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投稿レビュー(6件)最愛の大地は星4つ

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才人です。大戦以来の民族浄化をセルビア側から描く。 (投稿日:2013年12月7日)

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アンジェリーナ・ジョリー
の初監督作品です。
しかも、脚本も彼女です。

どんな映画かと思えば・・・
かなり社会はであっさりとしながら見返すと深みのある・・・
そんな映画でした。

才人ですね・・・。

彼女を初めてきちんと知ったのは
『17歳のカルテ』
という映画でした。

この当時、
ジョンボイドの娘
という認識しかなかったです。
それと、この頃付き合っていた
ビリー・ボブ・ソートン
の彼女という認識・・・
そんな感じでした。

そして、トゥーム・レイダー
売れて
その路線で行くのかな~
って思ってました。

映画以外で、着目され始め
ふ~ん
って思ってたら実際には
映画以外のキャラクターが彼女の本質なんですね。この映画を観て思いました。

1992年のボスニア・ヘルツェゴビナでの紛争を舞台にした話です。
そこにはいろんな『?』が出ては、
それぞれ自分の理解しやすいように理解していきます。

もともとは1991年のユーゴスラビア解体の中で独立を宣言し、ボスニア・ヘルツェゴビナ政府を建てる。セルビア人もそれに倣い自治区を作ろうとするが・・・反対され反対し紛争につながります。

そして、民族浄化として、セルビア側がボスニア・ヘルツェゴビナ政府で反対をしたムスリムを絶滅させようとします。1992~93年、つい最近です。

その方法は、男性の大量虐殺と女性の強姦で進められます。
この頃の周囲の国ではどのように動いていたのか・・・
出遅れた手段も描かれています。
描かれている中心がセルビア側というのも独自の視点なんでしょう。

ユーゴスラビア解体までは隣人として住んでいた民族同士があることをきっかけに憎しみ合っていきます。そのため去年まで恋人同士、親がセルビアとムスリムで・・・こういった矛盾がどう戦争で消化されていくのか・・・

これを丁寧に描いています。



1992年ユーゴスラビア解体とともにボスニア・ヘルツェゴビナ独立の動きが進んでいた。
街は以前と同じように見えていたが・・・堰を切ったかのごとく爆破事件や排斥運動が始まる。
セルビア人で軍人のダニエル、画家でムスリム人のアイラがデートで楽しんでいたバーも爆破事件に巻き込まれる。

4か月後、内戦状態からセルビア人の支配下にムスリム人が置かれる。
アイラのその姉はアパートから出ない生活を送っているがセルビア軍がアパートを家宅捜索に来てアイラは連行されてしまう。

収容所で並ばされ、他の女の人は公然で犯されてしまう。
おののくムスリムの女性たち。

そんな収容所の広場を眺めている将校ダニエル。
そこにかつての恋人アイラを見つける。

映画の作り方、脚本
クレバーです。

アンジェリーナ・ジョリーの秀でた才能を見る映画でした。
映画の持つ静かな民族浄化に対する疑問をセルビア人側から描いたメッセージの強い作品でした。»ガイドライン違反報告

投稿:どすん

評価:5
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女性監督映画 (投稿日:2013年11月10日)

これはまさしく女性の監督した作品ですね。男性だったら触れたくないような事が画かれてる。しかも淡々と…そう、淡々としてるんですよねこの映画、この淡々さが戦争の怖さを語ってる。戦争は大変な事を当たり前の事のようにしてしまう。アンジーの一途さが伝わってくる大事にしてあげたい作品でした。残念なのは出演者の英語がナマッテルぐらいです。
この作品を公開してくださった映画館さん!有難う御座いました!
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投稿:KI-ki

評価:4
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アンジェ、監督でも最高 (投稿日:2013年10月5日)

2012年に世界最高収入を上げた国際女優、アンジョリーナ・ジョリーの第1回監督作品である。エンド・ロールには、脚本もアンジェが書いたとあった。原題はIn the Land of Blood and Honey(血と蜜の流れる地)で、旧約の「乳と蜜の流れる地」に由来していることは明らかである。聖書では「約束の地」カナンを指す語が、20世紀のサラエボでは何とアイロニカルに響くことか。

いや、アンジェはそんな冷笑的にタイトルを決めたのではないだろう。エジプトを脱出したイスラエルの民は、半世紀後にカナンに来たが、この地には既に別の宗教を持つ人々が定住していた。侵入民は彼等と紛争も起こしたが、終いにはともに暮らし、混淆したという(加藤隆『一神教の誕生』)異民族、異教の人々との平和共存。「血と蜜」に込めたアンジェの祈りを感じる

それにしてもこの作品の上映が全国でたった46館とは(公式サイトによる)。さんざん彼女に儲けさせて貰った映画館主の冷たい仕打ちに呆れる。これはアンジェファンに「観るな」と言っているのと同じである。

それがつまらない作品というなら兎も角、出来映えが素晴らしい。大声上げて皆に勧めたかった。その良さをを一つ一つ挙げてみたい。

第1はキャストに、サラエボ生まれのセルビア人やボスニア人を起用したことだ。容貌や雰囲気がアメリカ人や西ヨーロッパ人と違う。土地に生きるスターたちゆえの、差し迫った臨場感があると感じた。

第2は描き方に、グロテスクなほどのリアリズムがあること。恋愛を描きながら、メロドラマに向かわないように、強く心がけている。「二人のために世界はあるの」等という、ノーテンキな日本人が期待する展開は少しもない。敵対しあう、民族と家族の間で引き裂かれる愛。あのような無惨な終末を我々は予想出来たろうか。ショックで呆然とした。

だがあれはまさしく恋愛映画である。あの結末こそが至高な愛の表現でなくて何であろう。

第3は、女性監督でなければ気が付かない、細部にいたる表現が見事である。ヌードやベッドシーンがとても上品だ。伏線も実によく配慮されている。一例をあげれば、ダニエルの父の将軍がアイラを訪れて肖像画を描かせる意味、ダンスシーンも、最初はレストランで、2度目はダニエルの兵舎であるのだが、2度目はアイラを全裸にすることで、彼女の置かれている立場を鮮明に表現する。

アンジェは次の映画を企画中だという。稀な名監督に期待するとともに、次回は、彼女に対する正当な評価を、映画館主がしてくれることをただ祈る。»ガイドライン違反報告

投稿:すすむA

評価:5
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民族浄化 (投稿日:2013年8月28日)

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民族浄化・・って内戦で良く聞かれるんだよね。
日本にも身分制度が有った長い歴史があるから人の事は言えないけど、それとはまた違うもんねぇ。
イメージとしては、例えば、関西人と関東人が争う感じなのかなぁ?
それより幕末の、徳川家対薩摩藩、土佐藩とかみたいな感じかなぁ。
挑発する為に江戸に火を放ったり、京都に火を放ったりしたけど、民族根こそぎ虐待みたいなことはして無かったよねぇ。

昨日までクラスメイトだったり、恋人同士だったりした相手をあんなに蔑めるのかな。
確かに酷い歴史が有って、耐えて来たんだろうけど、それでも個々の民族間で常にそう言う不条理が有ったわけじゃないだろうに。

このないせんでどちらが悪い・・って言っている訳じゃ無い。
どっちも正義じゃない。
それを踏まえて作っている。
どんなに救われても、匿われても、それよりも強い芽生えた復讐心。
それが繰り返すのだ‥と締めくくっている気がする。
民族が大事なのかな・・個々の人間じゃ無く?って問いかけても居るんじゃないかな。

こう言う事が有った事を忘れちゃいけない。
人間の心が、そういう方向に変化することも忘れちゃいけないよね。気を付けないと。
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投稿:

評価:4
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被害の矛先 (投稿日:2013年8月17日)

最近ではあまりないと思ったが、うぅ、異国なのに全編英語…
1992年、つい最近である。政府や軍が戦うならともかく、被害の多くは市民である。戦争はいつだって無抵抗な人々を一番苦しめる。日本人には民族の対立ってピンと来ないかもしれない。同じ国に生まれても民族同士の対立は、生まれながら対峙する宿命なのか。祖先からの洗脳なのか。時代は変わっていくのに民族の根源を掘り起し、その現状にメリットは1ミリもない。
ジョリーは民族紛争より、その中の女性の扱いを中心に扱った。いくら演技とは言え、実際にはこれ以上にひどい仕打ちを受けた人がたくさんいたはず。女性は無力だ。戦争だからという理由では済まされない。話し合いでも銃の交戦でもない、男の道具として扱われる女性たちに目を背けたくなる。
観客でも性別によって見方、考え方がかなり違うきがする。5000人以上の女性が酷い目に合ったそうだ。この行為は有罪になったそうだが、その対処は?戦争がそうさせたのではない。個々の倫理問題である。アイラとダニエル。過去はあまり語られていないが、彼らの間に愛があったかはグレーである。
対立しあう民族。男は時に高慢で、女は最後まで本音を隠す。ラストの展開に2人の本当の顔を見た。
洗脳だ。分かち合えない。
ユニセフ大使としてのジョリーが今まで多国で聞いた話、見た情景を反映させているんでは。ごく一部の人が見るのではなく、多くの人が見るべきでしょう。そして忌々しき問題にNOと思う心を持たなくては。storyは全面緊迫が張り詰め、思い空気だが、初監督としてのジョリー、合格ラインでは?
改めて英語っていうのが惜しい。»ガイドライン違反報告

投稿:seapoint

評価:3
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戦争の惨たらしさや悲劇を痛感します! (投稿日:2013年8月8日)

民族間のいがみ合いが国を二分して内戦を引き起こして、恋人同士の運命も変えてしまいます。(x_x)
また戦争は、人間を悪魔に変えてしまうことを改めて教えてくれる本当に恐ろしく感じました。
どうして、こんなに隣人同士が憎しみあって争うのか!?»ガイドライン違反報告

投稿:コウイチセブン

評価:3
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