天使の分け前|MOVIE WALKER PRESS
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天使の分け前

2013年4月13日公開,101分
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「麦の穂をゆらす風」で第59回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを獲得したケン・ローチ監督が、トラブルばかり起こす青年がウイスキーと出会ったことにより成長していく様を描いたヒューマン・コメディ。“天使の分け前”とは、ウイスキーが熟成する過程で年2%ずつ減っていくその減少分を指す言葉。本作でデビューを果たしたポール・ブラニガン、「エリックを探して」のジョン・ヘンショウ、「クィーン」のロジャー・アラム、「明日へのチケット」のガリー・メイトランドらが出演。脚本は「SWEET SIXTEEN」や「麦の穂をゆらす風」などケン・ローチ監督と数々の作品でタッグを組んできたポール・ラヴァティ。第65回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作品。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

スコッチ・ウイスキーが根付くスコットランド。この地は今、不況にあえいでいた。家族とうまくいっておらず何かにつけ暴力沙汰を起こしてきたロビー(ポール・ブラニガン)は、またしても問題を起こし捕まる。しかし恋人との間にできた子どもがじき生まれることを鑑みて、刑務所送りではなく社会奉仕活動をするよう言い渡される。そこで指導者のハリーと出会い、ウイスキーの奥深さを知ったロビーは、次第にテイスティングの才能を目覚めさせていく……。

作品データ

原題
THE ANGELS' SHARE
映倫区分
G
製作年
2012年
製作国
イギリス= フランス= ベルギー= イタリア
配給
ロングライド
上映時間
101分

[c] Sixteen Films, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,Urania Pictures, France 2 Cinema, British Film Institute MMXII [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.6
  • r1ace

    3
    2014/3/10

    欧米との文化の違いなのでしょうか。

    どれだけ貧しくても、苦しくても、辛くても、
    「盗み」をしてはいかんと思うのですよ。
    そしてそれを肯定することも。

    あ、唯一オーケーなのは悪人からの盗み。
    (ルパン三世とかそんなの)

    お世話になった人に恩返ししたい、主人公のその気持ちはよろしい。
    が、それに盗品を使うのは…ねぇ。

    彼らの行いで、確かに誰も不幸になってはいない。

    でも…そんな彼らの行動を肯定してしまうと、
    「気付いてないなら、悪い事しても問題ない。」
    って事になってしまいませんか?

    物語としてはきっちり完結してるけど、
    なんともスッキリしない映画でした。

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  • ひゃん

    4
    2013/10/15

    行動の是非で問うなら、まったくけしからん映画ではある。
    天使の分け前と言いながら、結局そうなるの?というお話。
    しかしこれは良識を問う前に、分けちゃったら?という監督の
    社会持論を明らかに謳い上げている作品である。
    登場する若者達は(本人の素性もあろうが)働く場がない。
    必然と悪の道に染まり、暴力に明け暮れ、社会活動に流れる。
    もうそういう若者には、二度と更生の道は拓かれないものか。
    物語にはそういう若者を見離す大人と見守る大人が登場する。
    どちらのやり方が良いとか悪いとかではない。
    ただこれから生きていくためには何としてでも自分の努力で
    今の現状を打開しなくてはならない、その手助けをしている。

    ウイスキーの魅力を愛好家のハリーから教えられたロビーは、
    自身にその素質があることに気付く。何とかして職業にしたい
    (あるいは金儲けしたい)ロビーだが、もちろんコネも金もない。
    そこで奉仕活動仲間の悪友を取り込み、とある計画を立てる。
    (ここでウイスキー作りに精を出すと思ったら、大間違い^^;)

    今作で非常に面白いのはウイスキーの知られざる魅力だった。
    自身は飲まないので味そのものの魅力はまったく分からないが、
    熟成樽の中で年間2%蒸発する分を「天使の分け前」だという、
    ずいぶん粋な表現だな♪と思って感心した。

    笑うに笑えない現状が一気にドキドキさせるシーンへと代わり、
    最後は想像通りのハートウォーミング路線へと持っていかれる。
    少し前のK・ローチ作品にはまず笑いなどあり得なかったが、
    二作前の「エリックを探して」なんかはかなり笑った記憶がある。

    テーマは分け合うこと。助け合うこと。恩意は謝意で返すこと。
    あと悪友たち!早く更生しなさいよ。

    (どの国の若者も現状は厳しいねぇ。でもどこかにきっと道はある)

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  • どすん

    4
    2013/8/10

    スコットランドの
    スコッチ・ウイスキー
    の話です。
    これ見たかったんですよ~
    やっぱ 酒好き なんでww

    監督はケン・ローチ監督です。
    第65回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞の作品です。

    この監督癖があるんですが
    大きく
    暗い癖がある映画
    明るく癖がある映画
    なんですww

    今回は後者。
    2年前にエリックを探して
    1年前はルートアイリッシュ

    楽しげなのとシリアスなのが互い違いに流れてきてますねww

    舞台は裁判所。
    不況に会えずスコットランド。
    そこで、行き場のない若者たちがベルトコンベアーのように罪を裁かれていく。
    その中でロビーは少年刑務所に服役したことのある若者。
    しかし、もうすぐ父になるということで、ほかのメンバーと同じように社会福祉活動をするように言い渡される。彼は父親も服役しており、社会から見放されていると自覚はしていたがレオニーと間に子どもができこの生活から脱却していた。
    しかし、彼のケンカガタキからは常に喧嘩を売られ、周囲もそんな風に見ている。加えてレオニーの父親は実業家でロビーと暮らすことをいろんな手を使って裂かそうとしてくる。

    そんな中、社会福祉活動のボスであるハリーは社会奉仕の連中を連れてスコッチウイスキーのテイスティングに連れていく。そこでロビーは自分に向いている能力があることに気付く。そして彼の人生が変わっていく。

    そんな感じで進んでいきます。
    タイトルの
    天使の分け前
    はスコッチウイスキーは1年間で置いておくと樽の中で2%蒸発して減っていきます。この2%のことをそういうそうです。

    この天使の分け前
    ってネーミングいいですね~
    この天使の分け前って言葉が最後に
    ホンワカさせてくれます。

    もちろん、映画の内容すべて
    いいやん!!
    ってな流れじゃないですけど・・・
    憎めないですよね~
    ロビーww

    劇中に使われている曲・・・
    懐かしい!!
    The Proclaimers - I'm Gonna Be ですよね??

    めちゃ好きだった映画
    妹の恋人のテーマ曲ですww
    家にDVDあるハズ・・・
    見たくなってきたww

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