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投稿レビュー(14件)さよならドビュッシーは星4つ

「さよならドビュッシー」に投稿されたレビューを
ユーザーが投稿した5段階評価を基準に、「良い」(星3つ以上)と「残念」(星2つ以下)に分けて表示しています。

ピアノの音色と少女の涙が美しい (投稿日:2014/3/29)

火事で祖父と姉妹同然のいとこを失い、自らも全身に大やけどを負った女子高生・香月遥。

ピアニストになる夢をかなえるため、不自由になった体に鞭打ち、
ピアノ教師・岬洋介の指導のもとコンクール入選をめざしてリハビリと特訓を開始する。
しかし、実業家であった祖父の莫大な遺産の相続人となった途端、
遙の身辺に危険な事故が多発し始め…。

音楽ミステリーというジャンルになるらしいですが、
映画としてはミステリーには力点を置いていません。
主人公の少女『遙』の葛藤や心の揺れを描いてみせ、
音楽にかける情熱を岬のピアノ演奏と語りで伝える、映像美あふれる映画。
と考えた方がいいでしょう。

全編にあふれるピアノの音色と旋律に身を委ねて楽しむのがお勧め。

絵を撮るのに細部まで気を配っているのがわかります。
情緒的で不思議な雰囲気の映画になっていて、なかなかいいと思います。

岬洋介役で俳優デビューを飾った清塚信也氏はプロのピアニストです。

最大の見どころは彼が弾くリストの超絶技巧練習曲第4番「マゼッパ」
あれ?これ、生じゃない?って思ったのですが、本当にそうでした。

通常の録音した音源にあわせて当て振りで撮影する方法ではなく、
同時録音を1カットで撮影したものを、何テイクも角度を変えて録ったといいます。
それこそ何度も弾かされたそうです。(^^)
ちょっとしたミスタッチもかえって生の迫力を増していた気がします。

清塚氏は「のだめカンタービレ」や映画「神童」で、ピアノ演奏の吹き替えを担当していた方で
演奏はもちろんのこと、その演技力やビジュアルも役者顔負けの素晴らしさ!
ピアニストの役ですから台詞も芸術に関する話題が多い訳ですが、さすが表現者。
全てを自分の言葉で語っているように思えてしまうほどでした。

撮影中に橋本愛にピアノ指導していたので、実際本物の先生気分になってしまったと言います。

しかし「ピアノ映画」として観た場合はきっと物足りなく思う方も多いことでしょう。

ピアノコンクールで演奏する曲として、ドビュッシーの「月の光」って小学生?って違和感がありました。
高校生ならベ-ト―ヴェンのソナタ「月光」のほうじゃないかなぁ。
でもそれじゃ、さよならベートーヴェンになっちゃいますね。( ̄w ̄) 

だから、きっと「課題曲」ではなくて「自由曲」に変更したんでしょうね。映画では。
(この曲は原作では単に課題曲だったらしい)

映画というものは「監督の作品」だといいます。
この映画もどうやら「原作」とは設定や展開が大きく違うらしいです。

「岬洋介シリーズ」のような連作ものを狙ったものではないのは明らかで
原作の「ピアニスト探偵」なんていう安っぽい設定をあえて無視したと考えられます。
エピソードの挿入や事件そのものの大胆な変更もして、
「殺人事件色」を限りなく薄め少女の成長を描きました。

実は監督が利重剛だから観た映画なんです。
金八先生の生みの親の脚本家、小山内美江子さんの息子で、俳優としてはドラマ「父母の誤算」で主演を務め、すごくクレバーで嫌~な少年をうまく演じていましたっけ。

映画監督や脚本も手がけるという多才さで、この作品も前作の「クロエ」という作品も彼が脚本に関わっています。
大好きなボリス・ヴィアンの『うたかたの日々』(『日々の泡』)を日本映画に置き換えたものです。

なので。

利重氏の新しい物語を味わうというほうが、この映画を観る態度にふさわしいでしょう。

それと、もちろん。
香月遥役の橋本愛の表情を眺めるための映画でもあります。»ガイドライン違反報告

投稿:月うさぎ

評価:4
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3回見たよ (投稿日:2013/8/13)

1回目はさらりと。
2日目は、じっくり音楽に浸る。
3回目は、自分もセリフを吐きながら。。。
本当は、もっと書くところですが、はまりすぎて、批判や、寸評など、もっともらしいことは、違っている気がして、書けません。自分で観て聴いて感じて3回は見ないと!って思うし、4回でも、5回でも見たくなるしって思う。。。。そんな音楽映画でした。»ガイドライン違反報告

投稿:あんみつ姫

評価:5
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ミステリー、なのか? (投稿日:2013/3/29)

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第8回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた小説の映画化。
原作は読んでないため、どのくらい凄いミステリーなのか分からず、
とりあえず観ていくと…エ?これってこういうことなんじゃないの?
なんていう核心が早い段階で確信に…(結局アタリだったりして^^;)
まぁそのあたりの…サスペンス(以降も続くんで)としての観応えは
人それぞれになるのかなぁーという感じなんだけど、
そんなことより配役の妙、というか^^;面白い人を設定してますね。
なんですか、あの叔父は。あの刑事は。父親は柳ユーレイ^^;だったし。
ミステリーなのか、はてまたギャグなのか。
まぁ何にせよ、最後まで退屈はしませんでしたけれども。

いかにもな設定によく似合う橋本愛。最近引っ張りだこですねぇ。
何ともいえない目力を発揮する女優さんで、巧いとは思うんだけど、
どうもこの子は感情を爆発させる場面(ツナグの時も)が苦手っぽい。
一生懸命に泣き叫んでいるんだけど、ちょっと違う^^;
力の入れ方が痛々しく見えて、ちょっと可哀想になってくるんだけど
この難役(感情面で)をよく演じ切ったと思う。
何しろ周囲があんな感じ^^;の中、ピアノの先生(清塚信也)とよく
頑張ったと思う。二人の熱演でなんとか最後まで観れたような気が。

この実際にピアニストである清塚さん、初めて観たんだけれど、
ゴローちゃんか?(ゴメン)と見紛う髪型で、立ち姿なんかも似てる。
それは演技としてのポーズなのか?なんて疑いながらも、
さすがの演奏シーン(本業ですしね)、演技の方も悪くはなかった。
物語の筋とは関係ないだろうが、彼がピアノに対して語る想いの丈が
本当に好きなんだな~ピアノが。というのが見てとれて好感が持てた。
橋本愛も演技に余裕が出てくるようになれば、もっと観応えある役が
こなせそうな感じがするぞ。頑張れー。

おそらく原作が良いのだろうから、
もっとそっちで観応えがなければいけないんだろうが、ミステリーと
しては普通の仕上がりで、ピアノ演奏(それこそドビュッシー)に酔い
しれながら、数奇な運命をどう受け入れるか考えたくなる課題作品。

(指が動かなくなるなんて不安だよね。私もたまにパソコン中に…^^;) »ガイドライン違反報告

投稿:ひゃん

評価:3
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僕の大好きなドビッシー その曲を演奏したいと懸命な彼女が切なく思える映画でした! (投稿日:2013/2/16)

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ドビッシーのピアノ曲が大好きな僕としてはぜひ観てみたかった映画でした。

少女時代からピアニストを目指していた資産家の孫娘・はるかとその家に養育されるようになったルシア。
お互い、遊びあいながらピアノを弾くことを夢見ます。
やがて大人になって、悲劇が二人を襲います。
火事で資産家の祖父とメシアが焼死。はるかも大やけどを負いながら生き残ります。
医師とピアノ教師の懸命な支援で、なんとかコンテストに出演できるまでに回復。
子どものころに、はるかはルシアにきっとルシアのためにコンサートで「月の光」を弾くと約束していたのです。
そして、コンテストの大舞台ではるかは見事に「月の光」を弾き終えるのですが…。

本当を言うと生き残ったのはルシアの方で、その事はピアノ教師は、指の大きさを見て分かっていたとの事。
コンテストの大舞台で、緊張のあまり指が動かなくなった「はるか」こと「ルシア」。
最後の魔法ということで、ピアノ教師は、子どもの時に「はるか」が「ルシア」に渡した水晶のような石を、ルシアに渡します。

ちなみに、コンテストの指定曲のドビッシーの「アラベスク」は3分46秒。自由曲で選んだ「月の光」は5分20秒です。
バックに流れるドビッシーのピアノ曲にうっとりして映画を楽しめました。»ガイドライン違反報告

投稿:kin_chan

評価:5
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前半が残念だが、ピアノに引きこまれる (投稿日:2013/2/15)

このミス大賞受賞作ということでミステリー要素も十分に期待していったのですが、映像としてみるとなんとも事件の真相が簡単に垣間見えてしまって残念でした。

ただ、主人公の少女のピアノを弾くということに対しての想いの変化はとてもきれいなもので、ピアノの旋律ととてもマッチしていたように感じます。彼女の涙には何か引き込まれるものがありました。雨の中で大号泣するときの涙、自身の抱える葛藤をどうすれば解決できるのかを悩み先生にすがるときの涙、万感の思いでアラベスクを弾くときの涙、そして何より自分が解放できたと感じたであろう月の光を引きながらの涙。後半は怒涛の涙ラッシュで、私としては大きな秘密を持ちながらも歩んでいくこの少女の成長のみをメインで、ミステリ要素はほんのおまけ程度、ほとんど皆無な映画にしても良かった、むしろしてほしかったかなと思います。涙とともに変化し成長する彼女の様子が美しかっただけに、ミステリ要素を出そうとしていた前半部分がとても陳腐に感じられてしまいました。

ミステリとしてみるのはお勧めしませんが、一人の少女の成長記録としてはとても良い仕上がりだと思います。»ガイドライン違反報告

投稿:あか

評価:3
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音楽を飛ばす (投稿日:2013/2/8)

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ミステリー大賞を受賞した原作を映画かされているようですが原作は未読です。

ミステリー映画が好きな人にとっては物足りなさを感じるかもしれませんが、音楽映画としてはクオリティが高いと思います。

悲劇を乗り越え姉妹の様にように育った従妹の夢と思いを果たす為に苦しいリハビリを乗り越えピアノコンクールに出場する為に頑張る主人公とそれを支え、事件の謎を解き明かそうとするピアニストの岬洋介。

今回岬洋介役には本格的に映画デビューしたピアニスト・清塚信也さん。
過去には「のだめカンタービレ」では玉木宏さんのピアノの吹き替えや、映画「神童」では松山ケンイチさんの指の吹き替え(勿論、松山氏も清塚さんにピアノの指導を受けて演奏しておりました)やご本人もワンシーン作品に登場していました(笑)

役柄がピアニストということで特に演技に関して違和感を感じず、とにかくピアノの演奏シーン、主人公・遥のピアノの指導シーンなどはすごく惹き込まれました。

事故でやけどを負った遥を治療する医師役には吉沢悠さんが自分の腕のよさをマシンガントークのように話すのが印象的でした(笑)後半以降コンクールが近づいてくると同時に彼女の周りに色んな出来事が起こり、思うようにピアノが弾けなくなりますが、その理由と彼女がずっと抱えていた体の痛みと心の痛みを最後、岬が開放してくれるシーン。そして最後の演奏シーンは素敵でした。(何と表現したらいいのか難しいのですけど)

苦しみ、もがきながら、命をかけて最後まで約束の曲「月の光」を弾き切った彼女をきっと作品を観た人達は岬と同じように抱きしめてあげたいと思ったことと思います。

出演者が結構意外な面々が登場しているのも面白いですし、それがそれぞれいい味だしていると言うか…コンクールのシーンメンバーになんと堤監督がサプライズ出演していたのも見どころ?

また心に残る音楽映画に出会う事が出来ました。»ガイドライン違反報告

投稿:馮美梅

評価:3
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ミステリーではなく少女の成長物語 (投稿日:2013/2/4)

「このミス」大賞作品の映画化だからミステリーなのかと思っていたがそれは物語の伏線のようなものであり、香月遥(橋本愛)のピアノコンクール出場に向けた成長物語の要素が強い作品。ピアノもそうだが劇中の蝉の声とピアノ曲「熊蜂の飛行」が印象的。やっぱり夏っていいね。»ガイドライン違反報告

投稿:fox114

評価:4
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まあまあかな~ (投稿日:2013/2/3)

映画『つなぐ』で泣く演技が素晴らしいって思ってた橋本愛を見に行ったって感じかな?泣くシーンがあるんですが…この子泣くシーンは本当に上手だなって思いました。原作を読んでないので良くわかりませんが…原作はもう少しひねってるんでしょうね。余談ですが前の席の方…名古屋の町が出てくるとここ何処だったって横の方に話かけるのがうっとおしかったでした。»ガイドライン違反報告

投稿:akmandyu

評価:3
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副題「ピアニスト、岬洋介の事件簿」的映画 (投稿日:2013/2/1)

ここでの評価が高いので、見てきましたが
普通の映画でした。

また、主人公は遙(橋本愛)ですが、
主役はピアニスト岬洋介(清塚信也)でした。

ピアノのレッスンのシーンが最大の見せ場で有り、
演奏はステキでした。
それ以外は、物語自体が現実感に乏しく、
ストーリーやミステリーはただの付け足しにしか過ぎません。

ピアノ好きな方にお勧めです。»ガイドライン違反報告

投稿:makaberokurouta

評価:3
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キャスティングの秀逸さ (投稿日:2013/1/30)

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いたるところに名古屋ゆかりの役者がちりばめられていて、それだけでも楽しめるのだが・・・
最後の種明かしで三ツ矢雄二の存在がピンと来る。
まさにピアニスト版『タッチ』ではないか!
原作は知らないが、『私が、生きる肌』のリスペクトだろうか?»ガイドライン違反報告

投稿:妄想男爵

評価:5
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