い造詣と愛情を感じる作品です。

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  • ブルーインブルー

    4
    2013/6/3

    ベルナルド・ベルトルッチ監督の『孤独な天使たち』を観た。非常に良かった。ほぼ全編、舞台がアパルトマンの一室(本作では地下室)で、主な登場人物が数名の若者のみという点は『ドリーマーズ』(‘03)と共通するが、“あの時代”の表象に傾斜したきらいのあった前作と比べ、本作ではより純粋に映画を観ることの快楽を味わうことができる。何より、全編を通して驚くほどに瑞々しいし(この“驚き”はどこか、ガス・ヴァン・サント監督の『エレファント』を観た時のそれに似ている)、空間の特徴を存分に生かした演出やライティングも見事だ。主人公2人の距離感(物理的かつ心理的な)も素晴らしく、14歳の少年ロレンツォが、眠っている異母姉オリヴィアの隣に自らソファーを移動させ、そこに横たわって2人並んで眠る終盤の1シーンは、窓から差し込む外光を繊細に取り込んだ画面の美しさと相まって、観ていて思わず胸が熱くなった。ベルトルッチはこの『孤独な天使たち』について――重度の椎間板ヘルニアで車椅子生活を余儀なくされていることもあり――小津安二郎からの影響(=ローアングル)について語っているようである。しかしそれ以上に、本作を撮っていたとき、彼は間違いなくフランソワ・トリュフォーを意識していたはずだ。『大人は判ってくれない』に対するオマージュであるラストはもちろん、(長くなるので詳細な言及は省くが)随所にトリュフォー映画からの影響を感じさせる。いずれにせよ個人的には、『シェルタリング・スカイ』(‘90)以降のベルトルッチ監督作品の中で、最も好きな一作ですね。

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  • イウォーク

    4
    2013/5/29

    今回は14歳の少年と長い間会っていなかった腹違いの姉のストーリー。
    これまでのベルトリッチ作品=官能的というイメージが個人的にはつきまとっていたのですが(ラストタンゴインパリ然り、ドリーマーズ然り)、今回は官能的とは程遠く姉弟は険悪なムードで出会い、お互い親が原因で共感できない部分を持ち続けます。

    そんな中一週間という限られた時間の中で、次第に心を通わせていき、それぞれの苦悩を克服するように見えますが、最終的にはそれは弟の方だけであって(ラストシーンの表情に注目!)、姉は結局何も変われなかったというような示唆があり、残酷さを感じました。

    題名に関しては「孤独な天使たち」もよいですが、ボウイの見事な伊語版アレンジの「ロンリ―ボーイ、ロンリ―ガール」でも良かったような気もします。

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    ネタバレあり
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  • 4
    2013/4/26

    屋根裏とか、地下室とか、わくわくするよね。
    秘密基地みたいで。

    14歳って、中2くらい。
    危うい年頃よね。

    世間を達観は出来ないけど、まだ大人に守られながら、何処か自分を中心に世界は回っていると信じている。
    それは安心も出来、煩わしくも有り。幼児時代ほどの自由も無くて、束縛も無い。本当に不安定。

    ロレンツォの不幸はなんなのか‥
    親がお金持ちな事かな。
    マザコンなのかと思いきや、攻撃しているようにも思える。
    覚えていない・・と言いながら、何処かで記憶に刷り込まれているのかな?自分の母親に殺意を持った異母姉の事が。
    信頼していたんだね。疑う事を知らない少年だったからこそ、何だか解らない両親への不信感と揺れていたのかもしれない。

    我が子が、ウィンタースクールに行くと偽って、地下室に隠れ住んでいたと知ったら、母親としては泣きたくなる位辛い。
    楽しんでいると信じていたのに・・と。失望し、同情し、後悔する。どうして・・と責め立てるだろう。
    でもちょっと違う。
    少年にとってこの一週間は凄い人生勉強だった。
    ボロボロになりながら、自分の母親を殺したいくらい恨みながら、挫折しながらも自由な自己表現方法を持ち、才能を見出していた異母姉の存在。
    彼女が、唯一無二の姉としての愛情を示してくれた。

    きっと原作がしっかりしているんだろうね。凄く良かった。

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    ネタバレあり
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  • えりか

    3
    2013/4/13

    試写会で見ました。
    暗くてドロドロした話だったらどうしよう、と思っていたのですが、
    さわやかな青春ものでしたよかった。
    男の子の心が成長する話です。
    最初はわがままで変な子なのかと思ったけど、根は優しい子だった!
    異母姉のオリヴィアが綺麗でした^^
    ロレンツォの肌が汚いのは役作りなんだろうけど
    もうちょっときれいでよかったと思う!笑

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