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新潟県燕市を舞台に、2004年7月に発生した『平成16年7月新潟・福島豪雨』で家族を失った高校生を中心に、それぞれに“不在”と向き合う人々の姿を描いたドラマ。新潟県出身者を中心にキャスティングした出演者の顔ぶれは、「天使のいた屋上」の中山麻聖、その父で「不撓不屈」の三田村邦彦、「アフロ田中」の原幹恵。

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新潟県燕市。のどかな田園風景に囲まれたこの土地で育った田上陽介(中山麻聖)は、映画を学ぶために地元の専門学校に通っている。しかし、映画に情熱を注いでいる様子はなく、授業も欠席がち。父の大介(三田村邦彦)からは“辞めてしまえ”、担任からは“何やってるんだ”と怒られていた。それでも陽介は、同じ学校の凪音<なおと>(八神蓮)、同じ地区で育った那枷<ともか>(納谷美咲)、高校の友人の嵐<らん>(三上真史)、幼馴染みの茂(加藤貴宏)とその恋人・京子たちとSF映画『鉄魔人の逆襲』の撮影を開始する。ところが、撮影中に監督の凪音が川に転落して亡くなってしまう。映画製作は中断、彼らは何をしてよいのかわからず、諦めたような日々を過ごすようになる。父だけでなく、姉の尚(原幹恵)との繋がりも希薄な陽介の心は、これによってますます家族との溝を深めてゆく。そんなある日、陽介たちの前に、凪音の友人と名乗る歩(片岡信和)が現れる。“『鉄魔人の逆襲』を完成させよう”。歩のその言葉に戸惑いながらも撮影再開に動き出す陽介たち。やがて、陽介は映画に登場するキャラクター“鉄魔人”の幻影に悩まされるようになる。場所も時間も関係なく現れる鉄魔人と、生前の凪音の記憶が、陽介の心に大きな穴を開けたある出来事を脳裏に呼び戻す。それは、2004年7月13日の事。新潟県を中心に襲った『平成16年7月新潟・福島豪雨』で、多くの人々と共に陽介の母・ゆかり(相沢まき)が、命を落としたのだ。母の死は避けられたのでは……?母の死は自分の責任ではないのか……?母の死を現実のものとして受け止め、以前の日常をなんとか取り戻そうとしていた父や姉に対して、陽介はまだ受け止められない。それが家族との間に溝を生じさせる原因だった。だが、自分の心の大きな穴を埋めるために、陽介は現実と向き合おうとする。家族も、そんな彼を自分たちなりに包み込もうとする……。

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作品データ

製作年 2012年
製作国 日本
配給 アイエス・フィールド
上映時間 114
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