終戦のエンペラーのレビュー・感想・ネタバレ・評価|MOVIE WALKER PRESS
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終戦のエンペラーのレビュー・感想・ネタバレ・評価

2013年7月27日公開,107分

ユーザーレビュー

3.7
  • E233系やすお

    3
    2013/8/5

    終戦のエンペラーを鑑賞しました。この映画を観て感じた事は、フェラーズ准将と通訳として登場していた高橋のストーリーのような感じでした。

    フェラーズは、かつての恋人アヤを想いつつ、一方では、なかなか思うように打開策が見いだせず、苦悩していた。だが、時折、恋人アヤとのシーンもあり、重苦しい映画ではなかった。
    フェラーズが一人でアヤの生家を訪ね、アヤが空襲で亡くなった事を知り、涙を流したシーンに思わず涙がでてしまった。

    昭和天皇が、ポツダム宣言を受諾の英断をしていなければ、今の日本はなかったかも知れない。

    ぜひ、一人でも多く観て頂いて、感じて貰いたい映画でした。

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  • トチロー

    4
    2013/8/5

     すっかりアメリカナイズされた文化で育った世代としては、天皇は「日本国の象徴」にすぎ ず、ワイドショー等で皇族の報道とか見ても鼻白んでいた。

     なので本作も外国人の立場から客観的に日本の文化を見るという興味で「こぉ~れはスゲエ 面白え~」と斜に構えてたのだけれど……

     日本の侵略戦争を批判する米兵の主人公に、中村雅俊演ずる近衛文麿が「欧米諸国の侵略の 方が先だ」と反論する場面にゃ「そうだそうだ言ってやれ~」という思いが沸き上がってきた。

     天皇には戦争責任があるのか無いのか……という占領軍の調査が進み、ラストで遂に昭和天 皇がマッカーサーの元へ馳せ参じる場面になると、思わぬ興奮が沸き上がってきた。

     そこで昭和天皇がマッカーサーに言ったことは聞いたことがあるし、本当に真実なのかは分 からないけれど。涙が溢れてきた!

     この映画観て泣くなんて思ってもみなかったので驚いてしまった。自己分析してみるに、日 本に生れた時点で宿っていたDNAが刺激されたのかな。

     これまでの認識が改まったのは、天皇制が残されたのは日本をアメリカの子分として統治し 易い様にしようというマッカーサーの思惑だと思ってたのが、本当はマッカーサーってそんな に良い人でも有能でも無かったのかな……ということ。

     コーヒーのCMですっかりボケキャラなイメージのトミー・リー・ジョーンズのせいもある かな。

     アラブやパレスチナのことを思うと、人間は誇りにしている物を理不尽に奪われると、命を かけて反発してますよね。

     もし東京裁判で天皇が裁かれて処刑されてたら……日本もまだ戦ってるのかもしれない…… なんて想像が過ってしまった。オレ等は幸せですねぇ。それは昭和天皇のお陰なのかもしれま せんね。

     あとコレも思いがけず、亡くなられた夏八木勲さんが出演されていて、貫録ある演技にも胸 が熱くなった。

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    ネタバレあり
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  • コナン

    5
    2013/8/4

    マッカーサー元帥の命を受けて、太平洋戦争における昭和天皇の役割を探るフェラーズ准将。
    彼の目を通して日本という国と日本国民の本質に迫る力作。
    このような内容の映画をアメリカが作ったということ自体に意味がある。

    作品は終始中立を貫く形で描かれていて、敗戦国の国民である我々が見ても嫌悪感を抱くことは無いだろう。
    このような作品の場合、戦勝国が敗戦国のことを見下した描き方をする可能性があるが、今作は杞憂に終わった。
    特に、中村雅俊演じる近衛文麿とフェラーズ准将の話し合いの場面は白眉であった。
    近衛の言う「日本の行った侵略行為は、かつての連合国のやり方を手本にした」との台詞を作品に入れたことは、賞賛に値しよう。

    さらに本作は日本国強いては日本国民の本質を観る者に説く姿勢があり評価できる。
    西田敏行演じる鹿島大将の言う、日本人とは本音と建て前を持つ国民性であること、そして、日本国民や日本兵の忠誠心の根源は信奉であること、は見事に日本人の核心を突いている。
    彼の言うこの部分を、我々日本人のすべては自分なりに咀嚼し、深く考察すべきと感じた。
    また、本作を見るアメリカ人をはじめとする諸外国の人々は、彼のこの言葉を念頭に置き本作を見るべきだろう。

    身を乗り出すような派手なシーンは皆無な作品だが、歴史的事実の1つ1つの場面はよく描かれていてよかった。
    圧巻は、昭和天皇とマッカーサー元帥の対面シーンだろう。
    片岡孝太郎演じる昭和天皇が、写真を撮り終え一度は椅子に腰掛けるが、すぐに立ち上がりマッカーサー元帥にある言葉を述べる。
    昭和天皇がその言葉を述べるシーンでは、涙が止まらなかった。
    終戦時までの歴代124代の天皇の中で、最も苦しい思いをしたと言われる昭和天皇。
    その昭和天皇が語る、戦争に対する自らの責任に関する言葉を耳にすると、本当に涙が溢れてくる。

    20代、30代の若い世代にこそ観てもらいたい傑作である。

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  • モリゴン

    4
    2013/8/3

    とても良かった。終戦時の進駐軍がどのように日本を治めようとしていたのか、戦犯に対して、どう対処していったのかを、かなり日本寄りに描かれていたのが共感できた。
    白黒はっきりつけようとする米国軍の構えと、日本人ならではの気質、曖昧ではあるが、だからこそ、そこに日本人の本質がある、という事をどう表現するかがとても面白かった。
    そして、とにかく日本を前に進めようとする人々の思いがあったからこそ、今日の日本が存在している事がよく理解できた。
    ただ、その思いは、現代に伝わっているのかなぁと、はたと思ったのも事実。

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  • 元電気メーカー社員

    4
    2013/8/2

    天皇免責による穏便かつ迅速な占領政策を目指すマッカーサー側近の活躍を通じて、天皇の戦争責任を、史実として「ここまでは間違えない」ギリギリの所まで描いた意欲作。「共産圏との対決」という米国の国策があったにせよ、”正義”名目の報復を極力排除しようとした当時のGHQ関係者の奮闘は大いに学ぶべき。片や日本の官僚・軍部は、天皇の名の下に、責任の所在を曖昧したまま開戦を強行し、その一部は天皇を無き者にしてまで降伏を阻止しようとし続けたことも描かれている。今も昔も、日本の支配層は、外国の圧力がなければ決して責任を認めない。当時の日本の支配層の主張を、評論めいた演出は一切加えず、しかし最大限リアルに描こうとしたた制作陣と出演者の誠意に脱帽。主人公が日本人の恋人を探す(この部分はフィクション)を場面を通じ、日本の一般市民が被った歴史上例のない被害や、国家同士の対立で個人までもが憎まれる様を描いたバランス感覚も見事。

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  • タケ

    4
    2013/8/2

    見てきました。

    日本がどうやって終戦を向かえたか…
    戦争における天皇の存在価値は…
    そんなことを連合国側の視点から描いた作品です。

    てっきりアメリカよりのストーリー展開なのかと思ったら、ちゃんと日本視点で考慮されたストーリーでした。

    風立ちぬの次に見たので、繋がるものがあってすんなり見れました。
    史実をベースにしたフィクションですが、天皇とマッカーサーが写る写真がどのような経緯で撮られたのかも分かり、勉強にもなる作品だと思います(^-^)

    また、日本特有の"あいまいさ"作中ではグレーゾーンと言っていましたが、このことも上手く表現されているんじゃないかな~と思います。

    日本人キャストも熱演しているので、日本人なら見ておいて損はないと思います!

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  • たっかん

    5
    2013/8/1

    2013年8月1日、新宿ピカデリーで鑑賞。(9:35~の回)

    冒頭、原爆積んだ戦闘機が出発して、日本で原爆投下、キノコ雲の映像で始まる。
    戦犯については「東京裁判」などで描かれていたものの、「日本国天皇の処遇をどうするか?」について描いた映画は珍しいと思う。

    敗戦直後の日本の描き方も(自分は生まれていなかったが)自然な描写に見えた。
    フェラーズと赤い服着たアヤの竹藪でのシーンは美しかった。

    なかなかの力作である。

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  • ミチさん

    5
    2013/8/1

    なかなか骨太の戦争映画です。ダグラス・マッカーサーは、フィリピンで日本軍に負け、"I shall return."という台詞を残して去ったことは有名であり、この映画で観るように日本対し好意的であったとは必ずしも考えにくい。
    また天皇陛下は確かにマッカーサーとの会見で「命乞い」をしたのであり、それも自らの命と引き換えに国民の命を救おうとしたことも、知られていることである。
    そういう意味では、この映画に新機軸はない。あるとすれば、視点を知日派のボナー・フェラーズ准将にしたことか。
    ケリー国務長官に似たナイスガイだが、彼が知日派になった経緯が良く分からない。一応日本人のガールフレンドがいて、という説明にはなっているが、それが、一国の運命を左右する任務を与えられるものかどうかも分からない。
    そのガールフレンド役の初音映莉子も、ハリウッドはこういう日本人女性が好きなんだということが分かるくらいで、ちょっと同じ日本人としては、もの足りない。
    終戦直後の街中は、全く現在とは異世界で、想像するしかないけど、終戦の日も電車は定刻通りに走っていました、という話もあって、あれほどの被害はなかったのでは・・。
    とまあ、欠点をあげつらえば、キリがないが、それも映画を愛すればこそ。皆さんに観て欲しい!今日は平日だったせいか、普段映画を観ないような老シニアの方が多かった気がします。

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    ネタバレあり
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  • 星織音

    4
    2013/8/1

    アメリカ人監督のハリウッド映画のようでしたが、日本人がプロデューサーでした。

    プロデューサーの奈良橋陽子さんは、この映画の登場人物である関屋貞三郎(昭和天皇の側近)のお孫さんのようです。

    この映画のメインテーマは、『真の戦争責任者を探せ!そして天皇陛下の戦争責任はあるのか?』といった内容でした。

    映画化したいお気持ちは解りますが、ちょっと、最初から、プロデューサーという立場上、不公平感を感じました。

    歴史考証の程度は解りませんが、今まで作り辛かった歴史的価値のある映画だと思います。

    この映画は、字幕の出るアメリカ映画ですが、実質、日本人の沢山出る日本映画です。

    主人公の准将役の俳優さんは、いかにも、ジェントルマンといった感じで良かったです。

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  • ゆっこさん

    4
    2013/7/31

    映画としては「ラストエンペラー」には及びませんがよくできていると思います。が、安倍首相が憲法を変えようとしているこの時期に天皇崇拝?なのか、意図的な物を感じます。

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