利休にたずねよ|MOVIE WALKER PRESS
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利休にたずねよ

2013年12月7日公開,123分
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織田信長、豊臣秀吉に仕えながらも、その圧倒的な美意識が人々から認められた、希代の茶人・千利休。彼の知られざる若き頃の恋にスポットを当てた、山本兼一による直木賞受賞小説を市川海老蔵主演で映画化したラブストーリー。利休が実際に使用したとされるものなども含め、数々の茶の名器がスクリーンを彩る。

予告編・関連動画

利休にたずねよ

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

豊臣秀吉の怒りにふれ、千利休は最期の時を迎えようとしていた。妻・宗恩はこれまで夫に対して感じてきた疑問を投げかける。それは“利休が秘かに誰かに思いを抱いていたのではないか?”というもの。確かに若かりし頃、色街に入り浸っていた利休は高麗からさらわれてきた女に心を奪われ、その出会いは彼に大きな変化をもたらすものだった。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2013年
製作国
日本
配給
東映
上映時間
123分

[c]2013「利休にたずねよ」製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.3
  • お水汲み当番

    4
    2020/7/19

    正直、私は茶の世界のことは門外漢なものですから、たぶん信長・秀吉も私と同じ気持ちを抱いたのであろうな、と、かすかな疎外感を抱きながら観ていました。

    利休の所作はあくまでも美しく、しかし利休の心はあくまでも醜く、その描きわけが見事だったと思います。

    千家3派が協力していますが、映画によって始祖の心のギラギラとした醜さを描くことになるとは、思ってもいなかったのではないでしょうか。

    時代考証に関しても、浅さが目立ちます。

    利休の思い人が朝鮮人だったというくだりは、「取ってつけた感=嘘っぽさ」がアリアリとしており、ストーリーの面白さを半減させてしまっています。

    トウガラシ料理が彼女との重要なエピソードとなるわけですが、トウガラシが朝鮮に伝わったのは、誰でも知っているように、もっと後の時代です。

    また黄金の茶室は利休が設計したもの。
    その黄金の茶室を批判する利休って何?
    つまり自分で自分の尻を蹴っ飛ばすお話でしょうか。
    理解不能でした。

    野心にギラつく心の動きを目玉の力によって表現し尽くし、美しい所作で茶を立てる海老蔵の演技力に対し、★4つ。

    ※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。

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  • えこう

    4
    2014/3/19

    なかなか近場の劇場で公開されなかった作品でしたが、
    ようやく舞鶴で公開されまして、鑑賞することができました。

    原作は直木賞受賞作品で山本兼一の同名小説。
    公開の最中、原作者死去のニュースが飛び込んできました。
    私の足を劇場に運ばせたゆえんもここにあった。

    時代もの、静かな展開に流れます。
    うっかりすると眠気をもよおしそうになります。

    利休という人物は知っていたけれど、切腹して最後を遂げられたとはこの映画を観るまで知らなかった私。

    ほんとうに歴史を学ぶには格好の作品ですが、
    ある程度、予備知識を持った上で鑑賞したほうがストーリーを飲みこみ易かったのかなあと思いました。

    配役陣は実に素晴らしいです。
    歌舞伎役者の市川海老蔵 市川團十郎での父子での共演は見ものでしたし、
    19歳の青年期から69歳までを海老蔵は物の見事に演じられていらっしゃいました。
    同じ演者とは思えないような晩年までの演じ分けは見事です。
    柄本さんや伊武さんのお顔も見えました。

    最後、豊臣秀吉によって理不尽な切腹を命じられるわけですが・・・
    疑問は尽きませんが、この美しいたたずまいや所作には
    海老蔵でなければ演じられなかっただろう持ち合わせた雰囲気は観る者を魅了させてくれます。

    教養ある作品で万人向けする作品ではないのかもしれませんが、
    しんしんと茶の湯の世界に身を置く利休の美しさがひと際目立ちます。

    飾り気こそないけれど、奥ゆかしさを兼ね備えた
    素晴らしい日本の伝統文化を捉えた素晴らしい作品だった。
    今もって、茶道を志す人がある限り、そうした利休の思いが今に伝わり続けていきます。

    劇中、利休は切腹を命じられた時、半生を回顧する形で物語は進んでいきました。
    若い頃に朝鮮半島から来た女性との記憶をよみがえらせ
    ていきます。
    それが肌身離さず持っていたある高炉であったり、指の爪だったわけです・・・

    三井寺、大徳寺、神護寺、彦根城など、国宝級の建造物でロケされたという映像も見ものですし、
    劇中で登場される黒楽茶碗などは実際に利休が愛用されたもの使ったものだとか、
    そうした小道具類にも注目です。

    私にもう少し 教養と究める心得があれば、また違った
    観方をしていたのかもしれませんが、そういう意味で
    敷居の高い映画だったのかもしれません。

    しかしながら利休の放つ美しさは毛穴からも伝わってきました。
    前半は不覚にも舟をこいでいた私でしたが、後半は
    スクリーンに引き付けられるものがありました。
    前半と後半と全く違った映画になっていたような気がしました。
    シニア世代に人気の作品でしたね。

    千利休の生涯を内側から見つめた趣きのある作品でした。
    茶の湯を点てるシーンが美しくて心がなごみます。
    茶道を好きな人にお勧めです。

    物語には理解に苦しみましたが、海老蔵=利休を観られただけで鑑賞した価値はあります。
    この映像美には惚れた。

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    ネタバレあり
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  • 門倉カド

    4
    2014/2/4

     決してハッピーエンドではありませんが、その切なさもまた、この映画らしいと感じました。
     市川海老蔵さんと市川團十郎さんの親子共演が観られる作品でもあります。出演者もかなり豪華なので、是非ご覧になってみて下さい。

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