ウィ・アンド・アイ|MOVIE WALKER PRESS
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ウィ・アンド・アイ

2013年4月27日公開,103分
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「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー監督が、自らの高校時代の体験を基に、ティーンエイジャーの本音を見つめる青春ドラマ。一台の下校バスに乗り合わせた若者たちの虚勢や不安、複雑な心模様をあぶり出す。キャストは、ブロンクスのコミュニティ・センター“ザ・ポイント”に集まる実在の高校生たちを起用。

予告編・関連動画

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

NYブロンクスにある高校では、ようやく夏休みを迎えようとしていた。バスで帰宅する生徒たちはいつもの面々、車内はすでにお祭り騒ぎで、彼らの話題は誰と誰がくっついて別れたという恋愛話、そしてくだらない仲間のスキャンダルだ。中心グループのマイケル(マイケル・ブロディー)やビッグ・T(ジョナサン・ウォーレル)は、小学生を無理やり席から立たせ、お婆さんにはセクハラまがいの嫌がらせを仕掛けて、定位置のバス最後部の座席を占領。そこに、いつもマイケルたちの後を付いて回るテレサ(テレサ・リン)が乗り込んでくる。気分転換にとブロンドのかつらをかぶった彼女に車内は再び大騒ぎ。さらにマイケルは、テレサがパーティーで他の女とキスしていたとばらしてしまうのだった。女王様キャラのレイディ・チェン(レイディーチェン・カラスコ)は、親友のナオミ(《ナオミ》マーフィー)とパーティーに呼ぶ友達の人選に忙しく、招待の断りメールが入ってキレまくっている。ブランドンとルイスのゲイカップルは浮気のトラブルを抱えてバスの中で修羅場を繰り広げ、周りの仲間に慰められる。バスが進み停留所に止まるにつれ、生徒たちがひとりまたひとりと降り、車内には次第に静寂が訪れる。そして、彼らの内に秘めた個性と本音が見え始める。だがそこに学校の仲間のイライジャが刺されたというメールが飛び込んでくる……。

作品データ

原題
The We and The I
製作年
2012年
製作国
アメリカ
配給
熱帯美術館
上映時間
103分

[c]2012Next Stop Production. LLC [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.0
  • potewoods

    3
    2013/5/25

    どこまでリアルなのか分からないが、監督は長期間実際のブロンクスの高校生たちに取材をして、また出演者も同様に実際の高校生で作り上げたというから、ほぼこの通りのようなんだろう、ということにしよう。
    これがリアルなんだとしたらまず彼らのマナー、柄の悪さにゲゲっとなる。めっちゃ悪いで、こいつら。こんなことされたら殴り合いになるだろう、と思ったら以外にもぜんぜん殴り合いにはならない。つまりこういうやりとりの仕方だということなのか?こんな中に入りたくはないけど、見る分には興味深くておもしろい。
    関連して思い出した映画は、エレファント、とか、桐島部活辞めるってよ、とかかな。
    しかしまあどう見ても高校生に見えない(とくに見た目日本人からすると)けど、精神的にはやっぱり幼くて、そのへんは国、文化がちがっても普遍的に見える。
    京都の大学生映画部なんかは、ぜひこれを見て、市バスで京都版の学生映画でも撮ってみたらどうか。
    これから海外留学するってゆう学生も、この映画見てみるのもひとつ勉強になるでしょうかも。

    なかなかおもしろい映画でした。二回くらいの見た方が楽しめそうなタイプ。ついぞ本人が現れなかったけど、イライジャという奴のキャラが、動きとかだけからなんか分かる(こういう奴いるよな)と思えるし、なんか気に入ってしまった。どうでもいいが、私の好きなboards of canadaの音楽が三回くらい使われていた。使われ方はイメージに合わなかったけど

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  • seapoint

    3
    2013/5/5

    元気有り余るティーンエイジャーは、ほとんど猿だ。
    下校後、大量の高校生が民間バスに乗りめば、檻に入った猿同然。
    第一にマナーなんてものは、ない。
    くだらん会話は騒音でしかない。
    乗車した高校生は下町育ち、察するに貧困層雰囲気だ。これが例えばゴシップガール的な高校生なら(バスには乗らんが)まだ分別あるか。
    しかし、それは集団という理由もある。海外は個人主義かなと思ったのだが、それは別の話。もちろん、個々の意見も言うけれど大方どこかしらのグループに属していたりする。つまりどの国の高校生も変わらないってこと。
    徐々に人が減り、空も太陽が陰りを見せ、夜に差し込む。(どんだけ長い距離なのか?)人の心は時に本音を開かせる。集団だったら、絶対隣合わせない人物同士のぎこちない空気から、本音トークが始まる。
    決して珍しいことではない。誰でも経験したことはないか。バスでなくとも、顔見知り程度の人物と習いごとが一緒だったとか、教室ではないどこかで偶然に会い、時間を共有するとか。

    この映画は差し水も用意している。
    アレックスがマイケルに発する言葉だ。マイケルは自分ではとてもいい感じと満足気でそれに伴うお誘いをしてもアレックスは現実を見ている。これがまた集団に戻ったら同じ、人間関係はそうそう上手く行かんものだ。
    楽しい集団会話もありだけれど、個々の会話はとても重要だ。

    それにしてもすごいマナー。ドライバーもすごい。タフでなくちゃやってられん。ドライバーの便乗ピザシーンはいかにもアメリカらしい。

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