預言者|MOVIE WALKER PRESS
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預言者

2012年1月21日公開,150分
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刑務所を舞台に、無学で身寄りもないアラブ系青年がマフィアのファミリーを築くまでを描くフィルム・ノワール。監督は、「真夜中のピアニスト」のジャック・オディアール。出演は、本作で俳優デビューを果たしたタハール・ラヒム、「サラの鍵」のニエル・アレストリュプ 。第62回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

19歳のアラブ系青年マリク(タハール・ラヒム)は無学で身寄りもなく、傷害罪で禁固6年の判決を受ける。送られた中央刑務所は、様々な民族や宗教が入り交ざるモザイクの様相を呈していた。ある日、最大勢力であるコルシカ・マフィアのボス、セザール(ニエル・アレストリュプ )に殺しを依頼されたマリクは苦悩の末、任務を成功させる。マリクはセザールに従うようになり、生き残るために必要な様々なことを学んでいく。

作品データ

原題
Un prophète
製作年
2009年
製作国
フランス
配給
スプリングハズカム
上映時間
150分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.2
  • まこと

    4
    2013/4/27

    早稲田松竹でオーディアール作品2本立て
    併映の『真夜中のピアニスト』に比べるとストーリーのテンポが良く、内容的にも関心を惹かれます

    主人公が服役する所から始まり、刑務所内の最大勢力であるシシリアンたちにパシリのように使われる主人公が、自分がアラブ系シチリア人であるのを良い事に人脈を広げ、独自の勢力を作っていく…というような話です
    マフィアが絡む話だけに、軽いサスペンス感はありますが、それほど派手なアクションはなく、ヒューマンドラマに重点を置いています

    オーディアール監督によれば、この映画のメインテーマは「刑務所を舞台にした成長ストーリー」という事らしいのですが…
    更生施設の中で、より大きな悪に染められ、賢しくなっていく様というのは…むしろ皮肉的に感じるのですけどw
    これを人間の成長と捉える視点は…まあ、人間性の捉え方の問題ですかね~

    ラストの一連のシークェンスも、何ともシニカルですしね
    特にラストカットにはクスッとさせられます

    しかし、前作の『真夜中のピアニスト』というタイトルも、僕には腑に落ちないものがありますが、本作の『預言者』というタイトルも、また微妙ですねえ
    それも「予言者」ではなく「預言者」ですからね…誤訳でなければ、宗教的な存在を指し示す言葉です
    まあ、深読みすれば、複数の言語に通じる事で主導権を握る主人公の存在は、バベルとの関連を示唆しているようにも思えますが
    タイトル1つで、そこまで深読みする必要も無いんですけどね…でも、やっぱりちょっと、不思議なセンスって思いますw

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  • ikyoto

    4
    2012/3/30

    もっと高評価、多レビューでいい映画では?
    映画評は苦手ですが、とても惹きつけられる映画でした。
    「ゴッド・ファーザー」アル・パチーノの表情の変化を思い出しました。

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  • hellohowlow

    4
    2012/2/2

    腹にガツンと来る映画だった。
    癒し系など映画で見たくないという方へおススメ

    リアルな描写とストーリー展開の妙味で、じわじわと引き込まれた。

    ひりひりするような緊張感と
    男だらけの映画だ。

    こういうタイプの映画が、今、いちばん公開されなくなってきてる。
    映画くらい、肉食(といっても体張るだけの低脳ではない)に
    なって見てほしい。

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